Symfoware Server Standard Editionの場合、初期インストールおよびアンインストール時に、カーネル資源のパラメタ値を変更します。
Symfoware Server Standard Editionはデータベース二重化機能およびConnection Manager機能を含みます。初期インストールおよびアンインストール時には、それらに必要なカーネル資源のパラメタ値も一括で変更します。
カーネル資源の設定は、プロジェクトデータベース(/etc/projectファイル)を利用します。
自動で変更するカーネル資源を、以下に示します。
共用メモリ資源
以下の値を変更します。
パラメタ名 | 値 | インストール時 | アンインストール時 |
---|---|---|---|
project.max-shm-memory | 28311552 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
project.max-shm-ids | 1015 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
以下の値を変更します。
パラメタ名 | 値 | インストール時 | アンインストール時 |
---|---|---|---|
project.max-sem-ids | 604 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
process.max-sem-nsems | 512 | 設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定 | 設定値を変更しない |
以下の値を変更します。
パラメタ名 | 値 | インストール時 | アンインストール時 |
---|---|---|---|
process.max-msg-qbytes | 65536 | 設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定 | 設定値を変更しない |
project.max-msg-ids | 4 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
process.max-msg-messages | 700 | 設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定 | 設定値を変更しない |
参考
設定するパラメタ値は、以下の値に基づいています。
システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_SYSパラメタ: 500
システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPパラメタ: 500
システム用の動作環境ファイルのCOMMUNICATION_BUFFERパラメタ: 32
同時に実行するRDBコマンド数: 200
同時に起動するRDBシステム数: 1
システム用の動作環境ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。
変更するカーネルパラメタの値は、データベース二重化機能およびConnection Manager機能に関する値を含んでいます。
Symfoware Server Standard Editionを上記の値を超える規模で運用される場合、“セットアップガイド”の“カーネル編集”を参照し、適切なカーネルパラメタを設定してください。