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ETERNUS SF Express 16.3 / Storage Cruiser 16.3 / AdvancedCopy Manager 16.3 導入ガイド
FUJITSU Storage

1.2 導入プログラムの決定

利用製品と導入プログラムの関係を、以下に示します。
この表を参考に、導入するプログラムを決定してください。

表1.1 利用製品と導入プログラムの関係

利用する製品

導入プログラム

備考

Express

ETERNUS SF Manager

インストールが必須です。(注1)

Storage Cruiser

ETERNUS SF Manager

ETERNUS SF Managerがインストールされていない場合は、インストールが必須です。

ETERNUS SF Managerがインストールされている場合は、ライセンスを登録します。
ライセンス登録の詳細は、「第12章 利用製品の追加・変更」を参照してください。

Storage Cruiserエージェント

以下の運用を行う場合は、管理対象サーバにインストールが必須です。

  • アクセスパス設定や状態監視・障害監視など、Storage Cruiserエージェントの導入によって利用可能となる機能を利用する場合

  • バックアップウィザード(for Exchange Server)またはバックアップウィザード(for SQL Server)を使用する場合(注3)

  • リストアウィザード(for Exchange Server)またはリストアウィザード(for SQL Server)を使用する場合(注3)

  • スケジューラーを使用する場合(注3)

Storage Clusterの自動Failover機能を利用する場合は、Storage Clusterコントローラーにインストールが必要です。

AdvancedCopy Manager (エージェント利用型運用の場合)

ETERNUS SF Manager

ETERNUS SF Managerがインストールされていない場合は、インストールが必須です。

ETERNUS SF Managerがインストールされている場合は、ライセンスを登録します。
ライセンス登録の詳細は、「第12章 利用製品の追加・変更」を参照してください。

AdvancedCopy Managerエージェント

インストールが必須です。
バックアップ/レプリケーション対象の資源を持つサーバにインストールします

AdvancedCopy Manager (エージェントレス型運用の場合)

ETERNUS SF Manager
または
AdvancedCopy Manager Copy Control Module

左記のどちらかのプログラムのインストールが必須です。

本製品が提供する機能のうち、AdvancedCopy Manager Copy Control Module(以降、“AdvancedCopy Manager CCM”と略します)の機能だけを利用する場合は、AdvancedCopy Manager CCMをインストールします。

それ以外の場合は、ETERNUS SF Managerをインストールします。(注2)
ただし、ETERNUS SF Managerがインストールされている場合は、ライセンスを登録します。
ライセンス登録の詳細は、「第12章 利用製品の追加・変更」を参照してください。

注1: Expressは、Solaris環境での動作をサポートしていません。Windows環境またはLinux環境にインストールしてください。

注2: AdvancedCopy Manager CCMはETERNUS SF Managerに含まれていますが、単独でもインストールできます。

注3: 管理対象サーバ兼運用管理サーバの場合も同様です。

注意

Storage CruiserマネージャーとAdvancedCopy Managerマネージャーを別々の運用管理サーバにインストールする場合は、以下に注意してください。

  • Storage Cruiserマネージャーを運用する運用管理サーバ

    • Storage Cruiserのライセンスだけ登録します。

    • AdvancedCopy Managerエージェントはインストールできません。

    • ETERNUS SF Managerは統合した製品構成のため、AdvancedCopy Managerマネージャーのデーモン(サービス)も動作します。

    • 必要に応じて、ETERNUS ディスクアレイ登録時の「SNMPトラップ設定」チェックボックスをチェックします。

    • サーバを登録する際は、Storage Cruiserエージェントを利用する管理対象サーバとして登録します。

  • AdvancedCopy Managerマネージャーを運用する運用管理サーバ

    • AdvancedCopy Managerのライセンスだけ登録します。

    • ETERNUS ディスクアレイ登録時の「SNMPトラップ設定」チェックボックスは、チェックしないでください。

    • サーバを登録する際は、AdvancedCopy Managerエージェントを利用する管理対象サーバとして登録します。

参考

ウイルス対策ソフトウェアとの併用について説明します。

  • 以下のファイルをウイルス対策ソフトウェアの監視対象とすることに、制約はありません。

    • 導入プログラム

    • 導入プログラムが使用する動的ディスク・静的ディスク配下のファイル

    ただし、ウイルス対策ソフトウェアの種類によって、導入プログラムの動作に影響を与える場合や、導入プログラムの動的ディスク・静的ディスク配下のファイルへのアクセスに制限が生じる場合があります。その場合は、ウイルス対策ソフトウェアの指示に従って、上記のファイルを監視対象外としてください。導入プログラムが使用する動的ディスク・静的ディスクの詳細は、「第2章 動作環境」を参照してください。

  • AdvancedCopy Managerを導入してバックアップ運用/レプリケーション運用を行う場合、バックアップ/レプリケーション対象の資源の整合性を確保するために、ウイルス対策ソフトウェアがその資源にアクセスしないようにする必要があります。詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「バックアップ運用/レプリケーション運用の注意事項」にある「動作ソフトウェアについて」を参照してください。