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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

32.4.8 fieldオブジェクト

エミュレータ画面のフィールド情報を参照、および操作するためのオブジェクトです。fieldオブジェクトを使用するには、screenオブジェクトのFindFieldメソッドでオブジェクトの取得が必要です。

メソッド名

機能

JavaScript

VB/C#

bind

-

フィールドにイベントを登録

getColor

GetColor

フィールドカラー値の取得

getEndCol

GetEndCol

フィールドの終了桁位置を取得

getEndPos

GetEndPos

フィールド終了位置の取得

getEndRow

GetEndRow

フィールドの終了行位置を取得

getGroup

-

フィールドに設定したグループ名の取得

getHtmlElement

-

フィールドのHTMLエレメントを取得

getInputText

-

フィールドに入力中の文字列を取得

getName

GetName

フィールドに設定した名前を取得

getNextField

GetNextField

指定した先にあるフィールドオブジェクトを取得

getNextInputField

GetNextInputField

次の非保護フィールドのfieldオブジェクトを取得

getOption

-

スタイルを設定したフィールドのオプションを取得

getStartCol

GetStartCol

フィールドの開始桁位置を取得

getStartPos

GetStartPos

フィールド開始位置の取得

getStartRow

GetStartRow

フィールドの開始行位置を取得

getState

-

radio、check属性の状態取得

getStyle

-

フィールドのスタイル取得

getText

GetText

フィールド文字列の取得

getWidth

-

フィールドに設定した表示幅の取得

isAutoEnter

IsAutoEnter

オートエンターフィールドの判定

isBlink

IsBlink

ブリンクフィールドの判定

isComplete

IsComplete

完全入力フィールドの判定

isEscape

IsEscape

脱出要求フィールドの判定

isHilight

IsHilight

高輝度フィールドの判定

isInput

IsInput

非保護フィールドの判定

isKana

IsKana

かなフィールドの判定

isKonzai

IsKonzai

混在フィールドの判定

isLightpen

IsLightpen

ライトペン検出可能フィールドの判定

isNihongo

IsNihongo

日本語フィールドの判定

isNumeric

IsNumeric

数字フィールドの判定

isProtected

IsProtected

保護フィールドの判定

isReverse

IsReverse

反転フィールドの判定

isTrigger

IsTrigger

トリガーフィールドの判定

isUnderScore

IsUnderScore

下線フィールドの判定

isVisible

IsVisible

可視フィールドの判定

next

Next

次のfieldオブジェクトを取得

prev

Prev

前のfieldオブジェクトを取得

setFocus

-

フィールドにフォーカスを設定

setGroup

-

フィールドのグループ名を設定

setName

SetName

フィールドに名前を設定

setOption

-

スタイルを設定したフィールドのオプションを変更

setState

-

radio、check属性の状態変更

setStyle

-

フィールドにスタイルを設定

setText

SetText

フィールドに文字列を入力

setWidth

-

フィールドの表示幅の設定

オブジェクト

機能

初期値

JavaScript

VB/C#

event

-

イベントの発生時にbindメソッドで登録したコールバック関数に渡されるオブジェクト

-

プロパティ名

設定

参照

機能

JavaScript

VB/C#

length

Length

フィールド長を取得

※フィールドアトリビュートは含まれません


bind

fieldオブジェクトのフィールドへイベントを登録

fieldオブジェクトのフィールドに指定したイベントが発生した際に呼び出されるコールバック関数を登録します。
スタイルを指定したフィールドで、指定されたイベントの発生時にコールバック関数を呼び出します。


●呼び出し形式

bind(type, func, data)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

type

コールバック関数を登録するイベント名を示す文字列
"load":ロードイベント
"click":クリックイベント
"change":チェンジイベント

省略できません

func

コールバック関数を指定
typeで指定したイベントに登録された関数を解除する場合は null を指定

null

data

コールバック関数に渡す任意のパラメータ

null


スタイルごとイベント一覧

スタイル

イベントの発生タイミング

"assist"

load:フィールドのロード時
click:入力候補リストの選択時
change:キー入力時、およびフィールド選択時

"select"

load:初期データのロード時
change:リストボックスのデータ変更時

"button"

load:フィールドのロード時
click:ボタンのクリック時

"link"

load:フィールドのロード時
click:リンクのクリック時

"calendar"

load:フィールドのロード時
click:リンクのクリック時

"check"

load:フィールドのロード時
click:チェックボックスのクリック時

"radio"

load:フィールドのロード時
click:ラジオボタンのクリック時


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("button"); // フィールドに「button」属性を設定
field.bind("click", onClick); // フィールドへコールバック関数を登録

getColor/GetColor

フィールドカラー値の取得

フィールドより表示カラーの値を取得します。


●呼び出し形式

getColor()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとカラーを示す値の文字列を返します。

返却される文字列

説明

Default

背景色(初期値)

Blue

Red

Magenta

マゼンタ

Green

Cyan

シアン

Yellow

white


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var color = field.getColor();                        // 上記のカラー値を取得

getEndCol/GetEndCol

フィールドの終了桁位置を取得

フィールドの終了桁位置を取得します。


●呼び出し形式

getEndCol()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドの終了桁位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var col = field.getEndCol(); // フィールドの終了桁位置を取得

getEndPos/GetEndPos

フィールド終了位置の取得

フィールドの終了位置のアドレスを取得します。


●呼び出し形式

getEndPos()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドの終了位置のアドレスを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var addr = field.getEndPos();                    // フィールドの終了位置を取得

getEndRow/GetEndRow

フィールドの終了行位置を取得

フィールドの終了行位置を取得します。


●呼び出し形式

getEndRow()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドの終了行位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var row = field.getEndRow(); // フィールドの終了行位置を取得

getGroup

フィールドに設定したグループ名を取得

フィールドに設定したグループ名を取得します。


●呼び出し形式

getGroup()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドに設定されているグループ名を返します。グループ名が設定されていない場合、およびエラーが発生した場合は空文字を返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("選択1");  // 文字列「選択1」を含むfieldオブジェクトを取得
var group = field.getGroup(); // フィールドに設定されているグループ名を取得

getHtmlElement

フィールドのHTMLエレメントを取得

スタイルに指定したフィールドのHTMLエレメントを取得します。


●呼び出し形式

getHtmlElement()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとHTMLエレメントを返します。Web属性に設定されていない場合、およびエラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("担当者");  // 文字列「担当者」を含むfieldオブジェクトを取得
var element = field.getHtmlElement(); // フィールドのHTMLエレメントを取得

参考

getHtmlElementメソッドによるフィールドのHTMLエレメントの取得は、changeイベント、またはOnDspemuScreenUpdatedイベントで処理してください。


getInputText

フィールドに入力中の文字列を取得

フィールドに入力中の文字列を取得します。


●呼び出し形式

getInputText()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドに入力している文字列を返します。対象フィールドが保護フィールドの場合、およびエラーが発生した場合は空文字を返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("担当者");  // 文字列「担当者」を含むfieldオブジェクトを取得
field = field.getNextInputField();
var text = field.getInputText(); // フィールドの入力文字列を取得

getName/GetName

フィールドに設定した名前を取得

フィールドに設定した名前を取得します。


●呼び出し形式

getName ()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールド名を返します。名前が設定されていない場合、およびエラーが発生した場合は空文字を返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("担当者");  // 文字列「担当者」を含むfieldオブジェクトを取得
var name = field.getName(); // フィールドの名前を取得

getNextField/GetNextField

指定した先に存在するフィールドオブジェクトを取得

エミュレータ画面より取得したfieldオブジェクトから、指定数分先に存在するfieldオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

getNextField(index)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

index

取得対象のfieldオブジェクトまでの数を指定

1


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると取得したfieldオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
field = field.GetNextField(2); // 2つ先のフィールドの取得

getNextInputField/GetNextInputField

次の非保護フィールドのfieldオブジェクトを取得

エミュレータ画面より取得したfieldオブジェクトの次に定義されている入力フィールドを取得します。


●呼び出し形式

getNextInputField()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると取得したfieldオブジェクトを返します。フィールドが見つからなかった場合、およびエラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
field = field.getNextInputField(); // 非保護フィールドの取得

getOption

スタイルを設定したフィールドのオプションを取得

スタイルを設定したフィールドのオプションを取得します。


●呼び出し形式

getOption()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると設定されているオプションを返します。エラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


オプション

オプション

設定値

disabled

true:部品の無効化
false:部品の有効化(初期値)

changeMonth

true:月をプルダウンで選択可能とする
false:設定無効(初期値)

changeYear

true:年をプルダウンで選択可能とする
false:設定無効(初期値)

showOtherMonths

true:各月の空いているスペースに前月、次月の日を表示
false:設定無効(初期値)

selectOtherMonths

true:空いているスペースに表示した日を選択可能とする
false:設定無効(初期値)

firstDay

週の始まりの曜日を数値(0~6)で指定
0:日曜日(初期値)、1:月曜日、2:火曜日、3:水曜日、
4:木曜日、5:金曜日、6:土曜日

numberOfMonths

カレンダーを表示する数を数値で指定
(初期値:1)

minDate

表示するカレンダーを文字列で指定(初期値:null)
-ny:n年前(nは任意数値)
-nm:nヶ月前(nは任意数値)
-nd:n日前(nは任意数値)

maxDate

表示するカレンダーを文字列で指定(初期値はnull)
+ny:n年後(nは任意数値)
+nm:nヶ月後(nは任意数値)
+nd:n日後(nは任意数値)

dateFormat

カレンダー選択時に取得されるフォーマットを文字列で指定
"yy/mm/dd"(初期値)
setOptionでスタイルの指定時は、年月日の順番を入れ替え可能(例:mm/dd/yy)、また区切り文字("/")も任意文字に変更可能

showMonthAfterYear

true:年表示の後に月を表示(初期値)
false:月表示の後に年を表示

dayNamesMin

曜日の表示名を文字列の配列で指定
["日","月","火","水","木","金","土"](初期値)

monthNames

月の表示名を文字列の配列で指定
["1月","2月","3月","3月","5月","6月","7月","8月","9月","10月","11月","12月"](初期値)

nextText

翌月への移動ボタン名を文字列で指定
(初期値:"次")

prevText

前月への移動ボタン名を文字列で指定
(初期値:"前")

url

リンク部品クリック時に表示するページのURLを指定(初期値:null)
絶対パス指定以外の場合、接続アイコンのプロパティで指定されたユーザスクリプトファイルを配置しているフォルダ配下を参照します。ファイルが存在しない場合は、サーバのuserconfigフォルダ配下を参照します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成
// カレンダー
var field = dspemu.screen.findField("受注日");  // 文字列「受注日」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("calendar"); // フィールドに「calendar」属性を設定
var option = field.getOption(); //スタイルのオプションを取得
option.firstDay = 1; // calendarオプションで週の始まりを月曜に指定
field.setOption(option); // フィールドへオプションの設定

// ボタン
field = dspemu.screen.findField("実行");  // 文字列「実行」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("button"); // フィールドに「button」属性を設定
option = field.getOption(); // スタイルのオプションを取得
option.disabled = true; // 無効化オプションを設定
field.setOption(option); // フィールドへオプションの設定

getStartCol/GetStartCol

フィールドの開始桁位置を取得

フィールドの開始桁位置を取得します。


●呼び出し形式

getStartCol()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドの開始桁位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var col = field.getStartCol(); // フィールドの開始桁位置を取得

getStartPos/GetStartPos

フィールド開始位置の取得

フィールドの開始位置のアドレスを取得します。


●呼び出し形式

getStartPos()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドの開始位置のアドレスを返します


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var addr = field.getStartPos();                    // フィールドの開始位置を取得

getStartRow/GetStartRow

フィールドの開始行位置を取得

フィールドの開始行位置を取得します。


●呼び出し形式

getStartRow()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドの開始行位置を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、getError/GetErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var row = field.getStartRow(); // フィールドの開始行位置を取得

getState

フィールドスタイルの状態を取得

フィールドのスタイルが、radio、またはcheckの場合にスタイルの状態を取得します。


●呼び出し形式

getState ()

●パラメータ

ありません


●リターン値

フィールドがチェック状態の場合はtrueを返します。フィールドのスタイルがradio、またはcheckではない場合、およびチェックされていない場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if(field.getState()) { // フィールドのチェック状態を判定
    // チェック状態の処理
}

getStyle

フィールドのスタイルを取得

エミュレータ画面上のフィールドに設定されているスタイルを取得します。


●呼び出し形式

getStyle()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとスタイル名を返します。スタイルが未指定、およびエラーが発生した場合は空文字を返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("担当者");  // 文字列「担当者」を含むfieldオブジェクトを取得
var style = field.getStyle(); // フィールドのスタイルを取得

getTextGetText

フィールド文字列の取得

フィールド内の文字列を取得します。


●呼び出し形式

getText()

●パラメータ

パラメータはありませんが、リモートフォントをコード値で取得する場合は、次の関連プロパティをあらかじめ設定してください。

プロパティ

説明

省略時の初期値

textCodeType/TextCodeType

エミュレータ画面から取得する文字列に含まれるリモートフォントをコード値で取得するか指定します。
'mixed':リモートフォントをコード変換した際に無効文字(■)に変換された文字をコード値で取得します。
コード値例:[80A1]
'mixed'以外が指定された場合は、コード変換した文字を取得します。

""空文字

参考

textCodeType/TextCodeTypeプロパティに'mixed'を指定した場合、指定範囲に含まれる「[」はエスケープされ「[[」として取得されます。


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドの文字列を返します。フィールドに文字が存在しない場合、またはエラーが発生した場合は空文字を返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var text = field.getText(); // フィールドの文字を取得

getWidth

フィールドに設定した表示幅を取得

フィールドに設定した表示幅を取得します。


●呼び出し形式

getWidth()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとフィールドに設定されているスタイルの表示幅を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var width = field.getWidth(); // フィールドに設定されている表示幅を取得

isAutoEnter/IsAutoEnter

オートエンターフィールドの判定

フィールドがオートエンターフィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isAutoEnter()

●パラメータ

ありません


●リターン値

オートエンターフィールドの場合はtrueを返します。オートエンターフィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isAutoEnter())                    // オートエンターフィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドはオートエンターフィールドです");

isBlink/IsBlink

ブリンクフィールドの判定

フィールドがブリンクフィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isBlink()

●パラメータ

ありません


●リターン値

ブリンクフィールドの場合はtrueを返します。ブリンクフィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isBlink())                    // ブリンクフィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドはブリンクフィールドです");

isComplete/IsComplete

完全入力フィールドの判定

フィールドが完全入力フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isComplete()

●パラメータ

ありません


●リターン値

完全入力フィールドの場合はtrueを返します。完全入力フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isComplete())                    // 完全入力フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは完全入力フィールドです");

isEscape/IsEscape

脱出要求フィールドの判定

フィールドが脱出要求フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isEscape()

●パラメータ

ありません


●リターン値

脱出要求フィールドの場合はtrueを返します。脱出要求フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isEscape())                    // 脱出要求フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは脱出要求フィールドです");

isHilight/IsHilight

高輝度フィールドの判定

フィールドが高輝度フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isHilight()

●パラメータ

ありません


●リターン値

高輝度フィールドの場合はtrueを返します。高輝度フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isHilight())                    // 高輝度フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは高輝度フィールドです");

isInput/IsInput

非保護フィールドの判定

非保護フィールドを判定します。


●呼び出し形式

isInput()

●パラメータ

ありません


●リターン値

非保護フィールドの場合、trueを返します。非保護フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isInput()) {    // フィールドが非保護フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは非保護フィールドです");
}

isKana/IsKana

かなフィールドの判定

フィールドがかなフィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isKana()

●パラメータ

ありません


●リターン値

かなフィールドの場合はtrueを返します。かなフィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isKana())                    // かなフィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドはかなフィールドです");

isKonzai/IsKonzai

混在フィールドの判定

フィールドが混在フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isKonzai()

●パラメータ

ありません


●リターン値

混在フィールドの場合はtrueを返します。混在フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isKonzai())                    // 混在フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは混在フィールドです");

isLightpen/IsLightpen

ライトペン検出可能フィールドの判定

フィールドがライトペン検出可能フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isLightpen()

●パラメータ

ありません


●リターン値

ライトペン検出可能フィールドの場合はtrueを返します。ライトペン検出可能フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isLightpen())                    // ライトペン検出フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドはライトペン検出可能フィールドです");

isNihongo/IsNihongo

日本語フィールドの判定

フィールドが日本語フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isNihongo()

●パラメータ

ありません


●リターン値

日本語フィールドの場合はtrueを返します。日本語フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザ");  // 文字列「ユーザ」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isNihongo())                    // 日本語フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは日本語フィールドです");

isNumeric/IsNumeric

数字フィールドの判定

フィールドが数字フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isNumeric()

●パラメータ

ありません


●リターン値

数字フィールドの場合はtrueを返します。数字フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isNumeric())                    // 数字フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは数字フィールドです");

isProtected/IsProtected

保護フィールドの判定

フィールドが保護フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isProtected()

●パラメータ

ありません


●リターン値

保護フィールドの場合はtrueを返します。保護フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isProtected())                    // 保護フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは保護フィールドです");

isReverse/IsReverse

反転フィールドの判定

フィールドが反転フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isReverse()

●パラメータ

ありません


●リターン値

反転フィールドの場合はtrueを返します。反転フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isReverse())                    // 反転フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは反転フィールドです");

isTrigger/IsTrigger

トリガーフィールドの判定

フィールドがトリガーフィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isTrigger()

●パラメータ

ありません


●リターン値

トリガーフィールドの場合はtrueを返します。トリガーフィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isTrigger())                    // トリガーフィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドはトリガーフィールドです");

isUnderScore/IsUnderScore

下線フィールドの判定

フィールドが下線フィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isUnderScore()

●パラメータ

ありません


●リターン値

下線フィールドの場合はtrueを返します。下線フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isUnderScore())                    // 下線フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは下線フィールドです");

isVisible/IsVisible

可視フィールドの判定

フィールドが表示可能なフィールドであるかを判定します。


●呼び出し形式

isVisible()

●パラメータ

ありません


●リターン値

可視フィールドの場合はtrueを返します。可視フィールド以外の場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
if (field.isVisible())                    // 可視フィールドかどうか
    dspemu.macro.MsgBox("フィールドは可視フィールドです");

next/Next

次のfieldオブジェクトを取得

現在のフィールドの次のフィールドから、fieldオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

next()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると次のfieldオブジェクトを返します。現在のフィールドが最終フィールドで、次のフィールドが存在しない場合nullを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var nextfield = field.next();                        // 上記の次のオブジェクトを取得

prev/Prev

前のfieldオブジェクトを取得

現在のフィールドの前のフィールドから、fieldオブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

prev()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると前のfieldオブジェクトを返します。現在のフィールドが先頭フィールドで、前のフィールドが存在しない場合nullを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
var prevfield = field.prev();                        // 上記の前のオブジェクトを取得

setFocus

フィールド、または、スタイルを適用したフィールド(部品)にフォーカスを設定します。

●呼び出し形式

setFocus()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると前のfieldオブジェクトを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field1 = dspemu.screen.findField('ENTER'); 
field1.setStyle('button'); 
var field2 = dspemu.screen.findField('受注入力'); 
field2.setStyle('radio', false); 
field2.bind('click', function (e) {
    if (e.checked) {
        // ボタンスタイルを適用したフィールドにフォーカスを設定
        field1.setFocus();
    }
});

setGroup

フィールドへグループ名を設定

エミュレータ画面のフィールドにグループ名を指定します。フィールドのスタイルがradioの場合のみ有効です。


●呼び出し形式

setGroup(name)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

name

フィールドに設定するグループ名

設定した値をクリア


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("選択1");  // 文字列「選択1」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("radio"); // フィールドをラジオボタンスタイルに変更
field.setGroup("グループ1"); // フィールドにグループ名を設定

setName/SetName

フィールドへ名前を設定

エミュレータ画面のフィールドに名前を指定します。


●呼び出し形式

setName(name)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

name

フィールドに設定する名前の文字列

設定した値をクリア

注意

複数のフィールドに同じ名前を指定することはできません。


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("担当者");  // 文字列「担当者」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("button"); // フィールドをボタンスタイルに変更
field.setName("担当者"); // フィールドの名前を「担当者」に設定

setOption

スタイルを設定したフィールドへオプションを設定

スタイルを設定したフィールドにオプションを設定します。


●呼び出し形式

setOption(option)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

option

スタイルを設定したフィールドへオプションをオブジェクトで指定

初期設定で表示


オプション

オプション

設定値

適用されるスタイル

disabled

true:部品の無効化
false:部品の有効化(初期値)

button、calendar、check、radio、select

changeMonth

true:月をプルダウンで選択可能とする
false:設定無効(初期値)

calendar

changeYear

true:年をプルダウンで選択可能とする
false:設定無効(初期値)

calendar

showOtherMonths

true:各月の空いているスペースに前月、次月の日を表示
false:設定無効(初期値)

calendar

selectOtherMonths

true:空いているスペースに表示した日を選択可能とする
false:設定無効(初期値)

calendar

firstDay

週の始まりの曜日を数値(0~6)で指定
0:日曜日(初期値)、1:月曜日、
2:火曜日、3:水曜日、4:木曜日、
5:金曜日、6:土曜日

calendar

numberOfMonths

カレンダーを表示する数を数値で指定
(初期値:1)

calendar

minDate

表示するカレンダーを文字列で指定(初期値:null)
-ny:n年前(nは任意数値)
-nm:nヶ月前(nは任意数値)
-nd:n日前(nは任意数値)

calendar

maxDate

表示するカレンダーを文字列で指定(初期値はnull)
+ny:n年後(nは任意数値)
+nm:nヶ月後(nは任意数値)
+nd:n日後(nは任意数値)

calendar

dateFormat

カレンダー選択時に取得されるフォーマットを文字列で指定
"yy/mm/dd"(初期値)
setOptionでスタイルの指定時は、年月日の順番を入れ替え可能(例:mm/dd/yy)、また区切り文字("/")も任意文字に変更可能

calendar

showMonthAfterYear

true:年表示の後に月を表示(初期値)
false:月表示の後に年を表示

calendar

dayNamesMin

曜日の表示名を文字列の配列で指定
["日","月","火","水","木","金","土"](初期値)

calendar

monthNames

月の表示名を文字列の配列で指定
["1月","2月","3月","3月","5月","6月","7月","8月","9月","10月","11月","12月"](初期値)

calendar

nextText

翌月への移動ボタン名を文字列で指定
(初期値:"次")

calendar

prevText

前月への移動ボタン名を文字列で指定
(初期値:"前")

calendar

url

リンク部品クリック時に表示するページのURLを指定(初期値:null)
絶対パス指定以外の場合、接続アイコンのプロパティで指定されたユーザスクリプトファイルを配置しているフォルダ配下を参照します。ファイルが存在しない場合は、サーバのuserconfigフォルダ配下を参照します。

link


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成
// カレンダー
var field = dspemu.screen.findField("受注日");  // 文字列「受注日」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("calendar"); // フィールドをカレンダースタイルに設定
field.setOption({minDate: "-5d", maxDate: "+1d"}); // 選択可能日を5日前~翌日までに設定
// ボタン
fieldn = dspemu.screenfindField("実行"); // 文字列「実行」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("button"); // フィールドに「button」スタイルを設定
field.setOption({disabled: true}); // ボタンを無効化

setState

フィールドスタイルの状態を設定

フィールドのスタイルが、radio、またはcheckの場合にスタイルの状態を設定します。


●呼び出し形式

setState(checked)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

checked

true:チェック状態に設定
false:チェック状態を解除

false


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。フィールドのスタイルがradio、またはcheckではない場合、およびエラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
field.setStyle("radio"); // フィールドをラジオボタンスタイルに設定
field.setState(true); // フィールドをチェック状態に設定

setStyle

フィールドのスタイルを変更

エミュレータ画面上のフィールドを指定したスタイルに変更します。


●呼び出し形式

setStyle(style[, value, styleOption])

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

style

設定するスタイルを示す文字列
指定可能な値は下記「スタイル」を参照

設定されたスタイルを解除

value

スタイルの初期値を示す文字列
指定可能な値は下記「スタイルと初期値」を参照

styleOption

スタイルの表示オプションをオブジェクトで指定
初期値および設定可能な値は下記「スタイルオプション」を参照


●スタイル

スタイル

説明

"assist"

フィールドを入力候補に設定します。
フィールドが非保護フィールドの場合のみ設定できます。

"button"

フィールドをボタンに設定します。
フィールドが保護フィールドの場合のみ設定できます。

"calendar"

フィールドをカレンダー属性に設定します。

"check"

フィールドをチェックボックスに設定します。
チェックボックスはフィールドアトリビュート位置に設定されます。

"hide"

フィールドを非表示に設定します。

"link"

フィールドをリンクに設定します。
フィールドが保護フィールドの場合のみ設定できます。

"radio"

フィールドをラジオボタンに設定します。
ラジオボタンはフィールドアトリビュート位置に設定されます。

"select"

フィールドをリストボックスに設定します。
フィールドが非保護フィールドの場合のみ設定できます。

空文字("")

スタイルを初期値に設定します。
属性の指定を解除する場合に指定してください。


●スタイルと初期値

スタイル

初期値の説明

"button"
"calendar"

"full-field"

フィールド全体(初期値)

"round-text"

前後空白を取り除いた領域

"attribute"

フィールドアトリビュート位置

"link"

"full-field"

フィールド全体 (初期値)

"round-text"

前後空白を取り除いた領域

"radio"
"check"

true

選択状態

false

非選択状態(初期値)


●スタイルオプション

オプション

説明

"font-color"

スタイルを適用したフィールドのフォントカラーを指定
指定なし:フィールドカラーで表示(初期値)
指定あり:指定された色で表示
適用可能スタイル:
assist、button、calendar、check、radio、link、select

"font-size"

スタイルを適用したフィールドのフォントサイズを指定
指定なし:エミュレータのフォントサイズで表示(初期値:100)
指定あり:指定された数値(単位:%)で表示
適用可能スタイル:

assist、button、calendar、check、radio、link、select

"disabled"

スタイルを適用したフィールドの有効化/無効化を指定
true:フィールド(部品)を使用、選択不可能に設定します。
false:フィールド(部品)を使用、選択可能に設定します。(初期値)
適用可能スタイル:button、calendar、check、radio、select

"text-align"

スタイルを適用したフィールド文字列の表示位置を指定
'left':左寄せ表示

'center':中央寄せ表示(初期値)
'right':右寄せ表示

適用可能スタイル:button、calendar(ボタン表示時)


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField('担当者');  // 文字列「担当者」を含むfieldオブジェクトを取得
// フィールドにボタンスタイルを適用し、フォントサイズ、フォントカラーを指定
field.setStyle('button', { 'font-size': 90, 'font-color': 'blue'});

setText/SetText

フィールドに文字列を入力

フィールドに指定した文字列を入力します。文字列はフィールドの先頭から入力され、フィールド長で指定文字列を切り詰めて入力します。


●呼び出し形式

setText(text)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

text

入力する文字列

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


参考

メソッド呼び出し時に入力禁止状態だった場合は、RESETキーによる解除後に指定された文字列を入力します。また、指定されたすべての文字入力が正常に行われた結果、入力禁止状態となった場合もRESETキーにより解除されます。
入力禁止状態を解除した場合は、リターン値はfalseを返します。エラーの詳細コードは28(キー入力禁止を解除しました)を返します。

●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.findField("ユーザID");  // 文字列「ユーザID」を含むfieldオブジェクトを取得
field = field.getNextInputField(); // 次の入力可能フィールドを取得
field.setText("USER1"); // フィールドに「USER1」を入力

setWidth

フィールドの表示幅を設定

フィールドの表示幅を指定します。フィールドのスタイルがbutton、select、assistの場合、かつスタイルの初期値がattribute以外の場合のみ有効です。


●呼び出し形式

setWidth(value)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

value

"auto":自動で幅を設定(初期値)
1~80:半角文字換算で幅を指定
右端を超えるサイズを指定した場合は、右端までのサイズで表示します

省略できません

注意

  • スタイルを設定したフィールドが隣のフィールドと重なった場合は、フィールドの上に重なって表示されます。

  • 重なり合うフィールドの両方にスタイルが設定されていた場合は、後から生成されたフィールドが上に重なって表示されます。


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var field = dspemu.screen.getField(10, 5);  // fieldオブジェクトを取得
field.setWidth("auto"); // フィールド幅を自動で表示