SNMPv1
マネージャーと管理対象装置間のSNMPv1通信では、SNMPコミュニティーを利用して認証します。SNMPコミュニティー名は、装置登録時に指定します。管理対象装置のSNMPコミュニティー名のデフォルトは以下のとおりです。
通信先の装置 | 使用する | アクセス | 設定方法 |
---|---|---|---|
ファイバーチャネルスイッチ | public | read | |
private | read/write | ||
Brocade VDX series | public | read | |
CFX2000 series | public | read | |
ETERNUS DX series | public | read |
参考
SNMPコミュニティー名は、Webコンソールから変更できます。
SNMPv3
マネージャーと管理対象装置間のSNMPv3通信では、管理対象装置に設定されているSNMPエンジンIDおよびSNMPv3用のユーザー情報を利用して認証します。SNMPv3用のユーザー情報には、MIBアクセス用とSNMPトラップ受信用があります(兼用も可能)。SNMPv3用のユーザー情報は、装置登録前にWebコンソールから登録しておく必要があります。Webコンソールからの登録は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「SNMPv3ユーザー設定の表示/追加/変更/削除」を参照してください。
SNMPエンジンIDは、装置登録時に製品が自動的に取得します。
本製品で利用可能な認証方式は以下のとおりです。SNMPv3を用いて本製品で管理する装置は、この認証方式の範囲で管理対象装置に設定してください。
機能 | サポート範囲 |
---|---|
認証 | 有効、無効 |
認証アルゴリズム | MD5、SHA |
暗号 | 有効、無効 |
暗号アルゴリズム | DES、AES、3DES、AES192、AES256 |
暗号アルゴリズムに"AES192"または"AES256"を使用する場合は、「付録F SNMPv3プロトコルにおける暗号アルゴリズムの設定」の手順に従って、環境を設定してください。
サーバノードのSNMPv3用のユーザー情報には、あらかじめ、1つのユーザー(esfagent)が登録されています。
esfagentユーザーのデフォルト値は以下のとおりです。
機能 | esfagentユーザーのデフォルト値 |
---|---|
認証 | 無効 |
認証アルゴリズム | - |
暗号 | 無効 |
暗号アルゴリズム | - |
運用に応じて、Webコンソールから、認証方式を変更してください。Webコンソールからの変更は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「SNMPv3ユーザー設定の表示/追加/変更/削除」を参照してください。
サーバノードごとに、異なる認証方式を利用する場合は、新たにSNMPv3用のユーザー情報を追加してください。
注意
SNMPv3用のユーザー情報の登録の際に指定するユーザー名、認証パスワード、暗号化パスワードに、ダブルクォーテーション(")およびシングルクォーテーション(')は指定できません。