ASPを使用してローカル帳票出力を行う.NETインタフェースのサンプルプログラムについて説明します。
このサンプルプログラムは、Webクライアント上のWebブラウザからの要求により、Webサーバ上のASPでList Creatorを使用して帳票出力を行います。
Webサーバ上のASPでは、Webクライアント上のWebブラウザで指定されたサンプル帳票とそれに対応するデータファイルを使用して、印刷またはPDFファイル保存を行います。また、PDFファイル保存を行う場合、Webサーバ上のList Creatorから、生成したPDFファイルのURLをWebクライアント上のWebブラウザに返し、Webクライアント上でPDFファイルを表示します。
ポイント
このサンプルプログラムでは、List Creatorのインストール時に、「List Creatorインストールディレクトリ\Samples」にインストールされている各種サンプル帳票と、「List Creatorインストールディレクトリ\Data」にインストールされている各種データファイル(サンプル帳票名+拡張子「.dat」のファイル)を参照しています。
このサンプルプログラムの処理の流れを出力方法別に説明します。
図6.1 .NETインタフェースのサンプルプログラムの処理の流れ(データファイルを指定して帳票を出力する場合)
●出力方法が印刷の場合
帳票定義情報とデータファイルをWebサーバ上に配置します。
Webクライアント上のWebブラウザで[実行]ボタンをクリックすると、Webサーバ上のユーザアプリケーションよりList Creatorが呼び出されます。
Webサーバ上のf3gbdnifコンポーネントは、1.で配置したデータファイルを入力データとし、1.で配置した帳票定義情報にしたがってWebサーバ上で帳票を印刷します。
●出力方法がPDFファイル保存の場合
帳票定義情報とデータファイルをWebサーバ上に配置します。
Webクライアント上のWebブラウザで[実行]ボタンをクリックすると、Webサーバ上のユーザアプリケーションよりList Creatorが呼び出されます。
Webサーバ上のList Creatorは、1.で配置したデータファイルを入力データとし、1.で配置した帳票定義情報にしたがってWebサーバ上で帳票をPDF変換してPDFファイルを生成します。
Webサーバ上のASPは、生成したPDFファイルのURLをWebクライアント上のWebブラウザに送信します。
Webクライアント上のWebブラウザは、Webサーバ上のASPから送信されたURLにしたがって、PDFファイルを表示します。