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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 運用ガイド
FUJITSU Software

2.9.5 抽出コマンド異常終了時のリカバリ

抽出コマンド(dfbselect)は、異常終了時に作成途中の抽出結果ファイルおよび抽出結果中間ファイルを削除します。

しかし、プロセスダウンまたは強制終了した場合、削除処理が行えずにファイルが残存することがあります。残存したファイルは、利用者が手動で削除する必要があり、放置しておくとディスク容量を圧迫します。また、dfbselectコマンドを実行したとき、抽出結果ファイルと同名のファイルがすでに存在していると、コマンドは異常終了します。

dfbselectコマンドが異常終了または強制終了したときは、以下のファイルを削除してから再実行してください。


なお、dfbselectコマンド異常終了の原因が抽出制御プロセスのプロセスダウンである場合、以下のファイルが残存することがあります。このファイルが残存していてもInterstage Information Storageの運用に影響はありませんが、保守のタイミングなど抽出処理が行われていない時間帯に削除してください。


参考

  • 抽出結果中間ファイルは、残存しても運用は継続できます。ただし、残存した抽出結果中間ファイルが蓄積することでディスク容量を圧迫して、運用が継続できなくなる場合があります。

  • 抽出結果中間ファイルの削除は、抽出処理が動作していないことを確認してから実施してください。動作中の抽出処理は、dereqstate、dccstatusコマンドで確認します。
    dereqstateおよびdccstatusコマンドでの確認方法については、“第4章 モニタリング・ロギング”を参照してください。