ラックマウント型とタワー型サーバをVIOMで管理する場合、以下に示す定義ファイルのcardinfo情報に、管理LANとして使用するNICの場所を指定します。
本設定が無い場合、オンボードのNICを管理LANとして使用します。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
server_spec.rcxprop
【Windowsマネージャー】
Shift-JIS
【Linuxマネージャー】
UTF-8
【Windowsマネージャー】
CR/LF
【Linuxマネージャー】
LF
定義ファイルの1行目には、必ず以下を記述します。
ServerSpec,V1.1 |
定義ファイルでは、1行に1台のサーバの構成情報(CPUコア総数、CPU周波数、メモリ容量、カード情報など)を、カンマ(",")区切りで記述します。
2台以上のサーバを定義する場合、改行して記述します。
各行は、以下の形式で記述します。
model_name, cpu_core_count, cpu_clock, memory_size, cpu_type, cardinfo |
データとカンマ(",")間に空白があっても無視されます。
同じ物理サーバの構成情報(CPUコア総数、CPU周波数、メモリ容量など)を重複して記述した場合、先に記述されているものが採用されます。
コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。
管理対象サーバのモデル名を記述します。
先頭文字を"["、終端文字を"]"として記述します。
リソース詳細画面の基本情報に表示されるモデル名を記載します。
管理対象サーバ登録時に入力する、物理サーバ名を記述します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列で記述します。
物理CPUコア総数を記述します。
管理LANの指定変更では使用しないため、"0"を記述してください。
CPU周波数を記述します。
管理LANの指定変更では使用しないため、"0"を記述してください。
メモリの総サイズを記述します。
管理LANの指定変更では使用しないため、"0"を記述してください。
CPUタイプを記述します。
管理LANの指定変更では使用しないため、値を省略してください。
サーバに搭載されているカード情報を記述します。
管理LANとして使用するNICを指定します。
カードごとに以下の形式で記述します。また、各カード情報の区切り文字には、コロン(":")を使用します。
カード種別
以下のカード種別を記述します。
- "LAN"
- "FC"
- "CNA"
上記以外の文字を記述した場合、カード情報は無効になります。
スロット種別
スロット種別を記述します。
以下のとおり、スロット種別は0~9までの整数を半角数字で記述します。
- "0": Onboard
- "1"~"9": PCIのスロット番号
ポート番号
ポート番号を記述します。ポート番号はハイフン("-")のあとに1~9までの整数を半角数字で記述します。
管理LANかどうかの判定フラグ
管理LANで使用するLANカードの場合、管理LANと判別するために"**"または"*"を記述します。
管理LANで使用するカード以外の場合、記述しません。
カード種別が"LAN"または"CNA"の場合に有効です
- プライマリーの管理LANのカード: "*"と記載します。
- セカンダリーの管理LANのカード: "**"と記載します。
- 管理LAN以外のカード: 何も記載しません。
例
管理LANをPCISlot1のポート1とポート2にした場合の例を以下に示します。
ServerSpec,V1.1 |