本章では、データベースのモニタリングについて説明します。
データベースは日々変化しているため、日々の変化をモニタリングし、データ量の増加やコネクション数の増加などの変化を捉えることで早期に問題を検出できます。検出した問題を分析し対策することで、安定したデータベース運用を行うことができます。
データベースのモニタリングの観点としては、以下が挙げられます。
1つのSQL文やトランザクションの性能であるレスポンス
データベース全体としての性能のスループット
容量制限
データベースの活動状況
Open SQLインターフェースでは、アプリケーションのログ、Open SQLのログ、OS資源の情報、およびデータベース資源の情報を参照して、システムの状態や性能情報をモニタリングします。
これらの情報は、以下の方法で確認できます。
情報 | 確認方法 |
---|---|
アプリケーションのログの出力先で指定したログファイル | |
システムビューのpgx_log | |
Open SQL Administratorのモニタリング画面 | |
各種のシステムカタログ |
参照
アプリケーションのログを出力する方法は、“4.3 アプリケーションのログ”を参照してください。
システムカタログの詳細については、“付録A システム表”を参照してください。
Open SQL Administratorのモニタリング画面については、“6.3 モニタリング”を参照してください。