WebAdminのセットアップ手順を説明します。
WebAdminのセットアップでは、WebAdminが使用するポート番号と自動起動に関する設定を行います。
ポイント
WebAdminのセットアップで指定するポート番号について説明します。
“xxyz”は、製品のバージョンレベルを示します。
Webサーバのポート番号
WebブラウザとWebサーバ間の通信に利用するためのポート番号を1024~32767までの数値で指定します。推奨値は、“26515”です。/etc/servicesファイルを参照し、他のサービスのポート番号と重複した場合に限り、1024~32767の範囲で別のポート番号に変更してください。
Webサーバのポート番号は、/etc/servicesファイルに以下のサービス名のポート番号として登録されます。
symfo_xxyz_EE_64_WebAdmin_Port1、
symfo_xxyz_SE_64_WebAdmin_Port1、または
symfo_xxyz_LE_64_WebAdmin_Port1
WebAdminの内部ポート番号
WebサーバとWebAdmin実行環境間の通信に利用するためのポート番号を1024~32767までの数値で指定します。
Webサーバのポート番号は、/etc/servicesファイルに以下のサービス名のポート番号として登録されます。
未使用のポート番号
OSや他の製品が使用するポート番号を調査し、それらのポート番号を使用しないようにしてください。
アクセス制限
ファイアウォール製品やルータ機器のパケットフィルタリング機能を利用し、サーバのIPアドレスおよび設定した各ポート番号へのアクセスを制限することにより、不正アクセスを防ぎ、セキュリティを確保してください。
ポートのアクセス許可
ファイアウォールなどでポートが塞がれている(アクセス許可されていない)場合は、使用するポートに対し、アクセスできるように許可してください。ポートを開ける(アクセス許可を与える)方法については、ご使用のベンダーのドキュメントを参照してください。
なお、ポートを開ける際には、十分セキュリティ上のリスクを考慮してください。
スーパーユーザーへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。
$ su - Password:******
WebAdminのセットアップ
WebAdminSetupコマンドを実行し、WebAdminをセットアップします。
Symfoware Serverが “/opt/symfoserver64”にインストールされている場合
# cd /opt/symfoserver64/gui/sbin # ./WebAdminSetup
WebAdminの情報の指定
WebAdminで使用する以下の情報を指定します。
なお、Webサーバのポート番号は、WebAdmin画面の起動の際に必要なので書き留めておいてください。
項目 | 値(推奨値) |
---|---|
Webサーバのポート番号 | 26515 |
WebAdminの内部ポート番号 | 26516 |
WebAdminの自動起動 | y |