帳票定義時に指定したバーコード項目のサイズと異なるバーコードが作成されてしまう場合があります。
原因
以下の原因が考えられます。
指定されたバーコード項目のサイズが、JIS などの規格で定められている最小のモジュール幅を下回っている場合、帳票定義時に指定したバーコード項目のサイズより大きなバーコードが作成される場合がある
PDFファイルは解像度がないためデフォルトの値でバーコードを生成しており、サイズが印刷結果と異なる場合がある
対処方法
定義した項目のサイズに収めるためには、以下の操作を行ってください。
List Creator帳票出力インタフェースを使用する場合
List Creator 帳票出力インタフェースを使用する場合、List Creator デザイナの帳票業務情報で指定します。ユーザアプリケーション実行時に指定することはできません。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの[ファイル保存する]チェックボックスをチェックし、[文書情報]ボタンをクリックします。
文書情報設定画面(文書管理)のバーコード描画で「バーコードを項目のサイズに収まるように出力する」の指定を行います。
「バーコードを項目のサイズに収まるように出力する」の指定をしない場合、JIS規格のサイズで出力されます。
注意
帳票様式定義画面の帳票のプロパティの[バーコード]タブの「バーコード項目の範囲内に描画する」の指定は、PDFファイル保存時には適用されません。
COBOLアプリケーション連携機能を使用する場合
PDF文書情報ファイルのPDF-BARBOXキーワードで指定します。
詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。
なお、以下のバーコードの場合、この機能は使用できません。
Code 3 of 9(EIAJ 準拠)
カスタマバーコード
EAN-128(コンビニエンスストア向け)
U.S. POSTNET(Delivery Point Code)、U.S. POSTNET(ZIP+4 Code)、
U.S. POSTNET(5-Digit ZIP Code)
FIM A(U.S. Postal FIM)、FIM B(U.S. Postal FIM)、FIM C(U.S. Postal FIM)
上記操作によって、白バー/ 黒バーの幅、細エレメント幅、またはキャラクタ間ギャップなどがJIS 規格で定められているサイズより小さくなってしまう場合があります。
注意
バーコードは、用紙、バーコードリーダー、出力装置の解像度などにより精度が変わります。実際に運用を行う前にバーコードを出力して、読み込めることを確認してから使用することを推奨します。