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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 運用ガイド
FUJITSU Software

2.10.2 カテゴリの定義を誤った場合のリカバリ

カテゴリ定義を誤った場合、以下のどれかの方法により、カテゴリの定義を修正します。

カテゴリの追加・定義変更の方法は“3.5 カテゴリの構成変更”を参照してください。


カテゴリの定義を修正する

誤った定義を修正したカテゴリ定義ファイルを作成し、カテゴリ定義コマンドを再度実行します。

修正できる項目を以下に示します。

修正できない項目に誤りがある場合は、カテゴリを削除し定義しなおしてください。


表2.4 修正可能な定義一覧

項目名

説明

ロード時の保存期限指定フラグ

蓄積データファイルの保存期限について、「指定する・指定しない」を選択する。

保存期限

蓄積データファイルの保存期限を設定する。

保存期限単位

保存期限を“年・月・日・無期限”から選択する。

参照可能期間

蓄積データファイルの参照可能期間を設定する。

参照可能期間単位

参照可能期間を“年・月・日・無期限”から選択する。

バックアップ要否フラグ

データ格納時に“バックアップ要(バックアップを取得する)・バックアップ不要(取得しない)”を選択する。

バックアップ同時削除フラグ

蓄積データファイルを削除するときに、バックアップ同時に“削除する・削除しない”を選択する。

蓄積データファイルの格納先領域

ロードコマンドで指定しなかった場合に使用される、蓄積データファイルの格納先領域

バックアップ蓄積データファイルの格納先領域

ロードコマンドで指定しなかった場合に使用される、バックアップデータの格納先領域


注意

“バックアップ要否”を“バックアップ不要”に変更すると、過去に取得したバックアップが削除されなくなります。

“バックアップ不要”に変更したあとに過去のバックアップを削除するには、dccdeleteコマンドを個別ファイル指定にて実行してください。


誤ったカテゴリを削除し、定義しなおす

修正できない項目に誤りがあった場合は、カテゴリを削除して定義しなおします。

カテゴリを削除する場合、格納済みのデータをすべて削除して、削除済みとなった管理レコードを資源管理から削除する必要があります。カテゴリ再定義時に格納済みの蓄積データを復元するには、dlofentryコマンドによるデータの再格納とデータ格納後にdccresコマンドによる保存期限・参照可能期間の変更が必要です。

カテゴリを削除する場合は、事前に以下の作業を行ってください。


ポイント

以前使用した入力ファイルや蓄積データファイルを使用して、dlofentryコマンドによるデータの再格納を行う場合、カテゴリの再定義前に以下の点を確認してデータの再格納が可能か確認してください。以下に該当する場合、以前に使用した入力ファイルや蓄積データファイルを使用してデータを再格納することはできません。

  • 格納済みデータにない項目がCPMキーとして追加される

  • バイト長や要素種類などCPMキーの属性に互換性がない

参照

dccdeleteコマンドおよびdccresコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。