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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

27.1.4 ホスト起動ファイル転送の実施例

WSMGR for Webのホスト起動ファイル転送は、IBM製IWS95のBDXPC95プロトコルに準拠しています。BDXPC95ではファイル転送の開始時にホストから端末に対して転送に必要なパラメータが通知されます。
ここでは、BDXPC95に準拠したIBMホストサンプルプログラムを使ってホスト起動ファイル転送を行う場合を例として紹介します。
実際の運用時は、ホスト側プログラムのコマンド形式を参照してください。


■コマンド例

BDXHOST7 DSN(データセット名[メンバ名]) PARAM(‘パラメータ1,パラメータ2,・・・パラメータn’)

注1:MVS/TSOでの実施例です。コマンド投入画面で実施してください。
注2:[ ]内のパラメータは省略可能なことを示します。


●パラメータ例

パラメータは以下の組み合わせを指定します。

パラメータ

説明/指定文字列

転送方向

ファイルの転送方向を指定します。省略不可です。
GET:ホストへファイルを送信します。
PUT:ホストからファイルを受信します。

コード変換(省略可)

コード変換を行うかどうかを指定します。省略時はNOCONVとして解釈されます。
NOCONV:コード変換を行いません。
CONV:コード変換を行います。

改行コード(省略可)

ホスト側の改行コードの制御を指定します。省略時はNOCRLFとして解釈されます。
NOCRLF:改行コードに対する制御を行いません。
CRLF:ファイル送信時にCRLFをレコードの区切りとみなします。ファイル受信時に各レコードの終わりにCRLFを付加します。

シフトコード(省略可)

シフトコードの制御を指定します。省略時はSOSIとして解釈されます。
SOSI:送信時に漢字をSO/SIで囲みます。RS/USで漢字が囲まれている場合はRS/USをSO/SIに変換します。受信時に漢字を囲むSO/SIを除去します。
NOSOSI:送信時に漢字をSO/SIで囲みません。RS/USで漢字が囲まれている場合はRS/USを削除します。受信時に漢字を囲むSO/SIを除去しません。
SPACESO:送信時はSOSIが指定された場合と同じです。受信時に漢字を囲むSO/SIを空白に変換します。

端末ファイル名

端末のファイル名を指定します。省略不可です。
PCFILE(パスを含むファイル名)