クラスタシステム運用をしているSymfoware Server Consolidation OptionのDBインスタンスを監視する場合は、ミドルウェアインスタンスが存在する環境にインストールしたOpen監視エージェントで以下の設定を行います。
物理ホストのインスタンス監視エージェントの監視設定を行います。
運用系サーバおよび待機系サーバにおいて、“運用”-“ミドルウェアインスタンスの監視設定”の “Symfoware Server Consolidation Optionを監視する場合”の手順で設定します。ただし、クラスタシステムの場合、Symfoware ServerのWebAdminは利用できません。そのため、手順2のポイントにあるWebAdminの起動URLの設定は行わないでください。
Zabbix特権管理者のユーザーでZabbixのWebインターフェースにログインして、[設定]-[ホスト]画面で物理ホストの名前を選択し、[マクロ]タブで以下を設定します。
マクロ | 値 |
---|---|
{$USERAP} | userApplication名 |
{$SYSNODE} | SysNode名 |
[設定]-[ホスト]画面の[トリガー]からすべてのトリガーのステータスを無効にします。
論理ホストのインスタンス監視エージェントの監視設定を行います。
運用系サーバおよび待機系サーバにおいて、“運用”-“ミドルウェアインスタンスの監視設定”-“Symfoware Server Consolidation Optionを監視する場合”の手順1と手順2に記載されている手順で設定ファイルを作成します。ただし、手順2のポイントにあるWebAdminの起動URLの設定は行わないでください。
また、設定で使用するミドルウェアインスタンスホスト名は運用系サーバと待機系サーバで同一とし、以下のように作成します。
SYMFOSVOI_DBインスタンス名_論理ホスト名
「DBインスタンス名」には、Symfoware Server Consolidation Optionで作成したDBインスタンス名を指定してください。
「論理ホスト名」には、Symfoware Server Consolidation Optionを構築した環境の論理ホスト名を指定してください。
また、各設定項目には運用系サーバと待機系サーバで同一の値を設定してください。
Zabbix特権管理者のユーザーでZabbixのWebインターフェースにログインして、[設定]-[ホスト]画面の[ホストの作成]から以下のホストを作成してください。
なお、記載されていない設定項目は任意です。
設定項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
ホスト | ホスト名 | ミドルウェアインスタンスホスト名 | ||
グループ | 業務システム名 | |||
エージェントのインターフェース | IPアドレス | 論理ホストのIPアドレス | ||
ポート | ListenPortに指定したポート番号 | |||
ステータス | 有効 | |||
テンプレート | テンプレートとのリンク | Template App Zabbix Agent Template Symfoware Server | ||
マクロ | マクロ | {$USERAP} | ||
値 | userApplication名 | |||
マクロ | {$SYSNODE} | |||
値 | 優先順位の最も高いSysNode名 | |||
ホストインベントリ | 自動 |
クラスタアプリケーションを起動します。起動方法については“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。