カスタムコントロール「PrctrlEx Control」を使用する場合の注意事項を示します。
Visual Basicでアプリケーションを作成し、[実行]-[開始]で実行すると、帳票業務情報のプロパティおよびカスタムコントロール「PrctrlEx Control」のプロパティで設定した内容が、帳票の出力時およびプレビュー時に反映されない場合があります。
同一プロセスからメソッドを並行して実行することはできません。
帳票の出力中またはプレビュー中には、フォームを終了しないようにアプリケーションを作成してください。
Viewメソッドを使用する場合には、実行時に以下の状態になっている必要があります。
以下の状態になっていない場合、Viewメソッドはエラーになります。
カスタムコントロール「PrctrlEx Control」が可視状態(Visible)となっている
カスタムコントロール「PrctrlEx Control」を配置したFormが表示(Show)されている
カスタムコントロール「PrctrlEx Control」には“8.1.1 プロパティ一覧”に説明されていないプロパティも存在します。これらのプロパティは、画面上に表示されますが、変更しないでください。変更すると動作は保証されません。
段組み印刷が指定されていても、プレビュー画面では、1ページに1段しか表示されません(印刷時は、段組み印刷されます)。
10,000,000ページ以上の帳票を指定して、Viewメソッドを実行した場合、プレビュー画面のツールバーの現在表示中のページ番号は、正しく表示されません。
プレビュー時に、ビットマップデータが本来の色とは異なる色で表示されたり、表示されなかったりすることがあります。この場合、ディスプレイドライバのカラーパレット数を変更するか、またはビットマップのカラー数を変更することで表示できるようになります。なお、帳票の出力結果には影響しません。
印刷もプレビューも、出力結果はプリンタに依存します。プレビューで出力結果を確認する場合は、必ず印刷時に使用するプリンタで確認してください。プレビュー時に使用するプリンタを指定するには、帳票でプリンタを指定するか、該当プリンタをデフォルトプリンタに指定するか、プレビューア画面でプリンタを変更します。また、必ず実際に運用するプリンタで印刷結果を確認してください。
印刷プリンタが定義されていない環境でプレビューした場合、ディスプレイドライバを使用してプレビューするため、表示結果が異常となる場合があります。
印刷プリンタが定義されていない環境でプレビューした場合、帳票にバーコード項目(バーコード種別がEAN-128(コンビニエンスストア向け)) が定義されている場合には、「バーコード出力中にエラーが発生しました。詳細コード:[47]」のエラーとなり、プレビューできません。
以下の機能は使用できません。
Database Direct連携機能を使用したデータベース連携
クエリ機能を使用したデータベース連携
仕分け機能
リモート帳票出力機能
コネクタ連携機能
SAP R/3 RDI連携機能
Oracle E-Business Suite連携機能
プリンタで利用できない用紙名を指定し、OutputScaleプロパティで「任意(10)」を指定してプレビューした場合は白紙ページが表示されます。同様の指定で印刷した場合は白紙ページが印刷されます。
プレビュー画面から印刷を行う場合、以下の点に注意してください。
印刷画面で給紙指定を行うと、帳票出力時および各帳票で指定した給紙方法/給紙口名は無効となります。ただし、以下の場合は、印刷画面の給紙指定は有効になりません。
ItemPrintBinプロパティで、各帳票で指定した給紙方法/給紙口名を有効とした場合
帳票で指定された給紙方法/給紙口名が有効になります。
帳票業務情報のプロパティの給紙方法に「指定なし」が設定されていた場合
プリンタドライバのプロパティの設定にしたがって帳票が出力されます。
印刷画面の給紙指定で給紙口名を指定しなかった場合、給紙方法は以下の優先順序で有効になります。
ItemPrintBinプロパティで指定した給紙方法/給紙口名
PrintBinNameプロパティで指定した給紙口名
PrintBinプロパティで指定した給紙方法
帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法
印刷画面で両面印刷を指定した場合、各帳票で指定した両面印刷の指定は無効となります。
ただし、以下の場合は、印刷画面の両面印刷指定は有効となりません。
ItemPrintSideプロパティで、各帳票で指定した印刷面指定を有効とした場合
帳票で指定された両面印刷の指定が有効になります。
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。
StartData/DataWrite/EndDataメソッドを使用する場合、扱える入力データの文字コード系はShift-JISのみです。
以下の場合、StartData/DataWrite/EndDataメソッドを使用して帳票出力することはできません。
Unicodeの文字が定義されている帳票定義情報を使用する場合
英語環境(英語ロケール)で使用する場合
WPF(Windows Presentation Foundation)として作成するVisual Basicアプリケーションでは、
List Creatorのカスタムコントロールを使用することはできません。
32ビットアプリケーションとして動作する【Windows版】のカスタムコントロールは、64ビットネイティブアプリケーションから呼び出すことはできません。
64ビットネイティブアプリケーションを動作させる場合は、【Windows(x64)版】のカスタムコントロールを使用してください。