ここでは、イメージ操作対象ディスクの変更について説明します。
内蔵ディスクブート+SANデータ構成である場合、以下の手順でイメージ操作対象ディスクを変更してください。
エージェント登録されている管理対象サーバの場合、保守モードに設定します。
保守モードについては、「付録C 保守モード」を参照してください。
管理対象サーバの電源をOFFにします。
以下のコマンドを実行し、ディスク情報を更新します。
イメージ操作が可能なディスク情報を取得します。このとき、管理対象サーバは自動で起動し、ディスク情報の取得後に自動で停止します。
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server collect -name physical server -disk <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server collect -name physical server -disk <RETURN> |
以下のコマンドを実行し、イメージ操作が可能なディスク情報を表示します。
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server show -name physical server -disk <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server show -name physical server -disk <RETURN> |
表示されるディスク情報のうち、サイズやパーティションなどの情報から起動ディスクを特定してください。
以下のコマンドを実行し、イメージ操作対象ディスクを設定します。
起動ディスクの情報のうち、"Disk Number: 整数値"として表示されている整数値を、コマンドのオプションとして指定してください。
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server set -name physical server -attr target_disk=target_disk <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server set -name physical server -attr target_disk=target_disk <RETURN> |
以下のコマンドを実行し、設定したイメージ操作対象ディスクについて確認します。
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server list -target_disk <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server list -target_disk <RETURN> |
参考
以下のコマンドを実行すると、イメージ操作対象ディスクの設定を解除できます。
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm server unset -name physical server -target_disk <RETURN> |
【Linuxマネージャー】
#/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm server unset -name physical server -target_disk <RETURN> |
コマンドの詳細については、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「3.2 rcxadm server」を参照してください。
注意
イメージ操作対象ディスクの設定は、コマンド操作以外では更新されません。このため、管理サーバのバックアップをリストアした場合、イメージ操作対象ディスクの設定はバックアップ取得時点まで巻き戻ります。
イメージ操作対象ディスクの設定が必要となるすべての物理サーバに対して設定を行ったあと、管理サーバのバックアップ採取を推奨します。
以下のどれかに当てはまる場合、ディスク情報の更新、およびイメージ操作対象ディスクの設定を再度行ってください。
イメージ操作対象ディスクを設定する前に取得した、管理サーバのバックアップをリストアした場合
管理サーバのバックアップを採取したあとに、イメージ操作対象ディスクを変更した場合
イメージ操作対象ディスクとして設定したディスクを交換した場合