サイレント形式でアンインストールする手順を説明します。
ポイント
WebAdminで運用を実施している場合、アンインストール前に以下のファイルをバックアップしてください。
アンインストール後に再度インストールを実施しても、WebAdminからインスタンスが認識できなくなります。
再度インストール後にWebAdminで運用を実施する場合は、バックアップした以下のファイルをインストール後に置き換えてください。
インストールディレクトリ/gui/data/gui-instances
“Vxx.y.z”は、アンインストールする製品のバージョンレベルを示します。
アンインストール実行前の作業
アンインストールの実行前に以下を実施してください。
OSや他のミドルウェア製品などにSymfoware Serverの運用情報が登録されている場合には、それらの情報を削除する必要があります。削除が必要なケースは以下のとおりです。
フェイルオーバ運用によるクラスタシステムの場合、クラスタアプリケーションを停止し、クラスタアプリケーションおよびSymfoware Serverのリソースを削除してから行ってください。
その他の作業の詳細は、“クラスタ運用ガイド”を参照してください。
PL/extJava環境を構築している場合、ドメインを削除してください。詳細は、“運用ガイド”の“PL/extJavaの導入と運用”を参照してください。
インスタンスの自動起動・停止を設定している場合は、“4.5.2 インスタンスの自動起動・停止の設定”に従って登録したシェルスクリプト、および、シンボリックリンクを削除して解除してください。
アンインストールを開始する前に以下を停止してください。
製品を利用するアプリケーション
インスタンス
[監視]メニュー画面で、[停止]ボタンをクリックします。
pg_ctlコマンドのstopモードを実行します。
$ /opt/symfoserver64/bin/pg_ctl stop -D /database/inst1
WebAdminのWebサーバ機能
WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを停止してください。
詳細は、“E.3 WebAdminのWebサーバ機能を停止する”を参照してください。
Mirroring Controller
mc_ctlコマンドのstopモードを実行し、Mirroring Controllerを停止します。
$ mc_ctl stop -M /mcdir/inst1
アンインストールする
アンインストールの手順を説明します。
スーパーユーザーへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。
$ su - Password:******
アンインストールの実行
以下のコマンドを実行します。
アンインストール後、インストール先のディレクトリが残る場合があります。不要な場合は削除してください。
# /opt/symfoserver64/setup/symfo_remove -S
/opt/symfoserver64/setupは、サーバ製品をインストールしたインストールディレクトリ名です。
結果の確認
ログファイルにアンインストールの結果が出力されるので、結果を確認します。
“xxyz”は、アンインストールする製品のバージョンレベルを示します。
パス名:/var/log/symfoware_sv_64_xxyz.log
以下の復帰値が返却されます。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | アンインストールが正常に終了しました。 |
13 | 処理が中断されました。 |
15 | アンインストールに必要な資材が存在しません。 |
19 | 起動中のプロセスがあります。 |
60 | 「アンインストールと管理(ミドルウェア)」でエラーが発生しました。 |
62 | 「アンインストールと管理(ミドルウェア)」が起動されています。 |
63 | 「アンインストールと管理(ミドルウェア)」がインストールされていないか実行権がありません。 |
99 | システムエラーが発生しました。 |
100 | コマンドの引数に誤りがあります。 |
106 | 管理者権限で実行されていません。 |