仮想L-Serverの場合、L-Serverテンプレートは以下のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplates> <LServerTemplate name="L-Server#1のテンプレート名" id="L-ServerテンプレートID" label="ラベル"> <Comment>コメント</Comment> <ServerImageLink disk="イメージ指定時のディスク配付設定(all)" fit_disk_size="ディスク容量拡張(true|false)"/> <ServerType>サーバ種別</ServerType> <VMType>VM種別</VMType> <CPU> <CPUArch>CPUアーキテクチャー</CPUArch> <CPUPerf>CPU性能</CPUPerf> <NumOfCPU>CPU数</NumOfCPU> <CPUReserve>CPU予約性能</CPUReserve> <CPUShare>CPUシェア</CPUShare> <CPUWeight>CPU割当て優先度</CPUWeight> </CPU> <Memory> <MemorySize>メモリ容量</MemorySize> <MemoryReserve>メモリ予約容量</MemoryReserve> <MemoryShare>メモリシェア</MemoryShare> <DynamicMemory>動的メモリ設定</DynamicMemory> <StartupRAM>初期メモリ量</StartupRAM> <MemoryBuffer>メモリバッファー</MemoryBuffer> <MemoryWeight>メモリ割当て優先度</MemoryWeight> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>ディスク番号</DiskIndex> <DiskSize>ディスク容量</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICs> <NumOfNIC>NIC数</NumOfNIC> </NICs> <Policy> <Redundancy>冗長性</Redundancy> <Positioning>運用位置</Positioning> <Repurpose>サーバの自動解放(true|false)</Repurpose> <OverCommit>オーバーコミットの有効/無効</OverCommit> <AliveMonitoring>生存監視設定(true|false)</AliveMonitoring> </Policy> <OSSetting> <GUIRunOnce>GUIRunOnceコマンドファイル名</GUIRunOnce> <ActiveDirectory join="Active Directoryドメイン参加の有効/無効"/> </OSSetting> </LServerTemplate> <LServerTemplate name="L-Server#2のテンプレート名" id="L-ServerテンプレートID" label="ラベル"> ... </LServerTemplate> </LServerTemplates> |
要素名 | 説明 | 取り得る値、または例 |
---|---|---|
L-Serverテンプレート名 (LServerTemplate name) | L-Serverテンプレートの名前 | 先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。 |
L-ServerテンプレートID (LServerTemplate id) | L-ServerテンプレートのID | 内部の管理情報のため、指定する必要ありません。 |
ラベル (LServerTemplate label) | L-Serverテンプレートのラベル (省略可) | 日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。 |
コメント (Comment) | L-Serverテンプレートのコメント (省略可) | 日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。 |
イメージ指定時のディスク配付設定 (disk) | イメージが持つディスク構成の配付設定 (省略可) | "all" イメージと同一のディスク構成でL-Serverを作成します。 |
ディスク容量拡張 (fit_disk_size) | イメージのディスク容量に合わせる (省略可) |
|
サーバ種別 (ServerType) | L-Serverに割り当てるサーバの種別 | "Virtual"を指定します。 |
VM種別 (VMType) | L-Serverに割り当てるVMの種別 (省略可) |
省略時は、L-Server作成時に指定する必要があります。 |
CPUアーキテクチャー (CPUArch) | L-Serverに割り当てるサーバのCPUアーキテクチャー (省略可) | 【VMware】【Hyper-V】【KVM】【Xen】【OVM for x86 2.2】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】 【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】 省略時は、VM種別に応じて自動設定します。 VM種別の設定がない場合は、"IA"を自動設定します。 |
CPU性能 (CPUPerf) | L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能 | ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 VM種別に"OVM-SPARC"を指定した場合、省略できます。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 |
CPU数 (NumOfCPU) | L-Serverに割り当てるサーバのCPU数 | "1"以上の整数を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 |
CPU予約性能 (注1、注2) (CPUReserve) | L-Serverに保証される最小割当てCPUリソース量 (省略可) | ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 "0"からCPU性能の範囲を設定します。 本製品とサーバ仮想化ソフトウェアで、認識される物理CPU性能が異なる環境の場合、小さい方の値以下を指定してください。 |
CPUシェア (注1) (CPUShare) | L-ServerのCPUリソースの配分を決める相対的な配分比 (省略可) | "1"以上の整数を指定します。 (注3) 省略時は、L-Server作成時に、CPU数 × 1000が設定されます。 |
CPU割当て優先度 (注2) (CPUWeight) | CPUの割当て優先度 (省略可) | 1~10000の整数を指定します。 省略時は、L-Server作成時に、"100"が設定されます。上限値は確認されません。 【Citrix Xen】 |
メモリ容量 (MemorySize) | L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量 | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 指定できる範囲については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 【OVM for x86 3.2】 |
メモリ予約容量 (注1) (MemoryReserve) | L-Serverに保証される最小割当てメモリリソース量 (省略可) | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 "0"からメモリ容量の範囲の値を設定します。 |
メモリシェア (注1) (MemoryShare) | L-Serverのメモリリソースの配分を決める相対的な配分比 (省略可) | "0"以上の整数を指定します。 (注3) 省略時は、L-Server作成時に、メモリ容量で指定された値 × 1024 × 10が設定されます。 |
動的メモリ設定 (注2) (DynamicMemory) | 動的メモリの設定 (省略可) |
省略時は、初期メモリ量とメモリバッファーの設定値により値が異なります。
コマンドでは、有効は"on"、無効は"off"と表示されます。本項目が未設定の場合、何も表示されません。 |
初期メモリ量 (注2) (StartupRAM) | 初期メモリ量 (省略可) | 0.1~メモリ容量の指定値を指定します。 省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、メモリ容量が設定されます。 L-Server作成時に動的メモリが無効な場合、本設定値は無視されます。 |
メモリバッファー (注2) (MemoryBuffer) | バッファーとして予約する空きメモリ容量(%) (省略可) | 5~2000の整数を指定します。 省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、"20"が設定されます。上限値は確認されません。 |
メモリ割当て優先度 (注2) (MemoryWeight) | メモリ割当て優先度 (省略可) | 0~10000の整数を指定します。 上限値は確認されません。省略時は、L-Server作成時に、"5000"が設定されます。 |
ディスク番号 (注1) (DiskIndex) | L-Serverに割り当てるディスクの番号 (省略可、ディスク容量指定時は省略不可) | "0"から始まる整数を指定します。 0: ブートディスク ディスクの指定が1本もなく、クローニングイメージも配付しない仮想L-Serverは作成できません。L-Serverテンプレートでディスクを指定しない場合、L-ServerのXMLでディスクを1つ以上指定するか、または、クローニングイメージを指定してください。 |
ディスク容量 (注5) (DiskSize) | 切り出すディスクの容量 (省略可、ディスク番号指定時は省略不可) | ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を指定します。 省略時は、L-Server作成時にイメージを指定するとイメージのサイズに合わせたディスク容量が割り当てられます。 |
NIC数 (NumOfNIC) | L-Serverで使用するNIC数 (省略可) | "1"以上の整数を指定します。 |
冗長性 (Redundancy) | L-Serverに割り当てるサーバの冗長性 (省略可) |
省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"None"が設定されます。 |
運用位置 (Positioning) | L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置 (省略可) |
VM種別に"RHEL-Xen"を指定した場合、"Fixed"だけ指定できます。 |
サーバの自動解放 (Repurpose) | 電源OFF時のサーバの自動解放 (省略可) | L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。 自動的に解放する場合は"true"を指定します。 VM種別に"RHEL-Xen"を指定した場合、"false"だけ指定できます。 本属性の詳細は、「導入ガイド CE」の「C.11 仮想L-Server利用時の注意点」を参照してください。 |
オーバーコミットの有効/無効 (OverCommit) | オーバーコミットの設定 (省略可) | オーバーコミットの有効/無効を設定します。 省略時は、"false"が設定されます。 オーバーコミットを有効にする場合、"true"を指定します。 |
生存監視設定 (AliveMonitoring) | 生存監視設定 (省略可) |
省略時は、L-Server作成時に指定しなかった場合、"false"が設定されます。 |
GUIRunOnceコマンドファイル名 (GUIRunOnce) | GUIRunOnceコマンド定義ファイルのファイル名 (省略可) |
|
Active Directoryドメイン参加の有効/無効 (ActiveDirectory join) | WindowsのActive Directoryドメインへの参加設定 (省略可) |
|
注1) L-ServerのVM種別がVMwareの場合、指定した値が反映されます。
注2) L-ServerのVM種別がHyper-Vの場合、指定した値が反映されます。
注3) 指定できる値の詳細は、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」の記述を参照してください。
以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
URL: http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/ |
注4) 省略した場合、メモリ予約容量はメモリ容量と同じ値になり、メモリのオーバーコミットを使用しない設定になります。メモリのオーバーコミットを使用する場合は値を指定してください。
注5) L-Server作成時のディスクの格納先を自動選択とする場合は、ディスクタグを省略できます。RORコンソールで、テンプレート指定でL-Serverを作成する際に、ディスクの格納先を指定する場合はテンプレートに、該当するディスクのタグを設定してください。
例
VM種別にVMwareを指定し、L-Serverテンプレートを作成(NICは2つ)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplate name="template1" label="仮想マシン用"> <Comment>2010/XX/XX 作成 業務A用</Comment> <ServerType>Virtual</ServerType> <VMType>VMware</VMType> <CPU> <CPUArch>IA</CPUArch> <CPUPerf>1.0</CPUPerf> <NumOfCPU>2</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>2.0</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>100.0</DiskSize> </Disk> <Disk> <DiskIndex>1</DiskIndex> <DiskSize>200.0</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICs> <NumOfNIC>2</NumOfNIC> </NICs> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> </Policy> </LServerTemplate> |
VM種別にVMwareを指定し、イメージと同一のディスク構成で作成するL-Serverテンプレートを作成(NICは2つ)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplate name="template1" label="仮想マシン用"> <Comment>2010/XX/XX 作成 業務A用</Comment> <ServerImageLink disk="all"/> <ServerType>Virtual</ServerType> <VMType>VMware</VMType> <CPU> <CPUArch>IA</CPUArch> <CPUPerf>1.0</CPUPerf> <NumOfCPU>2</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>2.0</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>10</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICs> <NumOfNIC>2</NumOfNIC> </NICs> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> </Policy> </LServerTemplate> |
VM種別にRHEL-Xenを指定し、データディスクを共有するL-Serverテンプレートを作成(NICは1つ)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplate name="template1" label="1台目用"> <Comment>2010/XX/XX 作成 業務A用</Comment> <ServerType>Virtual</ServerType> <VMType>RHEL-Xen</VMType> <CPU> <CPUArch>IA</CPUArch> <CPUPerf>1.0</CPUPerf> <NumOfCPU>1</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>1.0</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>40.0</DiskSize> </Disk> <Disk> <DiskIndex>1</DiskIndex> <DiskSize>80.0</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICs> <NumOfNIC>1</NumOfNIC> </NICs> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> </Policy> </LServerTemplate> |
L-Serverの詳細情報からL-Serverテンプレートを作成
以下の情報を変更します。
Resourcesタグを削除する
LServerタグのnameを変更する
LServerタグをLServerTemplateタグへ変更する
DiskLinkタグとDiskタグのnameを削除する
NIC、NetworkLink、NICIndex、MacAddressおよびIpAddressタグを削除する
NumOfNICタグを追加する
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LServerTemplate name="L-Server-template" id="rctest_1220" label=""> <Comment></Comment> <TemplateLink name="sample_small" id="rctest_23" /> <ServerType>Virtual</ServerType> <VMType>VMware</VMType> <OSType>Red Hat Enterprise Linux 5 (32-bit)</OSType> <CPU> <CPUArch>IA</CPUArch> <CPUPerf>1.0</CPUPerf> <NumOfCPU>1</NumOfCPU> </CPU> <Memory> <MemorySize>1.0</MemorySize> </Memory> <Disks> <Disk> <DiskIndex>0</DiskIndex> <DiskSize>10.0</DiskSize> </Disk> </Disks> <NICs> <NumOfNIC>1</NumOfNIC> </NICs> <ExternalIdentifier>42114bec-d26d-0c3d-c9aa-080a0c40d020</ExternalIdentifier> <Current> <VmHost name="gekkou-pri" id="rctest_62" /> <VmGuest name="L-Server1-75" id="rctest_1224" /> </Current> <ExternalProfile/> <ServerImageLink name="/ImagePool/pool" version="1" id="rctest_132" /> <Policy> <Redundancy>None</Redundancy> <Positioning>Fixed</Positioning> <Exclusion></Exclusion> <Priority>128</Priority> <Repurpose>false</Repurpose> </Policy> <Status> <ResourceStatus>stop</ResourceStatus> <PowerStatus>off</PowerStatus> <AllocationStatus>attached</AllocationStatus> <MaintenanceMode>active</MaintenanceMode> <Resources>allocated</Resources> <ServerAllocationStatus>true</ServerAllocationStatus> <DiskAllocationStatus>true</DiskAllocationStatus> <AddressAllocationStatus>true</AddressAllocationStatus> </Status> </LServerTemplate> |