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Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド
FUJITSU Software

2.13 仮想OS運用時の留意事項

仮想OS上でSystemwalker Desktop Patrolを運用する場合は、以下の留意事項を把握の上、運用してください。

仮想OSソフトの設定について

機器の管理について

資産台帳での機器を管理する場合、現状のインベントリ情報1件について1台の機器の管理を行っていると、以下のようなケースでは実体の機器の情報との差異が発生します。

仮想デスクトップ環境で動作しているCTについて

仮想PCの省電力の監査とセキュリティの監査について
  • 省電力の監査と対処

    仮想PCは仮想PCサーバ上のゲストOSとして動作しており、物理PCがありません。そのため、PCの省電力に関する設定値(スタンバイ移行への時間など)は意味を持ちませんので、CTが仮想PCで動作していると判断した場合は、省電力の監査を行いません。

  • セキュリティの監査と対処

    仮想PCは仮想サーバ上のゲストOSとして動作しており、BIOS/HDDパスワードの設定の必要性がありませんので、BIOS/HDDパスワードの監査を行いません。

基本動作ポリシーについて

仮想PCサーバを使用したパターンの仮想PCに対するセキュリティパッチの適用は、システムイメージ(マスターイメージ)に行うことが想定されます。

そのため、Systemwalker Desktop Patrolのパッチ適用機能を使用して、適用を行わないことを推奨します。

システムイメージの更新と再構成について

以下の作業・運用を行うと、旧環境のインベントリ情報が新環境のインベントリ情報の通知によって上書きされます。

  • 仮想デスクトップ環境においてシステムイメージ(マスタイメージ)を更新・再構成する

  • 利用PCを入れ替え、新PCにCTをインストールする

  • 同一PCにおいてアンインストール後に再インストールをする

VMware Viewのサポート範囲

Systemwalker Desktop Patrolを使用して運用する際のVMware Viewのサポート範囲は以下のとおりです。

  • デスクトッププールの種類

    リンククローンデスクトッププール、フル仮想マシンを含むデスクトッププール(旧:フルクローン)、手動デスクトッププール、Terminal Servicesプール

  • ユーザーの割り当て方式

    Dedicated (専用割り当て)

    注意

    Floating(流動割り当て)はサポートしていません。

    Floatingを有効にした環境では、ユーザーが利用するデスクトップ環境が固定されない運用となり、ユーザー識別情報の自動再設定を行う際に、他のデスクトップ環境と重複することがあるためです。

  • View Composer

    サポートしています。

  • デスクトップの更新・再構成

    サポートしています。

Citrix XenDesktopのサポート範囲

Systemwalker Desktop Patrolを使用して運用する際のCitrix XenDesktopのサポート範囲は以下のとおりです。

  • マシンの種類

    専用(Dedicated)、既存(Existing)、物理(Physical)

    注意

    プール(Pooled)には対応しておりません。

    プールを有効にした環境では、ユーザーが利用するデスクトップ環境が固定されない運用となり、ユーザー識別情報の自動再設定を行う際に、他のデスクトップ環境と重複することがあるためです。