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NetCOBOL V11.0.1 リリース情報
FUJITSU Software

3.4.2 TF-LINDA

表3.4 TF-LINDAのプログラム修正一覧

項番

V/L(注)

P番号

現象

1

V70L10

(V10.3.0

V10.5.0)

PG96953

以下の条件の場合、対象ファイルのデータを破壊する場合があります。

  1. 順編成ファイル、または行順編成ファイルを入力対象にしている。かつ、

  2. 「データ条件」指定で対象データを抽出している。かつ、

  3. 抽出した対象データを更新(更新、削除)している。

2

V70L10

(V10.3.0)

V70L10A

(V11.0.0)

PH03105

以下の条件の場合、当該レコードが更新されず、別レコードを更新(または削除)する場合があります。

  1. 索引編成ファイルを入力対象にしている。かつ、

  2. 主キーに重複が許可されている。かつ、

  3. 実データ内に主キーが複数種類存在する。かつ、

  4. データファイルの編集モードで「更新」を選択している。かつ、

  5. 「レコード削除」又は「レコード更新」を行う。かつ、

  6. 「保存して閉じる」を選択する。


[操作例]

1)主キーに重複が許可された索引編成ファイルを、編集モード「更新」で開きます。

+----+-----+---+---+
|内部番号|ステータス|主キー|データ|
+----+-----+---+---+
|   1   |          |  A  |  あ  |
|   2   |          |  A  |  い  |
|   3   |          |  A  |  う  |
|   1   |          |  B  |  か  |
|   2   |          |  B  |  き  |
|   3   |          |  B  |  く  |
+----+-----+---+---+

2)4レコード目を削除します。

+----+-----+---+---+
|内部番号|ステータス|主キー|データ|
+----+-----+---+---+
|   1   |          |  A  |  あ  |
|   2   |          |  A  |  い  |
|   3   |          |  A  |  う  |
|   1   |  削  除  |  B  |  か  |
|   2   |          |  B  |  き  |
|   3   |          |  B  |  く  |
+----+-----+---+---+

3)データ保存後に再度開き直すと、1レコード目が削除され、削除したはずの4レコード目が残ります。

+----+-----+---+---+
|内部番号|ステータス|主キー|データ|
+----+-----+---+---+
|   1   |          |  A  |  あ  |←実際に削除されるレコード
|   2   |          |  A  |  い  |
|   3   |          |  A  |  う  |
|   1   |          |  B  |  か  |←本来削除されるべきレコード
|   2   |          |  B  |  き  |
|   3   |          |  B  |  く  |
+----+-----+---+---+

注:V/Lは障害が存在する範囲を示します。()内のバージョンはNetCOBOLシリーズのバージョンレベルを示します。