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Symfoware Server V12.2.0 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

E.1 WebAdminをセットアップする

WebAdminのセットアップ手順を説明します。

WebAdminのセットアップでは、WebAdminが使用するポート番号と自動起動に関する設定を行います。

ポイント

WebAdminのセットアップで指定するポート番号について説明します。

xxyz”は、製品のバージョンレベルを示します。

  • Webサーバのポート番号

    WebブラウザとWebサーバ間の通信に利用するためのポート番号を1024~32767までの数値で指定します。推奨値は、“26515”です。/etc/servicesファイルを参照し、他のサービスのポート番号と重複した場合に限り、1024~32767の範囲で別のポート番号に変更してください。

    Webサーバのポート番号は、/etc/servicesファイルに以下のサービス名のポート番号として登録されます。

    symfo_xxyz_EE_64_WebAdmin_Port1、
    symfo_xxyz_SE_64_WebAdmin_Port1、または
    symfo_xxyz_LE_64_WebAdmin_Port1

  • WebAdminの内部ポート番号

    WebサーバとWebAdmin実行環境間の通信に利用するためのポート番号を1024~32767までの数値で指定します。

    Webサーバのポート番号は、/etc/servicesファイルに以下のサービス名のポート番号として登録されます。

  • 未使用のポート番号
    OSや他の製品が使用するポート番号を調査し、それらのポート番号を使用しないようにしてください。

  • アクセス制限
    ファイアウォール製品やルータ機器のパケットフィルタリング機能を利用し、サーバのIPアドレスおよび設定した各ポート番号へのアクセスを制限することにより、不正アクセスを防ぎ、セキュリティを確保してください。

  • ポートのアクセス許可
    ファイアウォールなどでポートが塞がれている(アクセス許可されていない)場合は、使用するポートに対し、アクセスできるように許可してください。ポートを開ける(アクセス許可を与える)方法については、ご使用のベンダーのドキュメントを参照してください。
    なお、ポートを開ける際には、十分セキュリティ上のリスクを考慮してください。

  1. スーパーユーザーへの変更

    以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。

    $ su -
    Password:******

  2. WebAdminセットアップ

    WebAdminSetupコマンドを実行し、WebAdminをセットアップします。

    Symfoware Serverが “/opt/symfoserver64”にインストールされている場合

    # cd /opt/symfoserver64/gui/sbin
    # ./WebAdminSetup
  3. WebAdminの情報の指定

    WebAdminで使用する以下の情報を指定します。

    • Webサーバのポート番号

    • WebAdminの内部ポート番号

    • WebAdminの自動起動

      マシンを起動したとき、WebAdminを起動するか否かを選択します。


    なお、Webサーバのポート番号は、WebAdmin画面の起動の際に必要なので書き留めておいてください。

    項目

    値(推奨値)

    Webサーバのポート番号
    enter port number of Web Server (default: 26515):

    26515

    WebAdminの内部ポート番号
    enter Internal port number for WebAdmin (default: 26516):

    26516

    WebAdminの自動起動
    Start WebAdmin automatically when system starting ? [y,n] (default: y)

    y