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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 運用ガイド
FUJITSU Software

1.3.3 制御サーバセットの停止

以下の手順で、制御サーバセット内のプロセスを停止します。

1.3.3.1 抽出制御プロセスの停止

制御サーバセット(抽出制御サーバ)において、抽出制御プロセスの停止は、抽出制御サーバで次の手順を実行します。サービスによる停止の延長でdereqstop -s dereq1コマンドが実行されます。

Linuxservice FJSVshndereq stop <Enter>
  1. Windows[サービス]ウィンドウを表示する

    [スタート]メニューの[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。

  2. サービスを停止する

    サービス名の一覧から"Data Effector Requestor dereq1"を選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。


実行中の抽出依頼が存在すると抽出制御プロセスは依頼された処理が終わるまで停止しません。

事前にdereqstateコマンドで実行中の抽出依頼が無いことを確認してください。


dereqstateコマンドで抽出依頼の状況を確認する

dereqstate -s dereq1 <Enter>

Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 Class State Request WaitTime UsedDECell (Wait Exec) (Cur / Max) (Cur / Max) A ACTIVE 10 5 10 30 5 10 B ACTIVE 0 1 0 0 1 5

Requestの“Wait”および“Exec”、UsedDECellの“Cur”の値が0になっていない場合、抽出依頼が実行中です。

参照

dereqstopコマンドおよびdereqstateコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。


1.3.3.2 資源管理常駐プロセスの停止

制御サーバセット(抽出制御サーバ)において、資源管理常駐プロセスの停止は、抽出制御サーバで次の手順を実行します。サービスによる停止の延長でdcctermコマンドが実行されます。

Linuxservice FJSViis stop <Enter>
  1. Windows[サービス]ウィンドウを表示する

    [スタート]メニューの[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。

  2. サービスを停止する

    サービス名の一覧から“IISDcdaemonService”を選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。


実行中の処理があった場合、資源管理常駐プロセスは処理が完了するまで停止しません。

資源管理常駐プロセスを停止する場合は、事前にdccstatusコマンドで実行中の処理がないことを確認してください。

資源管理常駐プロセスの停止後はdccstatusコマンドが実行できないため、稼働状況の確認は資源管理常駐プロセスの停止前に行ってください。

Linux資源管理常駐プロセスの停止後にプロセスの稼働状況を確認する場合はpsコマンドを使用してください。

Windows資源管理常駐プロセスの停止後にプロセスの稼働状況を確認する場合はタスクマネージャーを使用してください。


dccstatusコマンドで抽出の実行状況を確認する

dccstatus <Enter>
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcx00122-i: プログラムを開始します。(dccstatus) 多重度グループ数 : 3 多重度グループ番号 : 0 最大多重度 : 1
現多重度 : 1
滞留要求数 : 0
処理中スレッド : 0 件
処理待ち中スレッド : 1 件
~以下略~ FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcc09200-i: コマンドが終了しました。(dccstatus 終了コード=0)

処理中スレッドの件数が0になっていることを確認する。

参照

dcctermコマンドおよびdccstatusコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。


1.3.3.3 資源管理の停止

制御サーバセット(資源情報管理サーバ)において、資源管理の停止は、制御サーバで次の手順を実行します。サービスによる停止の延長でrdbstopコマンドが実行されます。

Linuxrdbstop <Enter>
  1. Windows[サービス]ウィンドウを表示する

    [スタート]メニューの[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。

  2. サービスを停止する

    サービス名の一覧から“SymfoWARE RDB iisrdb”を選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。


資源管理常駐プロセス、ロードコマンド、資源管理コマンドなどの資源管理の操作を行うプロセスが起動していると、資源管理を停止することはできません。

資源管理を停止する場合は、資源管理常駐プロセスが停止していることと各コマンドが実行されていないことを必ず確認してください。

資源管理を操作するプロセスが存在有無は、rdbcninfコマンドで確認します。


rdbcninfコマンドで資源管理の使用状況を確認する

rdbcninf -s <Enter>
RDBII rdbcninf DATE:2009/12/02 TIME:20/34/57 Local Connection Status(exec/term/free/total) : 3/ 0/ 47/ 50 Status Idle Tran Type Connection-Info EXEC 00:03 INACT SQL 4456/2 EXEC 00:03 INACT SQL 4456/1 EXEC 00:03 INACT SQL 4456/3 rdb: INFO: qdg02200i:rdbcninfが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=iisrdb)

Statusに“EXEC”が表示されなければ資源管理を停止できます。

上記のようにStatusに“EXEC”が表示された場合は、資源管理を操作するプロセスが起動されているため、資源管理常駐プロセスが停止していることと各コマンドが実行されていないことを再度確認してください。


参照

rdbstopコマンドおよびrdbcninfコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。