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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

17.6.2 バックアップ・リストア

ここでは、L-Serverのバックアップ・リストアについて説明します。

物理L-Serverの場合に利用できます。

L-Serverのバックアップ・リストアは、L-Serverのシステムイメージをバックアップし、リストアする機能です。

同じL-Serverに対してバックアップを複数回採取すると、バックアップは、そのファイル名に対して自動的に1から始まる世代番号を付加して管理されます。一定の世代数(標準は3世代分)を超えて採取した場合、古い世代のものが自動的に削除されます。

採取したシステムイメージをリストアすると、L-Serverのシステムディスクの内容は採取時の状態に戻ります。

注意

  • 物理L-Serverにクラスタソフトウェアを導入している場合はサポートしていません。

  • バックアップ・リストアを行う場合、以下のすべての条件を満たす必要があります。

    • バックアップの場合

      • L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)

      • L-Serverが起動状態

      • L-Serverがエージェント登録された状態

    • リストアの場合

      • L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)

以下の手順で、システムイメージのバックアップ・リストアを行います。


バックアップ

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[バックアップ]を選択します。
    [システムイメージのバックアップ]ダイアログが表示されます。

  2. 必要に応じて以下の項目を設定します。

    コメント

    システムイメージを識別するためのコメントを入力します。
    パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )、および改行以外の文字で、日本語、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を指定できます。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    システムイメージがバックアップされます。

    システムイメージのバックアップ中は一時的にL-Serverが電源OFFになります。

    処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。

コマンドでは、rcxadm image backupを実行します。
rcxadm image backupコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。


リストア

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[リストア]を選択します。
    [システムイメージのリストア]ダイアログが表示されます。

  2. リストアするシステムイメージの世代を選択します。

    [システムイメージのリストア]ダイアログに表示される警告メッセージの内容を確認し、[システムイメージをリストアする。]チェックボックスにチェックを入れます。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    システムイメージがリストアされます。

    処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。

コマンドでは、rcxadm image restoreコマンドを実行します。
rcxadm image restoreコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。


削除

ここでは、不要になった世代の、システムイメージのバックアップの削除について説明します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[バックアップリストア]-[削除]を選択します。

    [システムイメージの削除]ダイアログが表示されます。

  2. 削除するシステムイメージの世代を選択します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    バックアップされたシステムイメージの削除が行われます。

コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。
rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。