仕分け方法には、以下の2種類があります。
代表仕分け
データファイルの各レコード(行)を、仕分け条件にしたがって評価し、最初に一致した仕分け先にのみ仕分けます。一致する仕分け先が複数ある場合は、もっとも優先順序の高い仕分け先にのみ仕分けられます。優先順序の低い仕分け先には仕分けられません。
以下に代表仕分けの例を示します。
1レコード(行)目は、仕分け条件(1)に一致するので「東京支店」に仕分けられます。仕分け条件(3)にも一致しますが、優先順序が低いので、「営業部」には仕分けられません。2レコード(行)目以降も同様に、優先順序の高い仕分け先に仕分けられます。すべてのレコード(行)が仕分け条件(1)~(2)にしたがって仕分けられるので、仕分け条件(3)~(5)にしたがって仕分けられるレコード(行)はありません。
図1.1 代表仕分け
同報仕分け
データファイルの各レコード(行)を仕分け条件にしたがって評価し、一致したすべての仕分け先に仕分けます。一致する仕分け先が複数ある場合は、同じレコード(行)が複数の仕分け先に仕分けられます。
以下に同報仕分けの例を示します。
1レコード(行)目は、仕分け条件(1)に一致するので「東京支店」に仕分けられます。さらに仕分け条件(3)にも一致するので「営業部」にも仕分けられます。2レコード(行)目以降も同様に、一致するすべての仕分け先に仕分けられます。すべてのレコード(行)が仕分け条件(1)~(2)にしたがって支店名ごとに仕分けられ、仕分け条件(3)~(5)にしたがって部署名ごとに仕分けられます。
図1.2 同報仕分け