Consolidation Optionテンプレートでは、ミドルウェアインスタンスの操作結果をメールで通知することができます。
以下の手順に従って、Consolidation Optionテンプレートで利用するメール情報を登録します。
(1) メール送信に必要な情報を設定する
Consolidation Optionテンプレートを利用する前に、メール送信に必要となる情報をConsolidation Option テンプレート設定ファイルに設定します。以下のファイルを編集してください。
ファイル名
swrba_consolidationoption.config
格納場所
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\etc\share\consolidationoption\conf\
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/etc/share/consolidationoption/conf/
記載方法
Key=Value形式で指定してください。
キー名 | 説明 |
---|---|
mail_from_address | 通知メールの送信元メールアドレスを指定します。 本項目が省略または、不正なメールアドレスが設定されていた場合は、通知メールが送信されません。 |
mail_to_address | 通知メールの宛先メールアドレスを指定します。 複数の宛先を指定する場合は、区切り文字として“;”(セミコロン)を指定します。宛先メールアドレスの文字数の上限は、1024文字です。 1024文字を超えて指定した場合は、メールの送信に失敗します。 本項目が省略または、不正なメールアドレスが設定されていた場合は、通知メールが送信されません。 |
mail_smtp_ipaddress | SMTPサーバのIPアドレスまたは、ホスト名を指定します。 本項目が省略または、不正なIPアドレスまたはホスト名が指定されていた場合は、通知メールが送信されません。 |
mail_smtp_port | SMTPサーバへ接続するTCPポート番号を指定します。0~65535の間で指定します。省略した場合は、“25”を使用します。 不正なポート番号が指定されていた場合は、通知メールが送信されません。 |
mail_smtp_username | SMTPサーバへのSMTP認証を行うためのユーザー名を指定します。本項目を省略した場合は、SMTP認証を利用しないメール送信を行います。 不正なユーザー名が指定されていた場合は、通知メールが送信されません。 |
mail_smtp_password | SMTPサーバへのSMTP認証を行うユーザーのパスワードを指定します。本項目を省略した場合は、SMTP認証を利用しないメール送信を行います。 不正なパスワードが指定されていた場合は、通知メールが送信されません。 |
注意
同一キーを複数設定していた場合は、最後に記載したキーと指定値が有効となります。
mail_from_address=rba_user1@example.com mail_to_address=rba_user2@example.com;rba_user3@example.com mail_smtp_ipaddress=192.0.2.0 mail_smtp_port=587 mail_smtp_username=rba_user4 mail_smtp_password=password
(2) 設定した情報を確認する
メール送信に必要な情報が正しく設定されているかを確認します。
“通知メール設定確認”プロセス定義を利用して、メール通知設定が正しく行われているか確認してください。“通知メール設定確認”プロセス定義は、プロセスグループ名“swrba_template_consolidation_opt”に登録されています。Webコンソールから本プロセス定義を起動してください。起動方法については、“4.1.1 テンプレートの起動”を参照してください。
通知メール設定が正しく行われた場合は、以下のメールが通知されます。
from_address=rba_user1@example.com to_address=rba_user2@example.com;rba_user3@example.com subject:メール通知設定確認 通知メール設定に従い、設定確認メールを送信しました。
なお、上記の通知設定確認メールが指定した宛先に届かない場合や、“通知メール設定確認”プロセス定義のプロセスインスタンスの状態が“エラー”になった場合には、設定値を再度見直してください。