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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 運用ガイド
FUJITSU Software

2.3.2 バックアップ周期

資源管理の情報が失われると、格納済みのデータに対する抽出や削除などの操作ができなくなるため、定期的にバックアップを取得してください。

また、Interstage Information Storageは資源管理を最新状態にリカバリするためにアーカイブログを取得しています。アーカイブログファイルも定期的にバックアップしてください。

定期的にバックアップする間隔のことをバックアップ周期と呼びます。毎朝、バックアップする場合は、バックアップ周期は1日となります。

資源管理のリカバリでは、退避データを利用して、資源管理をバックアップ時点の状態にリカバリします。そのあと、バックアップ時点以降に蓄積されたアーカイブログを資源管理に反映することで、最新状態にリカバリします。

このため、バックアップ周期は、バックアップに要する時間(Interstage Information Storageで管理されているファイル数の規模およびバックアップするアーカイブログ量)やリカバリに要する時間(アーカイブログ量)を考慮して、システム管理者が決めてください。

また、バックアップ実施中の外部ファイルの入出力障害に備えるため、退避データは最低でも2世代は管理しておいてください。

退避データの取得は、資源管理の起動直後または停止直前に行うようにしてください。

また、次のいずれかに該当した場合、必ず資源管理のバックアップを行ってください。

バックアップを取得しなかった場合、資源管理を最新状態にリカバリできません。