以下に、Excelファイル出力機能で異常が発生した場合に表示されるListCREATOR e-DocXのイベントログ/システムログメッセージの原因と対処方法について説明します。
【原因と対処方法】
指定データに異常があります。
Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定ファイルの指定値に誤りがあります。
Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定ファイルの指定値を確認してください。
【原因と対処方法】
バーコードデータに異常があります。
以下の原因が考えられます。
バーコードデータ長が不正である
バーコードデータに使用できない文字を指定している
QR Code(マイクロQR)の誤り訂正比率に「誤り検出のみ」を指定しているのに、バーコードデータに数字6文字以上、または数字以外の文字種を指定している
EAN-128(コンビニエンスストア向け)のバーコードの先頭データ2バイトに91以外の文字を指定している
原因に応じて以下の対処を行ってください。
バーコードデータ長を確認する
バーコードデータに指定している文字を確認する
バーコードデータを見直す
バーコードデータをそのまま利用する場合は、誤り訂正比率を変更する
EAN-128(コンビニエンスストア向け)のバーコードの先頭データ2バイトに91以外を指定していないか確認する
【原因と対処方法】
イメージデータに異常があります。
サポートしていないイメージデータを指定している可能性があります。
サポートしているイメージデータの詳細については、オンラインマニュアル“Excel ファイル出力機能編”を参照してください。
また、詳細メッセージ内のerrdetailcodeによっては、以下の原因が考えられます。
(errdetailcode=-1)の場合
帳票様式定義で定義している組込みメディア項目のサイズが大きいため、イメージデータの読み込みに失敗しました。
定義している組込みメディア項目のサイズを見直してください。
【原因と対処方法】
メモリ資源の確保に失敗しました。
以下の原因が考えられます。
メモリ不足が発生している
リソースが不足している
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
他のアプリケーションを終了する
仮想メモリを増やすか、またはメモリを増設する
システム管理者に連絡して、システムの負荷を見直す
【原因と対処方法】
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)に[MF-XLSX]セクションがありません。環境が壊れている可能性があります。
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)の[MF-XLSX]セクションを確認してください。
格納先は、以下のとおりです。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\conf
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVxlsx/conf
【原因と対処方法】
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)が存在しません。
環境が壊れている可能性があります。
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)を確認してください。
格納先は、以下のとおりです。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\conf
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVxlsx/conf
【原因と対処方法】
出力ファイルの操作に失敗しました。
以下の原因が考えられます。
Excelファイル出力先のディレクトリにアクセス権がない
Excelファイル名の長さがフルパスで上限値を超えている
Excelファイル名の最後に「/」、または「\」を指定している
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
出力先のディレクトリにアクセス権があるか確認する
Excelファイル名の長さを、フルパスで以下の上限値を超えないようにする
【Windows版】の場合
259文字以内で、かつ512バイト以内
【UNIX系OS版】の場合
512バイト以内
正しいファイル名を指定する
【原因と対処方法】
出力ファイルの操作に失敗しました。
詳細メッセージ内のerrdetailcodeにより、以下の原因が考えられます。
Excelファイル出力先のファイル、ディレクトリにアクセス権がない
【Windows版】の場合
V9.0.1以前の場合
errdetailcode=5
V9.1.0以降の場合
errdetailcode=13
【UNIX系OS版】の場合
errdetailcode=13
Excelファイル出力先ドライブ、または作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量が不足している
【Windows版】の場合
V9.0.1以前の場合
errdetailcode=112
V9.1.0以降の場合
errdetailcode=28
【UNIX系OS版】の場合
errdetailcode=28
作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量が不足しているか、作業ファイルが2GB(【Windows/Solaris版】の場合)、または4GB(【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】の場合)を超えている
【Windows版】の場合
errdetailcode=-4
【Solaris版】の場合
errdetailcode=10、またはerrdetailcode=27
【Linux for Intel64/Linux for Itanium版】の場合
errdetailcode=11
Excelファイル名に、存在するディレクトリ名を指定した
【Windows版】の場合
errdetailcode=5
【UNIX系OS版】の場合
errdetailcode=21
Excel ファイル出力時の格納先ファイル名に、ファイル名として使用できない文字(「:(コロン)」など)が含まれている
【Windows版】の場合
errdetailcode=22
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
Excelファイル出力先のファイル、またはディレクトリに、Excelファイル出力機能が動作しているプロセスに対してファイルの書き込みが可能なアクセス権を付加する
Excelファイル出力先ドライブ、または作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量を増やす
作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量を増やすか、入力データを細分化するなどして、作業ファイルが2GB(【Windows/Solaris版】の場合)、または4GB(【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】の場合)を超えないようにする
Excelファイル名には、ディレクトリとして存在しない名前を指定する
Excel ファイル出力時の格納先ファイル名には、ファイル名として使用可能な文字を指定する
【原因と対処方法】
内部処理に問題が発生しました。
当メッセージと操作内容を記録し、当社技術員まで連絡してください。
また、詳細メッセージによっては、以下の原因が考えられます。
詳細メッセージが「This keyword failed code convert.」の場合
Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定ファイルのキーワードの指定値のコード変換に失敗しました。
指定値に異常がないか確認してください。
【原因と対処方法】
内部処理に問題が発生しました。
当メッセージと操作内容を記録し、当社技術員まで連絡してください。
【原因と対処方法】
モジュールのロードに失敗しました。
製品が正しくインストールされていないと考えられます。
製品を正しくインストールしてください。
【原因と対処方法】
内部処理に問題が発生しました。
出力中に何らかのエラーが発生しているにもかかわらず、処理が続行されています。
先に発生しているエラーの対処を行い、再度実行してください。
それでも同じメッセージが表示される場合は、当社技術員まで連絡してください。
【原因と対処方法】
出力可能なExcelデータの上限値を超えました。
以下の原因が考えられます。
出力可能なシート数を超えた
出力可能なスタイル数を超えた
指定可能なセルの範囲を超えた
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
出力可能なシート数を超えないようにデータを分割する
帳票定義情報で定義する項目の属性(フォント、文字サイズ、配置方法など)を統一する
指定可能なセルの範囲を超えないように指定を見直す
詳細については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
出力可能な行数を超えました。
明細の出力方法に「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定している場合で、出力可能な行数を超えたときに通知されます。
この場合、次のシートに続けて出力されます。
対処は不要です。
【原因と対処方法】
上限値を超えた列数位置へのデータ出力が発生しました。
帳票設計時のグリッドの設定を確認し、上限値を超えた列数位置に項目を定義しないように見直してください。
グリッドの設定については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を確認してください。
また、列数の上限値については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
指定可能な表示形式の文字数を超えたため、表示形式は標準にします。
帳票定義情報の以下のいずれかの項目に指定した文字列の文字数、または表示形式の指定を確認してください。
数字項目(編集形式の分類が「日付」の場合)
日付項目
時刻項目
詳細については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
指定可能な色数を超えたため、新たな指定色は黒にします。
帳票定義情報で設定している色の指定を確認し、色数の上限値を超えないように見直してください。
色数の上限値については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
上限値を超えた列数が指定されたため、指定可能な列数で処理します。
帳票設計時のグリッドの設定で不要な列がないかを確認し、列数の上限値を超えないように見直してください。
グリッドの設定については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を確認してください。
また、列数の上限値については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
指定可能な表示形式数を超えたため、新たな表示形式は標準にします。
帳票定義情報の以下のいずれかの項目に指定した文字列の表示形式を確認し、指定可能な表示形式の数を超えないように調整してください。
数字項目
日付項目
時刻項目
詳細については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
同一セルへのデータの上書きが発生しました。
表示されたタイトル、シート名、行番号、列番号、およびパーティション名より、上書きされたセルの位置を特定し、帳票定義情報で項目の定義位置が、他の項目と重なっていないかを確認してください。
なお、パーティション名は集計表形式の帳票の場合のみ出力されます。
【原因と対処方法】
同一セルへのオーバレイデータでの上書きが発生しました。
表示されたタイトル、シート名、行番号、および列番号より、上書きされたセルの位置を特定し、帳票定義情報でオーバレイ文字の定義位置が、他の項目と重なっていないかを確認してください。
【原因と対処方法】
印刷範囲が上限値を超えました。印刷範囲を設定しません。
帳票定義情報のグリッドの設定で不要な列がないか確認し、印刷範囲がシート内の列数の上限値を超えないように見直してください。グリッドの設定については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を確認してください。
また、シート内の列数の上限値については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
シート名を無効としました。シート名は既定のSheetになります。
以下の原因が考えられます。
大文字/小文字に関係なく、「Sheet」で始まるシート名を指定している
指定したシート名は、すでに他のシートで利用している
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
大文字/小文字に関係なく、「Sheet」で始まるシート名を指定していないか確認する
指定したシート名が、他のシートで利用していないか確認する
シート名の詳細については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。
【原因と対処方法】
オーバレイに異常があります。
以下の原因が考えられます。
オーバレイが破壊されている
オーバレイに組み込まれたイメージデータが破壊されている
オーバレイに異常がないか、確認してください。
【原因と対処方法】
オーバレイ処理時、メモリ資源の確保に失敗しました。
以下の原因が考えられます。
メモリ不足が発生している
リソースが不足している
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
他のアプリケーションを終了する
仮想メモリを増やすか、またはメモリを増設する
システム管理者に連絡して、システムの負荷を見直す
【原因と対処方法】
オーバレイの読み込みに失敗しました。
以下の原因が考えられます。
オーバレイのファイル、ディレクトリにアクセス権がない
ディスクの空き容量が不足している
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
オーバレイのファイル、ディレクトリにアクセス権があるか確認する
ディスクの空き容量を増やす
【原因と対処方法】
オーバレイの内部処理に問題が発生しました。
予期せぬエラーを検出しました。
当メッセージと操作内容を記録し、当社技術員まで連絡してください。
【原因と対処方法】
オーバレイの文字変換で異常が発生しました。
オーバレイ内に変換できない文字が存在していると考えられます。
オーバレイ内で使用している文字を確認してください。