Servletを使用してローカル帳票出力を行うJavaインタフェースのサンプルプログラムについて説明します。
このサンプルプログラムは、Webクライアント上のWebブラウザからの要求により、Webサーバ上のServletからJavaインタフェースを呼び出し、帳票出力を行います。
Webサーバ上のServletプログラムでは、Webクライアント上のWebブラウザから入力された各項目のデータを元に、サンプル帳票「保険契約書2」(【Windows版】)/「HOKEN2」(【UNIX系OS版】)を使用して、印刷、PDFファイル保存、またはOWFファイル生成を行います。また、PDFファイル保存、およびOWFファイル生成を行う場合、Webサーバ上のServletプログラムから、生成したPDFファイル/OWFファイルのURLをWebクライアント上のWebブラウザに返し、Webクライアント上でPDFファイル/OWFファイルを表示します。
このサンプルプログラムの処理の流れを出力方法別に説明します。
図5.1 Javaインタフェースのサンプルプログラムの処理の流れ(スタンドアロン型の場合)
出力方法が印刷の場合
帳票定義情報をアプリケーションサーバ上に配置します。
Webクライアント上のWebブラウザでデータを入力し、[実行]ボタンをクリックすると、Webサーバ経由でアプリケーションサーバ(当サンプルプログラムの場合はWebサーバと同一)上のServletプログラムが呼び出されます。
アプリケーションサーバ上のServletプログラムは、Javaインタフェースを呼び出します。
アプリケーションサーバ上のJavaインタフェースは、2.で入力されたデータを一時データファイルに保存します(一時データファイルは、帳票の出力後に削除されます)。
アプリケーションサーバ上のJavaインタフェースは、4.で保存した一時データファイルを入力データとし、1.で配置した帳票定義情報にしたがってアプリケーションサーバ上で帳票を印刷します。
出力方法がPDFファイル保存の場合
帳票定義情報をアプリケーションサーバ上に配置します。
Webクライアント上のWebブラウザでデータを入力し、[実行]ボタンをクリックすると、Webサーバ経由でアプリケーションサーバ(当サンプルプログラムの場合はWebサーバと同一)上のServletプログラムが呼び出されます。
アプリケーションサーバ上のServletプログラムは、Javaインタフェースを呼び出します。
アプリケーションサーバ上のJavaインタフェースは、2.で入力されたデータを一時データファイルに保存します(一時データファイルは、帳票の出力後に削除されます)。
アプリケーションサーバ上のJavaインタフェースは、4.で保存した一時データファイルを入力データとし、1.で配置した帳票定義情報にしたがってアプリケーションサーバ上で帳票をPDF変換してPDFファイルを生成します。
アプリケーションサーバ上のServletプログラムは、生成したPDFファイルのURLをWebサーバ経由でWebクライアント上のWebブラウザに送信します。
Webクライアント上のWebブラウザは、Servletプログラムから送信されたURLにしたがって、Webサーバ(当サンプルプログラムの場合はアプリケーションサーバと同一)上のPDFファイルを表示します。
出力方法がOWFファイル生成の場合
帳票定義情報をアプリケーションサーバ上に配置します。
Webクライアント上のWebブラウザでデータを入力し、[実行]ボタンをクリックすると、Webサーバ経由でアプリケーションサーバ(当サンプルプログラムの場合はWebサーバと同一)上のServletプログラムが呼び出されます。
アプリケーションサーバ上のServletプログラムは、Javaインタフェースを呼び出します。
アプリケーションサーバ上のJavaインタフェースは、2.で入力されたデータを一時データファイルに保存します(一時データファイルは、帳票の出力後に削除されます)。
アプリケーションサーバ上のJavaインタフェースは、4.で保存した一時データファイルを入力データとし、1.で配置した帳票定義情報から、アプリケーションサーバ上でOWFファイルを生成します。
アプリケーションサーバ上のServletプログラムは、生成したOWFファイルのURLをWebサーバ経由でWebクライアント上のWebブラウザに送信します。
Webクライアント上のWebブラウザは、Servletプログラムから送信されたURLにしたがって、Webプラグインを利用して、Webサーバ(当サンプルプログラムの場合は、アプリケーションサーバと同一)上のOWFファイルをダウンロードし、帳票をプレビューまたは印刷します。