SAP R/3とList Creatorとの連携には、2つの運用形態があります。
SAP R/3サーバと帳票出力サーバが同じ場合(ローカル出力型)
SAP R/3サーバと帳票出力サーバが異なる場合(分散出力型)
●SAP R/3サーバと帳票出力サーバが同じ場合(ローカル出力型)
図1.1 SAP R/3 RDI連携機能を使用した運用形態(ローカル出力型)
●SAP R/3サーバと帳票出力サーバが異なる場合(分散出力型)
図1.2 SAP R/3 RDI連携機能を使用した運用形態(分散出力型)
*1:
WindowsまたはSolarisが提供しているデータ転送プログラムです。
帳票出力サーバがWindowsの場合は、SAP R/3が提供しているデータ転送プログラムを使用できます。
SAPGUI(フロントエンド)から帳票の出力要求を行います。
SAP R/3 上では、SAP R/3 の印刷プログラムが動作して、RDI データを生成します。
SAP R/3 で生成されたRDI データは、OS のスプーラからデータ転送プログラム(LPD)を経由してList Creator プリンタに転送されます。
List Creatorプリンタとは、SAP R/3からRDIデータを受け取るためのインタフェースとして、システムに定義したプリンタです。
List Creatorでは、事前に作成しておいたRDI定義と帳票定義情報にしたがって、帳票を出力します。
ポイント
SAP R/3サーバと帳票出力サーバを分散する場合、LPDなどのデーモン/サービスによりデータを転送するため、事前にLPDやWindowsのサービス(TCP/IP PrintServerなど)を起動する必要があります。