本書の目的
本書は、PRIMECLUSTER GLS for Windows(以降、GLSと略します)の機能、導入および運用管理手順について説明しています。
本書の読者
本書は、GLSの導入、運用管理を行うシステム管理者を対象にしています。
本書を読む場合、以下の知識が必要です。
オペレーティングシステムに関する知識
ネットワークに関するハードウェアおよびソフトウェアの知識
本書の構成
本書の構成は、以下のとおりです。
GLSの概要について説明しています。
GLSが提供する機能について説明しています。
GLSの環境設定方法について説明しています。
GLSの運用方法について説明しています。
GLSの保守操作について説明しています。
GLSが提供するコマンドの使用方法について説明しています。
GLSの環境設定例について説明しています。
Hyper-V上でのGLSの運用について説明しています。
VMware上でのGLSの運用について説明しています。
GLSが出力するメッセージについて説明しています。
GLSでのトラブルへの対処事例および調査に必要な調査資料の採取方法について説明しています。
GLSの新規機能および仕様変更点について説明しています。
本書で使用されている用語について説明しています。
関連マニュアル
PRIMECLUSTER GLS for Windows クラスタ連携ガイド MSFC編
PRIMECLUSTER GLS for Windows 4.3 ソフトウェア説明書
PRIMEQUEST 1000 シリーズ運用管理マニュアル
マニュアル体系と読み方
GLSの各マニュアルでは、各マニュアル名の先頭の“PRIMECLUSTER GLS for Windows”を省略して、以下のようにマニュアル名称を記載しています。
マニュアル内での表記 | マニュアル名 |
---|---|
ユーザーズガイド(本書) | PRIMECLUSTER GLS for Windows ユーザーズガイド |
本書の表記について
GLSの各マニュアルは、以下の製品名称を略称で表記しています。
略称 | 正式名称 |
---|---|
GLS | PRIMECLUSTER GLS for Windows |
Windows | Windows Server 2008 Foundation |
本書では、コマンドプロンプトを“>”で示し、コマンドの使用例を以下のように記述しています。
> strhanet |
なお、GLSのコマンドのパスは省略しています。標準のインストール先にインストールした場合、必要に応じて、C:\Program Files\PRIMECLUSTER GLS\usr\commandをつけて実行してください。
上記コマンドの場合、以下のパスになります。
C:\Program Files\PRIMECLUSTER GLS\usr\command\strhanet
また、Administratorsグループに属する、Administrator以外のユーザーでGLSのコマンドを実行する場合は、[管理者として実行]でコマンドプロンプトを起動してください。
特に注意が必要な事項や参考情報は、以下の形式で記述しています。
注意
特に注意していただきたいことを記述しています。必ずお読みください。
ポイント
知っていると役に立つ情報を記述しています。
参照
関連項目など参照先を記述しています。
参考
ご利用になるうえで参考になる情報を示します。
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
商標について
Microsoft、MS、MS-DOS、Hyper-V、WindowsおよびWindows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
Ethernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
PRIMECLUSTER は富士通株式会社の登録商標です。
VMwareは、米国およびその他の地域におけるVMware,Incの登録商標または商標です。
その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。
なお、本マニュアルでは、(R)、TM表記を省略しています。
出版年月、改版履歴
2012年 12月 第4版 |
高度な安全性が要求される用途への使用について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業用等の一般的用途を想定して設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造されたものではございません。お客様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品を使用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相談ください。
お願い
本書を無断で他に転載しないようお願いします。 本書は予告なしに変更されることがあります。 |
著作権
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2008-2016
追加・変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
---|---|---|
「物理アダプターに関する注意事項」に、物理アダプターで利用できるプロパティの設定について記載しました。 | 3.4.1 導入時の注意事項 | 第4.1版 |
変更・交換・削除対象の物理アダプターが運用状態の場合、待機状態に変更が必要なことを記載しました。 | 5.2.3 物理アダプターの変更 | |
待機状態の物理アダプターが複数ある場合の注意事項を削除しました。 | 6.2.3.3 change | 第4.2版 |
ゲストOSの設定画面で、MACアドレスが表示されない場合の原因と対処を、参考に記載しました。 | B.3.2.2 ネットワーク切替え時の通信再開 | |
SR-IOVを使用した場合の注意事項を追加しました。 | B.4.1 導入 | |
仮想スイッチのセキュリティ・ポリシーの設定方法を修正しました。 | C.3.1 VMwareにおける仮想ネットワーク構成の考え方 | |
「E.1.5 仮想アダプターが指定した名前で作成されない」を追加しました。 | E.1 導入時の異常 | |
仮想アダプターに関する注意事項を追加しました。 | 3.4.1 導入時の注意事項 | 第4.3版 |