データ定義画面、またはデータ定義の編集画面で[OK]ボタンをクリックしたとき、定義内容に誤りがあると警告メッセージが表示されますが、定義内容に誤りがある状態で帳票を保存することはできます。
ただし、データ定義に誤りがある状態のままで帳票を出力すると、帳票が出力されないなどのエラーが発生します。
データ定義に誤りがある状態で帳票を保存しないようにするには、以下の環境設定を行ってから帳票を定義してください。
設定方法
データ定義画面において、定義内容に誤りがある状態で帳票の保存を可能とするかどうかは、PrSetDefChkMode コマンドで設定します。
●記述形式
PrSetDefChkMode -s エラー通知指定
PrSetDefChkMode -l
●説明
データ定義画面の定義チェックで、定義内容に誤りがあった場合に、保存できないようにするかどうかを指定します。
以下のいずれかの値を指定できます。
「エラー」として通知し、誤りがある状態では帳票を保存できません。
「警告」として通知し、誤りがある状態で帳票を保存できます。(初期値)
なお、List Creator インストール直後(初期値)は「W」が設定されています。
このコマンドで設定した環境設定の情報を表示する場合に指定します。
●注意
本コマンドで環境設定の内容を変更する場合は、必ずAdministrators 権限を持つユーザで実行してください。Administrators 権限を持たないユーザで実行した場合は、環境設定情報の表示のみ行えます。
Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 10 のUAC(ユーザーアカウント制御)が有効な環境で環境設定の変更を行う場合は、「管理者: コマンド プロンプト」を使用してください。
帳票の編集中に、このコマンドで環境設定の内容を変更しないでください。
ポイント
「管理者:コマンド プロンプト」を起動するには、[スタート]メニューから[コマンドプロンプト]を選択する場合に、右クリックして表示されるコンテキストメニューから、「管理者として実行」を選択します。
Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 10 で、ビルドインAdministrator にて実行した場合は「管理者として実行」を選択しなくても、環境設定の変更を行うことができます。