帳票出力時に使用するパラメタを保持します。本クラスのインスタンスを、LCWebSvcSoapClientクラス/LCWebSvcクラスの帳票出力メソッドにパラメータとして指定します。
LCParamクラスのコンストラクタを以下に示します。
LCParam()
LCParamオブジェクトを生成します。
LCParamクラスのプロパティを以下に示します。
プロパティの種類 | プロパティの概要 | |
---|---|---|
バージョン情報 | string | version 帳票Webサービスのバージョンを指定します。 |
認証 | string | userName 帳票出力実行時のユーザのアカウントを指定します。 |
string | password 帳票出力実行時のユーザのアカウントに対応するパスワードを指定します。 | |
string | domain 帳票出力実行時のユーザのアカウントが属するWindowsドメインを指定します。 | |
実行環境 | string | fileType 帳票Webサービスの帳票出力の中で実行されるList Creatorの実行環境のコード系を指定します。 |
コマンドパラメタ | string | commandLine 帳票出力コマンドに与えるパラメタを指定します。 |
転送ファイル | DataByte配列 | grhFile グラフ属性ファイルのファイル名とデータを指定します。 |
DataByte配列 | grdFile グラフデータファイル名とデータを指定します。 |
LCParam LCParam()
LCParamオブジェクトを生成します。
●バージョン情報に関するプロパティ
string version
帳票Webサービスのバージョンを指定します。
以下の値を指定します。ほかの値が指定されると、エラーとなります。
1.0
●認証に関するプロパティ
string userName
帳票出力実行時のユーザのアカウントを指定します。
以下の値を指定します。ほかの値が指定されると、エラーとなります。
null
string password
帳票出力実行時のユーザのアカウントに対応するパスワードを指定します。
以下の値を指定します。ほかの値が指定されると、エラーとなります。
null
string domain
帳票出力実行時のユーザのアカウントが属するWindowsドメインを指定します。
以下の値を指定します。ほかの値が指定されると、エラーとなります。
null
●実行環境に関するプロパティ
string fileType
帳票Webサービスの帳票出力の中で実行されるList Creatorの実行環境のコード系を指定します。
以下の値を文字列で指定します。ほかの値が指定されると、エラーとなります。
CODE_SJIS
●コマンドパラメタに関するプロパティ
string commandLine
帳票出力コマンドに与えるパラメタを指定します。
本パラメータで指定する文字列の文字数は、1~900文字の範囲です。
帳票出力時に使用するメディアデータの運用方法によって、-visualdirオプション、または-gcmvisualfileオプションの指定が異なります。以下の場合があります。
帳票Webサービスが動作するサーバに格納されたメディアデータを使用する場合
アプリケーションからグラフ属性ファイル、またはグラフデータファイルを転送する場合
-visualdirオプション、または-gcmvisualfileオプションを指定します。
-visualdirオプション、または-gcmvisualfileオプションは、指定不要です。
-visualdirオプション、または-gcmvisualfileオプションを指定します。
注意
アプリケーションからグラフ属性ファイル、またはグラフデータファイルを転送する場合、-visualdirに指定するフォルダ名は、200バイト以下になるように指定します。
オプションの指定方法の詳細については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
本パラメータで指定された文字列は、帳票出力で使用するList Creatorのprprintコマンドの起動パラメータとして使用されます。
LCWebSvcSoapClientクラスのメソッドごとの、指定可能なオプション文字列は以下のとおりです。
LCWebSvcSoapClientクラスのメソッド | commandLineに指定できるList Creatorのprprintコマンドのオプション文字列 |
---|---|
Prprint | 全て指定可能。 |
PrprintRetDataByMem(注) | 以下のオプションを除き指定可能。
|
PrprintWithFormData | 以下のオプションを除き指定可能。
|
PrprintWithFormDataRetDataByMem(注) | 以下のオプションを除き指定可能。
|
注:-atdirectオプション、または-atmethodオプションを省略した場合は、PDF出力を行います。
List Creatorのprprintコマンドに指定可能なオプション文字列については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”のprprintコマンドのオプション文字列の仕様を参照してください。
●転送ファイルに関するプロパティ
DataByte[] grhFile
アプリケーションから転送する、グラフ属性ファイルのファイル名とデータを指定します。
指定するDataByte型のFileNameは、拡張子「.grh」を含むファイル名のみを指定してください。
DataByte[] grdFile
アプリケーションから転送する、グラフデータファイル名とデータを指定します。
指定するDataByte型のFileNameは、拡張子「.grd」を含むファイル名のみを指定してください。