一般アプリ帳票を扱う場合、帳票を表示する際にオーバレイも一緒に表示させるには、以下の操作をします。
(1) オーバレイの準備
FORMでベクトルオーバレイ(KOL5またはKOL6)を作成します。
作成したオーバレイは【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【登録】タブで指定している「印刷資源」の格納場所に格納します。格納する際のオーバレイは、拡張子を除いた「オーバレイ名」のファイルで格納してください。
FORMについての詳細は、“FORMのマニュアル”を参照してください。 |
注意
Windows XPおよびWindows Server 2003以降のWindowsにおいて文字幅の仕様が変更となったため、これらのオペレーティングシステム上のList Worksクライアントの場合、ベクトルオーバレイ(KOL6)を作成する際に、オーバレイの文字位置を「両端揃え」とする必要があります。「両端揃え」で作成しないと、オーバレイが正しく表示されません。なお、印刷には影響ありません。
オーバレイの文字位置については、“FORMのマニュアル”を参照してください。 |
(2) 帳票情報の設定
以下のどちらかで「オーバレイ名」と「印刷時のオーバレイの扱い」を指定します。
以下のキーを使用します。
帳票情報 | キー |
---|---|
オーバレイ名 | ADD-OVL-NAME |
印刷時のオーバレイの扱い | ADD-OVL-KIND |
管理情報定義ファイルの設定については、“6.1.2 管理情報定義ファイルの準備”を参照してください。 |
プロパティの【帳票情報の詳細設定】ダイアログボックスで設定します。
List Worksプリンタドライバのプロパティの設定については、“環境構築手引書”および“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
なお、両方に指定した場合は、管理情報定義ファイルに指定した情報が優先されます。
作成したベクトルオーバレイ名を指定します。
印刷時のプレプリント用紙の扱いを指定します。指定により、オーバレイの印刷が決定されます。
指定内容 | 印刷時のオーバレイの扱い (注) |
---|---|
印刷時にプレプリント用紙を使用する (ADD-OVL-KIND=1) | × |
印刷時にプレプリント用紙を使用しない(ADD-OVL-KIND=0) | ○ |
注:帳票を印刷するときに、オーバレイも印刷されるか否か
○:オーバレイも印刷される
×:オーバレイは印刷されない
帳票を表示する場合は、どちらを指定してもオーバレイは表示されます。
印刷時のオーバレイの扱いによる帳票の表示/印刷の関係を以下に示します。