SAP R/3の印刷プログラムからList Creatorで帳票出力を行うまでの作業の流れを説明します。
図2.1 帳票出力までの流れ
帳票定義情報の作成
List Creatorデザイナを使用して、帳票定義情報を作成します。
RDI定義の作成
SAPScriptと印刷プログラムに定義されているウィンドウ、エレメント(出力単位)、およびシンボル(変数)を元にして、List Creatorのデータ項目との関連付けや帳票出力時のコマンドパラメタを指定するRDI定義を作成します。
⇒“2.2 RDI定義の作成”
RDI定義格納ディレクトリの設定
2.で作成したRDI定義を配置するRDI定義格納ディレクトリを作成します。
⇒“2.3.1.1 RDI定義格納ディレクトリの設定(prsetrdcdirコマンド)”
Solaris版の場合、RDI定義格納ディレクトリの設定は不要です。以下の参照先に記載されているディレクトリが、RDI定義格納ディレクトリになります。
List Creatorプリンタの設定
List Creatorがインストールされているコンピュータに、List Creatorプリンタを追加します。
Windows版の場合
⇒“2.3.1.2 List Creatorプリンタの設定”
Solaris版の場合
SAP R/3上でのデバイスの設定
SAP R/3にList Creatorプリンタのデバイスを定義します。
Windows版の場合
Solaris版の場合
帳票定義情報、RDI定義の配置
帳票定義情報は帳票格納ディレクトリ、RDI定義はRDI定義格納ディレクトリに配置します。
出力結果の確認
SAP R/3からList Creatorへ帳票出力します。
正しく出力されなかった場合は、RDI定義を修正してください。
ポイント
実際の帳票の出力イメージは、List Creatorプリンタで生成したCSVファイルを使用して、List Creatorデザイナのプレビュー機能で確認することができます。
RDI定義の指定
作成したどのRDI定義を使用して帳票出力するかをList Creatorプリンタで指定します。
運用
帳票出力します。
⇒“2.6 帳票出力”