共用バッファプールの見積もりは、2つの観点で行います。
バッファ枯渇を発生させないための見積もり
共用バッファプールは複数の応用プログラムから共用されます。そのため、バッファが他の応用プログラムにより使用されていると、データベースへのアクセスができなくなり、バッファ枯渇エラーが発生します。バッファ枯渇を発生させないための見積もりが必要となります。
性能を向上させるための見積もり
共用バッファプールの一番の目的は、性能向上です。応用プログラムがアクセスしたいデータが共用バッファ上のページ内にあれば、データアクセスのためのI/O処理を行う必要がないため、アプリケーションのレスポンスが向上します。共用バッファプール上に一定量のページを保持することで、データベースアクセスに伴うI/O頻度を減少させ、平均レスポンス時間を短縮することができます。