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PRIMEFLEX for HA Database 利用ガイド
FUJITSU Integrated System

3.5.2 バックアップ

PRIMEFLEX for HA Databaseは、異常発生時に備えて、データベース資源のバックアップを自動的に行います。そのバックアップとデータベースのトランザクションの記録を使用することで、PRIMEFLEX for HA Databaseの一部ハードウェアに故障が発生した場合でも、システムを最新の状態まで復元できます。

バックアップは、お客様が設定した開始時刻に定期的に取得します。開始時刻を設定する場合は、業務への影響を避けるため、業務負荷が低い時間帯に設定することを推奨します。初期値は毎日午前1時に実行されるように設定されています。

この設定を変更する場合は、以下の手順で行います。


  1. Appliance Managerで[運用変更]タブを選択し、次に[バックアップ]タブを開きます。[バックアップ]画面が開きます。

  2. [バックアップ開始時刻]を指定します。

  3. [変更]ボタンをクリックします。新しいバックアップスケジュールが設定されます。

ポイント

  • [手動バックアップ]ボタンをクリックすると、[バックアップ開始時刻]に関係なく、すぐにバックアップを実施します。

  • バックアップ処理中は、Appliance Managerの画面操作を行うことができます。また、Appliance Managerからログアウトしても、バックアップ処理は継続します。

  • バックアップ所要時間の目安は、以下のとおりです。所要時間は、格納しているデータ量に依存します。

    製品のモデル種別(注)

    Open SQL

    Native SQL

    16コアモデル(2.6TB用)または
    36コアモデル(2.6TB用)

    2時間

    2時間

    16コアモデル(2.6TB用) + 容量増設オプションまたは
    36コアモデル(2.6TB用) + 容量増設オプション

    3時間

    3時間

    16コアモデル(5.2TB用)または
    36コアモデル(5.2TB用)

    3時間

    3時間

    16コアモデル(5.2TB用) + 容量増設オプションまたは
    36コアモデル(5.2TB用) + 容量増設オプション

    6時間

    6時間

    注) 各モデルの詳細は“1.1.3 基本スペック”を参照してください。

注意

  • バックアップに失敗した場合は、[ホーム]画面の稼働状態の表示が「警告」になります。

  • バックアップに失敗した状態を放置すると、システムの復元ができなくなる場合があります。早急に復旧してください。詳細は、“3.4 警告・異常時の対処とリカバリー”を参照してください。

  • バックアップ開始時に前回のバックアップが動作中の場合、バックアップは実行されません。