4.3A20において、前バージョンから非互換となる機能について説明します。
【非互換内容】
stphanetコマンドまたはhanetnicコマンドのdeleteサブコマンド実行後、仮想アダプターで束ねていた物理アダプターは、束ねられる前と同じネットワーク機能を使用することができます。
【変更点1】
変更前
仮想アダプターで束ねていた物理アダプターは、インストール済みの全ネットワーク機能にチェックが入った状態になります。
変更後
仮想アダプターで束ねていた物理アダプターは、束ねられる前と同じネットワーク機能にチェックが入った状態になります。
【変更点2】
変更前
GLSのインストール後は、すべてのネットワークアダプターにおいて、GLSのドライバにチェックが入った状態になります。
変更後
GLSのインストール後は、すべてのネットワークアダプターにおいて、GLSのドライバにチェックが入っていない状態になります。
【変更点3】
変更前
仮想アダプターで束ねられる物理アダプターでは、仮想アダプターの活性化/非活性化によって、GLSのドライバのチェック状態は変更されません。
変更後
仮想アダプターで束ねられる物理アダプターでは、仮想アダプターの活性化/非活性化によって、GLSのドライバのチェック状態が以下のように変更されます。
活性化後
GLSのドライバにチェックが入った状態になります。
非活性化後
GLSのドライバにチェックが入っていない状態になります。
ポイント
ネットワーク機能のチェック状態は、[コントロールパネル]-[ネットワーク接続]画面で物理アダプターを選択すると、[プロパティ]画面に表示されます。
【非互換内容】
MSFCの汎用アプリケーションリソースに設定するパラメタにおいて、-iオプションの初期値をMSFCの推奨値である5に変更しました。
【変更点】
変更前
-iオプションの初期値は10です(MSCSの推奨値)。
変更後
-iオプションの初期値は5です(MSFCの推奨値)。詳細は、“PRIMECLUSTER GLS for Windows クラスタ連携ガイド MSFC編”を参照してください。