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Interstage List Works V10.3.1 運用手引書
FUJITSU Software

5.1.1 オーバレイの準備

一般アプリ帳票を扱う場合、帳票を表示する際にオーバレイも一緒に表示させるには、以下の操作をします。

(1) オーバレイの準備

FORMでベクトルオーバレイ(KOL5またはKOL6)を作成します。

作成したオーバレイは【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【登録】タブで指定している「印刷資源」の格納場所に格納します。格納する際のオーバレイは、拡張子を除いた「オーバレイ名」のファイルで格納してください。

FORMについての詳細は、“FORMのマニュアル”を参照してください。

注意

Windows XPおよびWindows Server 2003以降のWindowsにおいて文字幅の仕様が変更となったため、これらのオペレーティングシステム上のList Worksクライアントの場合、ベクトルオーバレイ(KOL6)を作成する際に、オーバレイの文字位置を「両端揃え」とする必要があります。「両端揃え」で作成しないと、オーバレイが正しく表示されません。なお、印刷には影響ありません。

オーバレイの文字位置については、“FORMのマニュアル”を参照してください。

(2) 帳票情報の設定

以下のどちらかで「オーバレイ名」と「印刷時のオーバレイの扱い」を指定します。

管理情報定義ファイルに設定

以下のキーを使用します。

帳票情報

キー

オーバレイ名

ADD-OVL-NAME

印刷時のオーバレイの扱い

ADD-OVL-KIND

管理情報定義ファイルの設定については、“6.1.2 管理情報定義ファイルの準備”を参照してください。

List Worksプリンタドライバのプロパティに設定

プロパティの【帳票情報の詳細設定】ダイアログボックスで設定します。

List Worksプリンタドライバのプロパティの設定については、“環境構築手引書”および“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

なお、両方に指定した場合は、管理情報定義ファイルに指定した情報が優先されます。


オーバレイ名

作成したベクトルオーバレイ名を指定します。


印刷時のオーバレイの扱い

印刷時のプレプリント用紙の扱いを指定します。指定により、オーバレイの印刷が決定されます。

指定内容

印刷時のオーバレイの扱い (注)

印刷時にプレプリント用紙を使用する  (ADD-OVL-KIND=1)

×

印刷時にプレプリント用紙を使用しない(ADD-OVL-KIND=0)

注:帳票を印刷するときに、オーバレイも印刷されるか否か

○:オーバレイも印刷される

×:オーバレイは印刷されない


帳票を表示する場合は、どちらを指定してもオーバレイは表示されます。

印刷時のオーバレイの扱いによる帳票の表示/印刷の関係を以下に示します。