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Interstage List Creator V10.4.1 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

4.1 データが途中で切れる

原因

以下の原因が考えられます。

1)該当する項目の項目長または領域長が短い。

2)JavaインタフェースのFormsクラスのpushRecordメソッドを使用している。

(文字コード系の環境設定に合わせて、帳票の項目長を設定していない)

3)帳票様式定義の作成環境と実行環境が異なる。

4)UNIX系OS環境で出力する場合に、以下のような入力データを使用している。

5)項目と対応付けられている入力データに、英文と日本語が混在している。

6)コネクタ連携機能使用時に資源を帳票出力サーバに転送する場合、資源が他のアプリケーションで使用中のときに転送を行った。

対処方法

原因にあわせて、以下のいずれかの対処を行ってください。

なお、原因の番号と対処の番号は対応しています。

1)の原因の対処

項目長および領域長が短い場合、以下のいずれかの対応を行ってください。

  • 該当する項目の項目長、領域長を変更(大きく)する。
    操作の詳細は、オンラインマニュアル“帳票設計編”の「帳票設計ノウハウ集」の以下の項目を参照してください。

    • 文字列に合わせて項目の領域長を再設定したい

    • データが欠けないように出力したい

  • 該当する項目の文字ピッチを指定する(UNIX系OSの場合)。
    操作の詳細は、オンラインマニュアル“帳票設計編”の「帳票設計ノウハウ集」の「オペレーティングシステムやプリンタの種類が変わっても文字の間隔を固定にしてデータを出力したい」を参照してください。

  • List Creatorの環境設定で、項目の領域内にデータが収まらない場合の対処を指定する。
    操作の詳細は、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。
    なお、ご使用のList Creatorのバージョンによっては、項目の領域内にデータが収まらない場合の対処を指定できない場合があります。

2)の原因の対処

ご使用の環境によって、以下のいずれかの対応を行ってください。

  • Windowsの場合
    該当する項目の「文字配置」に「圧縮」を指定する。
    操作の詳細は、オンラインマニュアル“帳票設計編”の「帳票設計ノウハウ集」の「指定した範囲に文字を均等に配置してデータを出力したい」を参照してください。

  • UNIX系OSの場合
    文字コード系の環境設定に合わせて、帳票の項目長を「実際に出力する文字数×2」または「実際に出力する文字数×3」に設定する。
    詳細は、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”のpushRecordメソッドを使用する場合の文字コード系について参照してください。

3)の原因の対処

該当する項目の文字ピッチを指定してください。

操作の詳細は、オンラインマニュアル“帳票設計編”の「帳票設計ノウハウ集」の「オペレーティングシステムやプリンタの種類が変わっても文字の間隔を固定にしてデータを出力したい」を参照してください。

4)の原因の対処

原因ごとに、該当する対処を行ってください。

  • 入力データに半角カナを使用している場合(入力データの文字コード系がEUCの場合)
    該当する項目の項目長、領域長を大きくする(「実際に出力する文字数×2」の長さ)を指定する。
    操作の詳細は、オンラインマニュアル“帳票設計編”の「帳票設計ノウハウ集」の以下の項目を参照してください。

    • 文字列に合わせて項目の領域長を再設定したい

    • データが欠けないように出力したい

  • 入力データに日本語文字を使用している場合(入力データの文字コード系がUNICODE(UTF8)の場合)
    該当する項目の文字配置に「圧縮」を指定する。
    なお、入力データがUNICODE(UTF8)の場合、項目長には「実際に出力する文字×3」の長さを指定する必要がある。
    操作の詳細は、オンラインマニュアル“帳票設計編”の「帳票設計ノウハウ集」の「指定した範囲に文字を均等に配置してデータを出力したい」を参照してください。

5)の原因の対処

英文および日本語が混在している入力データがすべて出力されない場合は、該当する項目の項目長、領域長を大きくしてください。

「再計算」を行った場合、再計算によって計算された領域長よりも大きめの値を指定してください。

なお、日本語文字と半角文字が混在するため、指定する項目長が分からない場合は、すべての文字について、日本語文字のバイト数で長さを指定してください。

注意

  • UNICODE(UTF16)のデータを出力する場合、日本語文字(半角カタカナを含む)は1文字3バイト、半角英数字は1文字2バイトで計算して項目長を指定してください。

  • UNICODE(UTF8)/UNICODE(UTF32)のデータを出力する場合、日本語文字(半角カタカナを含む)は1文字3バイト、半角英数字は1文字1バイトで計算して項目長を指定してください。

  • EUCのデータを出力する場合、日本語文字(半角カタカナを含む)は1文字2バイト、半角英数字は1文字1バイトで計算して項目長を指定してください。

  • Shift-JISで「XML形式」のデータを帳票出力する場合、日本語文字(半角カタカナを含む)は1文字3バイト、半角英数字は1文字1バイトで計算して項目長を指定してください。

ポイント

  • List Creatorでは、領域長を「再計算」した場合、英文ピッチの値を基準に領域長が再計算されます。
    したがって、入力データに英文と日本語が混在している場合、再計算した結果の領域長よりも実際の出力データの領域が大きくなってしまう場合があります。

6)の原因の対処

コネクタ連携機能を使用する場合、使用する資源は、他のアプリケーションで使用していないことを確認し、再度出力してください。