sys定義文はFIC識別子単位の環境に関する定義をします。
sys name=システム定義名 prtctype=atm [cdcnv=コード変換定義名] [maxpvc={最大pvc定義数|10}] [maxrsc={最大extrsc定義数|100}] [pathcntl={auto-all|auto-ses|auto-comp|none-rls|none-no|none-comp}] [pathwttm={FNAセション確立解放監視時間|5}] [rlswattm={解放通知保留時間|3}] [trclog={yes|no}] [trcloggene={トレースログ世代数|10}] [trclogsize={トレースログサイズ|5}] [tpa1={PVC状態監視依頼送信間隔タイマ|60}] [tpa3={PVC時刻取得結果待ちタイマ|5}] [tpa4={PVC切断結果待ちタイマ|5}] [tpa5={PVC時刻取得依頼送信間隔タイマ|3600}] [npa1={PVC状態監視結果応答待ち回数|2}] [npa2={PVC時刻取得処理の時刻補正規定値オーバ回数|3}] [npa3={PVC時刻取得結果応答待ち回数|3}] [npa4={PVC切断結果応答待ち回数|3}] [tstmpchk={yes|no}]
システム定義の名前(sys名)を8文字以内で指定します。
プロトコルタイプを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
atm: 統合ATM接続機能
電文のコード変換を行う場合、コード変換定義名(cdcnv名)を指定します。
本オペランドを省略した場合、コード変換は行いません。
定義可能なpvc定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦pvc定義文数の最大値≦32です。
定義可能なpvc定義文数は、動的反映により追加するpvc定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてpvc定義文を定義することはできません。
本オペランドを省略した場合、“10”を指定したものとします。
定義可能なextrsc定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、3≦extrsc定義文数の最大値≦768です。
定義可能なextrsc定義文数は、動的反映により追加するextrsc定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてextrsc定義文を定義することはできません。
本オペランドを省略した場合、“100”を指定したものとします。
通信経路の開設および閉塞方法を指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
auto-all | auto-ses | auto_comp | none-rls | none-no | none-comp
auto-all : 業務連動方式
PVC配下のすべてのFNAセションの確立と連動して通信経路を開設し、同じパスの送信用または受信用のFNAセションの解放と連動して通信経路を閉塞します。
また、回線の切断と連動して回線配下のFNAセションを解放します。
auto-ses : セション連動方式
PVC配下の最初のFNAセションの確立と連動して通信経路を開設し、すべてのFNAセションの解放と連動して通信経路を閉塞します。
また、回線の切断と連動して回線配下のFNAセションを解放します。
auto-comp: 完全連動方式
PVC配下のすべてのFNAセションの確立と連動して通信経路を開設し、最初のFNAセションの解放と連動して通信経路を閉塞します。
また、回線の切断と連動して回線配下のFNAセションを解放します。
none-rls : 非連動(セション解放)方式
PVCの活性化時に通信経路を開設し、PVCの非活性化時に通信経路を閉塞します。
また、回線の切断と連動して回線配下のFNAセションを解放します。
なお、統合ATMセンタと通信可能状態(入側パス閉塞解除依頼受信後)のみ、FNAセションの確立は成功します。
none-no : 非連動(セション未解放)方式
PVCの活性化時に通信経路を開設し、PVCの非活性化時に通信経路を閉塞します。
また、回線を切断されても回線配下のFNAセションは解放しません。
なお、統合ATMセンタと通信可能状態(入側パス閉塞解除依頼受信後)のみ、FNAセションの確立は成功します。
none-comp: 完全非連動方式
PVCの活性化時に通信経路を開設し、PVCの非活性化時に通信経路を閉塞します。
また、回線を切断されても回線配下のFNAセションは解放しません。
なお、統合ATMセンタと通信可能状態(入側パス閉塞解除依頼受信後)に関わらず、FNAセションの確立は成功します。
本オペランドを省略した場合、“none-rls”が設定されます。
PVC配下のすべてのFNAセションの確立および解放と連動して、通信経路を開設および閉塞する場合の監視時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦監視時間(秒)≦300です。
本オペランドに0を指定した場合、監視を行いません。
FNAセション確立時は、PVC配下の最初のFNAセション確立を受け付けてからPVC配下のすべてのFNAセションが確立するまでの時間(FNAセション連動監視時間)となります。
なお、pathcntlオペランドに“auto-all”を指定した場合、監視時間内にPVC配下のすべてのFNAセションが確立した場合、および監視時間を経過した時点で制御、被仕向、仕向の送信用および受信用のFNAセションがそれぞれ1つ確立されていれば、通信経路を開設します。
監視時間を経過した時点で、制御、被仕向、仕向のFNAセションが上記状態にならなければ、監視時間によるFNAセションの監視を繰り返し実施します。
pathcntlオペランドに“auto-all”または“auto-comp”を指定した場合、FNAセション解放時は、通信経路を閉塞してからPVC配下のFNAセションがすべて解放されるまでの時間(FNAセション連動監視時間)となります。なお、監視時間を経過した場合、解放されていないFNAセションを強制解放します。
本オペランドは、pathcntlオペランドに“auto-all”または“auto-comp”を指定した場合に有効となるオペランドです。
本オペランドを省略した場合、5を指定したものとします。
回線が切断されてから、富士通メインフレーム上の業務アプリケーションの業務終了によるFNAセション解放要求を可能とするためにFNAセション強制解放を通知するまでの保留時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦解放通知保留時間(秒)≦300です。
本オペランドは、pathcntlオペランドに“none-no”および“none-comp”以外を指定した場合に有効となるオペランドです。
本オペランドを省略した場合、3を指定したものとします。
0を指定した場合、即時にFNAセションを強制解放します。
NETSTAGE/FIC 統合ATM接続オプションの起動時よりトレースログを採取するかどうかを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 採取する no : 採取しない
本オペランドを省略した場合、“yes”を指定したものとします。
プロセスグループあたりのトレースログファイルの世代管理数を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦トレースログ世代数≦20です。
0を指定した場合、世代管理を行いません。
本オペランドを省略した場合、10を指定したものとします。
トレースログファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。
指定可能な値は、1≦トレースログサイズ≦10です。
本オペランドを省略した場合、5を指定したものとします。
PVC状態監視依頼送信間隔タイマのタイマ値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC状態監視依頼送信間隔タイマ(秒)≦300です。
本オペランドを省略した場合、60を指定したものとします。
PVC時刻取得結果待ちタイマのタイマ値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC時刻取得結果待ちタイマ(秒)≦300です。
本オペランドを省略した場合、5を指定したものとします。
PVC切断結果待ちタイマのタイマ値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC切断結果待ちタイマ(秒)≦300です。
本オペランドを省略した場合、5を指定したものとします。
PVC時刻取得依頼送信間隔タイマのタイマ値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC時刻取得依頼送信間隔タイマ(秒)≦7200です。
本オペランドを省略した場合、3600を指定したものとします。
PVC状態監視結果応答待ち回数を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC状態監視結果応答待ち回数(回)≦10です。
本オペランドを省略した場合、2を指定したものとします。
PVC時刻取得処理の時刻補正規定値オーバ回数を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC時刻取得処理の時刻補正規定値オーバ回数(回)≦10です。
本オペランドを省略した場合、3を指定したものとします。
PVC時刻取得結果応答待ち回数を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC時刻取得結果応答待ち回数(回)≦10です。
本オペランドを省略した場合、3を指定したものとします。
PVC切断結果応答待ち回数を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦PVC切断結果応答待ち回数(回)≦10です。
本オペランドを省略した場合、3を指定したものとします。
NCS-UDPプロトコルのタイムスタンプチェック結果を有効とするか無効とするかを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 有効とする no : 無効とする
本オペランドを省略した場合、“yes”を指定したものとします。
注意
以下のオペランドは、NCS-UDPプロトコルで規定された値を省略値としているため、統合ATMセンタが許可した場合を除き、省略値を指定してください。
tpa1、tpa3、tpa4、tpa5、npa1、npa2、npa3、npa4、tstmpchk
トレースログファイルとして獲得される最大サイズ(メガバイト)は次のとおりです。
trcloggeneオペランドに0を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)MBです。
trcloggeneオペランドに0以外を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)*trcloggene MBです。