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Symfoware Server V12.2.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

5.2.1 Mirroring Controllerの資源

Mirroring Controllerの資源は、Mirroring Controller管理ディレクトリのみです。このディレクトリには、Mirroring Controllerの動作を定義するファイルや動作時に一時的に作成するファイルを格納します。

注意

  • Mirroring Controller管理ディレクトリは、Symfoware Serverが管理するディレクトリと同じディレクトリ配下に作成しないでください。

    同じディレクトリ配下に作成すると、誤って削除されたり、Symfoware Serverのリカバリとともに古いファイルに戻されたりするなどの予期しないトラブルのもとになります。

    Symfoware Serverが管理するディレクトリの詳細は、“導入ガイド(サーバ編)”の“資源配置用のディレクトリの準備”を参照してください。

  • Mirroring Controllerの資源は、“運用ガイド”の“データベースのバックアップ”にあるバックアップ方法では、バックアップされません。したがって、Symfoware Serverのサーバ資源に加えて、利用者自身でバックアップを取得してください。

Mirroring Controllerの資源をバックアップする場合の構成は、以下の通りです。

バックアップの対象になるのは、プライマリサーバです。バックアップ対象のプライマリサーバは、切り替えや切り戻しなどの操作により、どのサーバで動作するのかは不明です。また、取得したバックアップデータをどのサーバで使用して復旧するのかも不明です。したがって、各サーバがプライマリサーバになったときにバックアップを取得してください。

図5.4 Mirroring Controllerの資源をバックアップする場合の構成