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PRIMEFLEX for HA Database 業務開発ガイド(Native SQL編)
FUJITSU Integrated System

4.1.6 24時間運用をサポートする機能

データベースを使用するシステムにおいて、データベースの保守作業では、運用の停止を余儀なくするいくつかの作業がありました。したがって、データベースの保守作業を行うために、運用を停止する契機や時間について、あらかじめ綿密な計画を立てておく必要がありました。

PRIMEFLEX for HA Databaseでは、以下の機能を提供することにより、運用を停止することなく、オンライン業務と並行して保守作業を行うことを可能としています。

4.1.6.1 インデックスの自動再配置

業務を開始してから一定の時間が経過すると、インデックスのメンテナンスによってフラグメンテーション発生率が高くなり、性能が悪化します。そこで、インデックスを再配置する必要が生じてきます。

PRIMEFLEX for HA Databaseでは、DSOを自動再配置属性で事前に定義しておくことで、データの挿入および削除時に、自動的にインデックスのデータを再配置し格納することができます。これにより、動作中のアプリケーションを停止せずに、インデックスの再配置ができ、性能劣化を防止することができます。

DSO定義文にREALIGNMENTを指定することにより、インデックスの再配置は自動的に行われます。

インデックスの再配置を自動的に行う場合の定義例を以下に示します。

定義例
CREATE DSO 在庫表IXDSO1 INDEX ON STOCK.在庫表 (製品名)
           TYPE BTREE(PAGESIZE1(8),PAGESIZE2(8), REALIGNMENT);

4.1.6.2 DSIの切離し

PRIMEFLEX for HA Databaseでは、業務ノンストップで再編成を行うことができます。

ここでは、データベースの再編成を行うために、特定のDSIをオンライン業務から切り離す方法について説明します。

動作環境ファイルのINCLUSION_DSIに特定のDSIを指定することにより、指定したDSIをデータ操作の範囲として限定することができます。

参照

INCLUSION_DSIの指定方法については、“Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(共通編)”を参照してください。

動作環境ファイルによるDSIの切離しの例を以下に示します。