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Symfoware Server V11.1.2 インストールガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

付録A カーネル資源の設定値

Symfoware Server Standard Editionの場合、初期インストールおよびアンインストール時に、カーネル資源のパラメタ値を変更します。

Symfoware Server Standard Editionはデータベース二重化機能およびConnection Manager機能を含みます。初期インストールおよびアンインストール時には、それらに必要なカーネル資源のパラメタ値も一括で変更します。

カーネル資源の設定は、プロジェクトデータベース(/etc/projectファイル)を利用します。

自動で変更するカーネル資源を、以下に示します。

用メモリ資源

以下の値を変更します。

パラメタ名

インストール時

アンインストール時

project.max-shm-memory

28311552

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

project.max-shm-ids

1015

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

セマフォ資源

以下の値を変更します。

パラメタ名

インストール時

アンインストール時

project.max-sem-ids

604

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

process.max-sem-nsems

512

設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定

設定値を変更しない

メッセージキュー資源

以下の値を変更します。

パラメタ名

インストール時

アンインストール時

process.max-msg-qbytes

65536

設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定

設定値を変更しない

project.max-msg-ids

4

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

process.max-msg-messages

700

設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定

設定値を変更しない

参考

設定するパラメタ値は、以下の値に基づいています。

  • システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_SYSパラメタ: 500

  • システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPパラメタ: 500

  • システム用の動作環境ファイルのCOMMUNICATION_BUFFERパラメタ: 32

  • 同時に実行するRDBコマンド数: 200

  • 同時に起動するRDBシステム数: 1

システム用の動作環境ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。

変更するカーネルパラメタの値は、データベース二重化機能およびConnection Manager機能に関する値を含んでいます。

Symfoware Server Standard Editionを上記の値を超える規模で運用される場合、“セットアップガイド”の“カーネル編集”を参照し、適切なカーネルパラメタを設定してください。