本章では、利用可能なSQL文について説明します。
以下のSQL文が実行可能です。
各SQL文の構文は、“PostgreSQL文書”の“SQLコマンド”を参照してください。
利用できるSQL文 | 用途 |
---|---|
ABORT | 現在のトランザクションをアボートします。 |
ALTER AGGREGATE | 集約関数定義を変更します。 |
ALTER COLLATION | 照合順の定義を変更します。 |
ALTER CONVERSION | 変換の定義を変更します。 |
ALTER DATABASE | データベースを変更します。(注1) |
ALTER DEFAULT PRIVILEGES | デフォルトのアクセス権限を定義します。 |
ALTER DOMAIN | ドメイン定義を変更します。 |
ALTER EXTENSION | 拡張の定義を変更します。 |
ALTER FUNCTION | 関数定義を変更します。(注1) |
ALTER GROUP | ロールの名前またはメンバー資格を変更します。 |
ALTER INDEX | インデックス定義を変更します。 |
ALTER LARGE OBJECT | ラージオブジェクトの定義を変更します。 |
ALTER OPERATOR | 演算子の定義を変更します。 |
ALTER OPERATOR CLASS | 演算子クラスの定義を変更します。 |
ALTER OPERATOR FAMILY | 演算子族の定義を変更します。 |
ALTER ROLE | データベースロールを変更します。(注1) |
ALTER SCHEMA | スキーマ定義を変更します。 |
ALTER SEQUENCE | シーケンスジェネレータの定義を変更します。 |
ALTER TABLE | テーブル定義を変更します。 |
ALTER TABLESPACE | テーブル空間の定義を変更します。 |
ALTER TEXT SEARCH CONFIGURATION | テキスト検索設定の定義を変更します。 |
ALTER TEXT SEARCH DICTIONARY | テキスト検索辞書の定義を変更します。 |
ALTER TEXT SEARCH PARSER | テキスト検索パーサの定義を変更します。 |
ALTER TEXT SEARCH TEMPLATE | テキスト検索テンプレートの定義を変更します。 |
ALTER TRIGGER | トリガ定義を変更します。 |
ALTER TYPE | 型定義を変更します 。 |
ALTER USER | データベースロールを変更します。 |
ALTER VIEW | ビュー定義を変更します。 |
ANALYZE | データベースに関する統計を集計します。 |
BEGIN | トランザクションブロックを開始します。 |
CHECKPOINT | トランザクションログのチェックポイントを強制的に実行します。 |
CLOSE | カーソルを閉じます。 |
CLUSTER | インデックスに従ってテーブルをクラスタ化します。 |
COMMENT | オブジェクトのコメントを定義する、または変更します。 |
COMMIT | 現在のトランザクションをコミットします。 |
COMMIT PREPARED | 二相コミット用に事前に準備されたトランザクションをコミットします。 |
COPY | クライアントとデータベースのテーブルの間でデータをコピーします。(注2) |
CREATE AGGREGATE | 新しい集約関数を定義します。(注4) |
CREATE CAST | 新しいキャストを定義します。(注4) |
CREATE COLLATION | 新しい照合順序を定義します。 |
CREATE CONVERSION | 新しい符号化方式変換を定義します。(注4) |
CREATE DATABASE | 新しいデータベースを作成します。(注6) |
CREATE DOMAIN | 新しいドメインを定義します。 |
CREATE EXTENSION | 拡張をインストールします。 |
CREATE FUNCTION | 新しい関数を定義します。(注1)(注3) |
CREATE GROUP | 新しいデータベースロールを定義します。 |
CREATE INDEX | 新しいインデックスを定義します。 |
CREATE OPERATOR | 新しい演算子を定義します。(注4) |
CREATE OPERATOR CLASS | 新しい演算子クラスを定義します。(注4) |
CREATE OPERATOR FAMILY | 新しい演算子族を定義します。 |
CREATE ROLE | 新しいデータベースロールを定義します。 |
CREATE RULE | 新しい書き換えルールを定義します。 |
CREATE SCHEMA | 新しいスキーマを定義します。 |
CREATE SEQUENCE | 新しいシーケンスジェネレータを定義します。 |
CREATE TABLE | 新しいテーブルを定義します。 |
CREATE TABLE AS | 問合せの結果によって新しいテーブルを定義します。 |
CREATE TABLESPACE | 新しいテーブル空間を定義します。(注5) |
CREATE TEXT SEARCH CONFIGURATION | 新しいテキスト検索設定を定義します。 |
CREATE TEXT SEARCH DICTIONARY | 新しいテキスト検索辞書を定義します。 |
CREATE TEXT SEARCH PARSER | 新しいテキスト検索パーサを定義します。(注4) |
CREATE TEXT SEARCH TEMPLATE | 新しいテキスト検索テンプレートを定義します。(注4) |
CREATE TRIGGER | 新しいトリガを定義します。(注4) |
CREATE TYPE | 新しいデータ型を定義します。(注4) |
CREATE USER | 新しいデータベースロールを定義します。 |
CREATE VIEW | 新しいビューを定義します。 |
DEALLOCATE | 準備された文の割り当てを解除します。 |
DECLARE | カーソルを定義します。 |
DELETE | テーブルから行を削除します。 |
DISCARD | セッションの状態を破棄します。 |
DO | 無名コードブロックを実行します。 |
DROP AGGREGATE | 定義済の集約関数を削除します。 |
DROP CAST | 定義済のキャストを削除します。 |
DROP COLLATION | 定義済の照合順序を削除します。 |
DROP CONVERSION | 定義済の変換を削除します。 |
DROP DATABASE | 定義済のデータベースを削除します。 |
DROP DOMAIN | 定義済のドメインを削除します。 |
DROP EXTENSION | 定義済の拡張を削除します。 |
DROP FUNCTION | 定義済の関数を削除します。 |
DROP GROUP | 定義済のデータベースロールを削除します。 |
DROP INDEX | 定義済のインデックスを削除します。 |
DROP OPERATOR | 定義済の演算子を削除します。 |
DROP OPERATOR CLASS | 定義済の演算子クラスを削除します。 |
DROP OPERATOR FAMILY | 定義済の演算子族を削除します。 |
DROP OWNED | 定義済のデータベースロールにより所有されるデータベースオブジェクトを削除します。 |
DROP ROLE | 定義済のデータベースロールを削除します。 |
DROP RULE | 定義済の書き換えルールを削除します。 |
DROP SCHEMA | 定義済のスキーマを削除します。 |
DROP SEQUENCE | 定義済のシーケンスを削除します。 |
DROP TABLE | 定義済のテーブルを削除します。 |
DROP TABLESPACE | 定義済のテーブル空間を削除します。 |
DROP TEXT SEARCH CONFIGURATION | 定義済のテキスト検索設定を削除します。 |
DROP TEXT SEARCH DICTIONARY | 定義済のテキスト検索辞書を削除します。 |
DROP TEXT SEARCH PARSER | 定義済のテキスト検索パーサを削除します。 |
DROP TEXT SEARCH TEMPLATE | 定義済のテキスト検索テンプレートを削除します。 |
DROP TRIGGER | 定義済のトリガを削除します。 |
DROP TYPE | 定義済のデータ型を削除します。 |
DROP USER | 定義済のデータベースロールを削除します。 |
DROP VIEW | 定義済のビューを削除します。 |
END | 現在のトランザクションをコミットします。 |
EXECUTE | 準備された文を実行します。 |
EXPLAIN | 問合せ文の実行計画を表示します。 |
FETCH | カーソルを使用してテーブルから行を抽出します。 |
GRANT | アクセス権限を定義します。 |
INSERT | テーブルに新しい行を作成します。 |
LISTEN | 通知を監視します。 |
LOCK | テーブルをロックします。 |
MOVE | カーソルの位置を決めます。 |
NOTIFY | 通知を生成します。 |
PREPARE | 実行する文を準備します。 |
PREPARE TRANSACTION | 二相コミット用に現在のトランザクションを準備します。 |
REASSIGN OWNED | あるデータベースロールにより所有されたデータベースオブジェクトの所有権を変更します。 |
REINDEX | インデックスを再構築します。 |
RELEASE SAVEPOINT | 設定済みのセーブポイントを破棄します。 |
RESET | 実行時パラメータの値をデフォルト値に戻します。(注1) |
REVOKE | アクセス権限を取り消します。 |
ROLLBACK | 現在のトランザクションをアボートします。 |
ROLLBACK PREPARED | 事前に二相コミット用に準備されたトランザクションを取り消します。 |
ROLLBACK TO SAVEPOINT | セーブポイントまでロールバックします。 |
SAVEPOINT | 現在のトランザクション内に新規にセーブポイントを定義します。 |
SECURITY LABEL | オブジェクトに適用するセキュリティラベルを定義または変更します。 |
SELECT | テーブルもしくはビューから行を検索します。 |
SELECT INTO | 問合せの結果からの新しいテーブルを定義します。 |
SET | 実行時パラメータを変更する。(注1) |
SET CONSTRAINTS | 現在のトランザクションにおける制約の検査方法を設定します。 |
SET ROLE | 現在のセッションにおけるユーザー識別子を設定します。 |
SET SESSION AUTHORIZATION | セッションのユーザー識別子、現在のセッションのユーザー識別子を設定します。 |
SET TRANSACTION | 現在のトランザクションの特性を設定します。 |
SHOW | 実行時パラメータの値を表示します。 |
START TRANSACTION | トランザクションブロックを開始します。 |
TRUNCATE | 1テーブルまたはテーブル群を空にします。 |
UNLISTEN | 通知の監視を停止します。 |
UPDATE | テーブルの行を更新します。 |
VACUUM | データベースの不要領域の回収とデータベースの解析(オプション)を行います。 |
VALUES | 行セットを計算します。 |
注1)configuration_parameterを指定する場合、値にディレクトリパスを記述するパラメータは指定できません。
注2)FROMおよびTOにファイル名は指定できません。STDINまたはSTDOUTを指定してください。
注3)LANGUAGEに指定できる言語はSQL、internal、またはplpgsqlです。
注4)関数を指定する場合、言語がSQLまたはplpgsqlで実装された関数だけ指定可能です。
注5)LOCATION句に指定したディレクトリは/database/tblspcの配下に自動生成しますので、ユーザーが事前にディレクトリを用意する必要はありません。また、LOCATION句に指定可能なパス長は958バイト以内です。
注6)ENCODING句は指定できません。
注意
PostgreSQL 9.2で実行可能な以下のSQL文は利用できません。
ALTER FOREIGN DATA WRAPPER
ALTER FOREIGN TABLE
ALTER LANGUAGE
ALTER SERVER
ALTER USER MAPPING
CREATE FOREIGN DATA WRAPPER
CREATE FOREIGN TABLE
CREATE LANGUAGE
CREATE SERVER
CREATE USER MAPPING
DROP FOREIGN DATA WRAPPER
DROP FOREIGN TABLE
DROP LANGUAGE
DROP SERVER
DROP USER MAPPING
LOAD