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NetCOBOL V11.0 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

6.2.2 INSDBINFコマンド

Oracle連携時には、INSDBINFコマンドを使用することによりCOBOLコンパイラとプリコンパイラ連携での、以下のような問題を解決します。

INSDBINFコマンドは行番号制御情報およびファイル名制御情報を埋め込んだ中間ファイルを生成します。

行番号制御情報(#LINE情報)は、プリコンパイルを行う前のソースの行番号を、それ以降に動作するコンパイラまたはプリコンパイラに通知するための情報です。

ファイル名制御情報(#FILE情報)は、オリジナルソースプログラムのファイル名や、プリコンパイラがインクルードしたファイルのファイル名を、それ以降に動作するコンパイラまたはプリコンパイラに通知するための情報です。

COBOLコンパイラは、INSDBINFコマンドが生成した中間ファイルを入力ファイルとすることにより、行番号制御情報およびファイル名制御情報を参照できます。それらの情報からオリジナルソースファイルとプリコンパイル後のソースファイル行番号の対応付けたオリジナルソースプログラムおよびインクルードファイルのファイル名の取得が可能となります。これにより、COBOLコンパイラとプリコンパイラの連携時の問題が解決されることになります。

INSDBINFコマンドの詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”を参照してください。