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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

31.3.2 変数

変数は値を一時的に代入することができます。変数を使用することにより、マクロ内の関数の処理結果を受け渡したり、制御文の条件式を簡潔に記述することができます。


■変数

変数はマクロファイル内で任意に定義が可能です。


●命名規約

変数は以下の命名規約に従って定義してください。

●留意事項

変数の定義には以下の留意事項があります。

種類

WSMGRで使用できる変数には基本変数と配列変数、およびWindowsやWSMGRにより定義された環境変数があります。

基本変数では整数型、文字列型、論理値型の変数をサポートします。配列変数では各基本変数の一次元配列と二次元配列をサポートします。


整数

整数型は範囲が-2147483648~2147483647の整数を代入できる変数です。

●文字列

文字列型は文字列を代入できる変数です。文字列型の変数には、半角換算で最大4096文字(全角換算で2048文字)の文字列が代入できます。文字列は必ずダブルコート(")で囲って指定してください。ダブルコート(")を文字列として指定したい場合は、ダブルコートを2つ並べて記述してください。この場合、1文字分のダブルコートは文字列の長さには含まれません。

●論理値

論理値型は論理値(TRUE、またはFALSE)を代入できる変数です。整数型も代入可能ですが、代入された整数が0の場合はFALSE、0以外の場合はTRUEとして扱います。

●配列型

配列型は基本変数の各型を要素とした一次元配列、または二次元配列の変数です。配列の要素は同一の変数型である必要があります。配列の要素数は使い方により動的に変更することが可能です。
配列型の利用は、HTMLモードでのみ可能です。

●Windows環境変数

Windowsの環境変数が使用できます。使用可能なWindows環境変数はシステムにより異なるため、各システムのマニュアルを参照してください。

●その他の環境変数

WSMGRにより定義済みの以下の環境変数が使用できます。本変数は参照のみ可能で値の操作はできません。

変数名

説明

WSMGR_USERNAME

文字列

WSMGR for Webのログオンユーザ名

WSMGR_GROUPNAME

文字列

所属するグループ名

WSMGR_ICONNAME

文字列

接続アイコン名

WSMGR_TNIPADDR

文字列

端末のIPアドレス

WSMGR_TNHOSTNAME

文字列

端末のホスト名


■有効範囲

同一制御ブロック内