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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.3 運用ガイド
FUJITSU Storage

3.1.2 SNMP通信の認証

SNMPv1

マネージャーと管理対象装置間のSNMPv1通信では、SNMPコミュニティーを利用して認証します。SNMPコミュニティー名は、装置登録時に指定します。管理対象装置のSNMPコミュニティー名のデフォルトは以下のとおりです。

通信先の装置

使用する
コミュニティー名の
デフォルト

アクセス

設定方法
(参照先)

ファイバーチャネルスイッチ
ETERNUS SN200
Brocade ファイバーチャネルスイッチ
PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレード

public

read

4.2.1.1 設定

private

read/write

Brocade VDX series
PRIMERGY コンバージドスイッチブレード

public

read

4.2.3.1 設定

CFX2000 series
PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)

public

read

4.2.5.1 設定

ETERNUS DX series
ETERNUS DX200F

public

read

4.3.1.1 設定

参考

SNMPコミュニティー名は、Webコンソールから変更できます。

SNMPv3

マネージャーと管理対象装置間のSNMPv3通信では、管理対象装置に設定されているSNMPエンジンIDおよびSNMPv3用のユーザー情報を利用して認証します。SNMPv3用のユーザー情報には、MIBアクセス用とSNMPトラップ受信用があります(兼用も可能)。SNMPv3用のユーザー情報は、装置登録前にWebコンソールから登録しておく必要があります。Webコンソールからの登録は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「SNMPv3ユーザー設定の表示/追加/変更/削除」を参照してください。
SNMPエンジンIDは、装置登録時に製品が自動的に取得します。

本製品で利用可能な認証方式は以下のとおりです。SNMPv3を用いて本製品で管理する装置は、この認証方式の範囲で管理対象装置に設定してください。

機能

サポート範囲

認証

有効、無効

認証アルゴリズム

MD5、SHA

暗号

有効、無効

暗号アルゴリズム

DES、AES、3DES、AES192、AES256

暗号アルゴリズムに"AES192"または"AES256"を使用する場合は、「付録F SNMPv3プロトコルにおける暗号アルゴリズムの設定」の手順に従って、環境を設定してください。

サーバノードのSNMPv3用のユーザー情報には、あらかじめ、1つのユーザー(esfagent)が登録されています。
esfagentユーザーのデフォルト値は以下のとおりです。

機能

esfagentユーザーのデフォルト値

認証

無効

認証アルゴリズム

-

暗号

無効

暗号アルゴリズム

-

運用に応じて、Webコンソールから、認証方式を変更してください。Webコンソールからの変更は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「SNMPv3ユーザー設定の表示/追加/変更/削除」を参照してください。

サーバノードごとに、異なる認証方式を利用する場合は、新たにSNMPv3用のユーザー情報を追加してください。

注意

SNMPv3用のユーザー情報の登録の際に指定するユーザー名、認証パスワード、暗号化パスワードに、ダブルクォーテーション(")およびシングルクォーテーション(')は指定できません。