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Interstage List Creator V10.4.1 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

4.14 出力したバーコードがバーコードリーダーで読み取れない

原因

以下のいずれかの原因が考えられます。

1)印刷したバーコードの細いバー幅が、バーコードリーダーの読み取り可能な最小幅に満たなかった

2)出力時のプリンタや紙質により、バーコードが読み取りにくい状態になった

対処方法

原因にあわせて、以下のいずれかの対処を行ってください。

なお、原因の番号と対処の番号は対応しています。

1)の原因の対処

ご使用になっているList Creatorのバージョンによって、対処が異なります。

●List Creator V8.0.0以降の場合

以下のいずれかの対処を行ってください。

  • バーコード項目のプロパティ画面の[バーコード種別]タブの[詳細設定]ボタンをクリックすると表示される詳細設定画面で、以下の項目を設定する。

    • 「バーコードの細エレメント幅を指定する」チェックボックスをチェックし、「細エレメント幅」を指定する。

    • 「詳細情報を設定する」チェックボックスをチェックし、「細太エレメント比」および「キャラクタ間ギャップ幅」を指定する。

    ポイント

    • 「細エレメント幅」、「細太エレメント比」、および「キャラクタ間ギャップ幅」の指定は、バーコード種別によって指定できない場合があります。各項目を指定できるバーコード種別については、デザイナヘルプを参照してください。

  • 実際の印刷プリンタの解像度を変更する。

  • 帳票設計時のバーコード幅を少し大きくして印刷する。

注意

  • 細エレメント幅を指定した場合、指定された領域(幅)に収まらないことがあります。必ず、出力結果を確認してください。

  • 細太エレメント比、およびキャラクタ間ギャップ幅は、帳票のプロパティ画面でも指定できます。配置したバーコード項目すべてに同じ細太エレメント比、およびキャラクタ間ギャップ幅を指定したい場合は、各バーコード項目のプロパティ画面の詳細設定では指定せず、帳票のプロパティ画面の[バーコード]タブで指定してください。

  • 細エレメント幅などを指定しない場合、「バーコード印刷時のプリンタの解像度」に合わせてバーコード幅を計算して印刷しています。
    そのため、帳票設計時に指定したバーコード幅に比べ、実際の出力時には、かなり狭い幅で出力される場合があります(バーコードリーダーの読み取り可能な最小幅より細いバー幅で出力される場合があります)。

  • EAN-128(コンビニエンスストア向け)やCode 3 of 9(EIAJ準拠)には、バーコードのサイズやエレメント幅の規約がありますので、規約の範囲内で調整してください。

●List Creator V7.0L10/7.0以前の場合

以下のいずれかの対処を行ってください。

  • 実際の印刷プリンタの解像度を変更する。

  • 帳票設計時のバーコード幅を少し大きくして印刷する。

注意

  • List Creatorでは、「バーコード印刷時のプリンタ解像度」に合わせてバーコード幅を計算して印刷しています。
    そのため、帳票設計時に指定したバーコード幅に比べ、実際の出力時には、かなり狭い幅で出力される場合があります(バーコードリーダーの読み取り可能な最小幅より細いバー幅で出力される場合があります)。

  • EAN-128(コンビニエンスストア向け)やCode 3 of 9(EIAJ準拠)には、バーコードのサイズやエレメント幅の規約がありますので、規約の範囲内で調整してください。

2)の原因の対処

EAN-128(コンビニエンスストア向け)のバーコードで、かつList Creator 帳票出力インタフェースを使用している場合、以下の方法でバーコードを補正すると解決する場合があります。

  • バーコード補正情報ファイルを指定する(List Creator V8.0.0 以降のみ)

  • 帳票設計時にPDFファイル保存時のバーコード補正情報設定画面でバーコード補正情報を設定する(List Creator V9.2.0以降のみ)

バーコード補正情報ファイルについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

また、印刷時のバーコード補正情報設定画面の詳細については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。