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Symfoware Server V11.1.2 インストールガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

5.1 symfo_installコマンドでの追加インストール

symfo_installコマンドは、Symfoware Serverの一部の機能をインストールしている環境に、他の機能を追加することができます。symfo_installコマンドを使用した追加インストール手順について説明します。

以下の手順でインストールしてください。

  1. スーパユーザへの変更

  2. DVDドライブのマウント

  3. インストール

注意

環境に以下の問題がある場合、インストーラはメッセージを表示後、インストール処理を終了します。

  • Symfoware ServerがサポートしていないロケールがOSのデフォルトロケール(/etc/default/initファイルのLANG指定値)に指定されている場合

  • 以下のいずれかがインストールされている場合

    • Symfoware Server クライアント機能

    • Interstage Business Application Server 高信頼性ログ機能

    • Interstage Migration Transactional File Access

1) スーパユーザへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。

$ su -
Password:******

2) DVDドライブのマウント

サーバプログラムのDVDをDVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、インストーラ実行権が設定されていないため、インストーラの起動に失敗する場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

# mkdir -p /dvd/dvd0   (注1)
# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s2 /dvd/dvd0   (注2)

注1) /dvd/dvd0がない場合のみ必要です。

注2) マシン環境によって、下線部のデバイス名が異なる場合がありますので確認してください。

3) インストール

以下の手順でインストールを行います。

1. インストール処理の開始

以下のコマンドを実行し、インストールを開始します。

# LANG=ja_JP.eucJP;export LANG
# cd /dvd/dvd0/solaris
# ./symfo_install

注意

symfo_installコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANG、LC_MESSAGESまたはLC_ALLには、表示環境にあわせて、“ja”、“ja_JP.eucJP”、“ja_JP.PCK”、“ja_JP.UTF-8”または“C”を設定してください。環境変数が適切に設定されていない場合、文字化けして表示されることがあります。

2. インストール情報の表示

インストールされている機能などの情報が、以下のように表示されます。

インストール環境のチェックを開始します。

以下の製品がインストールされています。
製品: 製品名
バージョン: バージョンレベル

インストール環境のチェックが終了しました。

"製品名"を追加インストールします。

インストール済みの機能
- 基本機能(サーバ機能、クライアント機能)
3. インストールする機能の選択

インストールできる機能の一覧が表示されます。インストールする機能を選択してください。

追加する機能を選択してください。
1: Advanced Backup Controller機能
2: Active DB Guard機能
3: Mirroring Controller機能
複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
[all:全機能,1,2,3,q]: 1,2

選択した機能が表示されます。問題がない場合は、下線部のように“y”を入力してください。

選択した機能
- Advanced Backup Controller機能
- Active DB Guard機能

上記の機能をインストールしますか?
y: 次へ進みます
n: 再び機能を選択します
q: インストールせずに終了します
[y,n,q](省略値はy): y
4. インストール情報の確認

インストール情報が、以下のように表示されます。表示されたインストール情報でインストールを開始する場合は、下線部のように“y”を入力してください。

変更不可能なインストール情報
インストールディレクトリ: /opt

上記の情報でインストールを開始しますか?
y: インストールを開始します
q: インストールせずに終了します
[y,q](省略値はy): y
5. インストール状態の表示

インストール状態が、以下のように表示されます。

インストールを開始します。

Advanced Backup Controller機能のインストールが成功しました。
Active DB Guard機能のインストールが成功しました。

インストールが終了しました。
6. インストール結果の確認

インストールが終了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。

正常終了の場合

インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

"製品名"の追加インストールが正常終了しました。
異常終了の場合

インストール中に何らかの異常が発生した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

"製品名"のインストールが異常終了しました。

注意

インストールの途中でエラーが発生していた場合は、以下のように対処してください。

  1. エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。

  2. 再度、symfo_installコマンドを実行します。