バックアップされた資源のリストアの運用方法を説明します。
マネージャーの停止
共通サービスの停止
本製品の資源のリストア
共通サービスの起動
マネージャーの起動
イメージ管理情報の設定
ネットワーク機器設定用ファイルのバックアップ情報の最新化
L-Platform申請の無効化
稼動状況情報の構成情報の更新
冗長構成のActive Directory設定
以下のコマンドを実行して、マネージャーを停止します。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.19 rcxmgrctl」を参照してください。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrctl stop <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxmgrctl stop <RETURN>
マネージャーと同じマシンでSystemwalker Centric Managerを運用している場合、以下のコマンドを実行してマネージャーとSystemwalker Centric Managerの共通のサービスを停止します。
>poperationmgr /a <RETURN>
# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr -a <RETURN>
本製品の資源をリストアします。以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「6.7 rcxmgrrestore」を参照してください。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrrestore -dir directory <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxmgrrestore -dir directory <RETURN>
ネットワーク機器設定ファイル管理機能を使用し、「10.1.2.2 本製品の資源のバックアップ」の手順でフォルダーを退避している場合、以下のフォルダー配下の内容を退避していた情報に入れ替えてください。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\var\netdevice\
# /var/opt/FJSVrcvmr/netdevice/
マネージャーと同じマシンでSystemwalker Centric Managerを運用している場合、以下のコマンドを実行してマネージャーとSystemwalker Centric Managerの共通のサービスを起動します。
>soperationmgr /a <RETURN>
# /opt/systemwalker/bin/soperationmgr -a <RETURN>
以下のコマンドを実行して、マネージャーを起動します。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.19 rcxmgrctl」を参照してください。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrctl start <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxmgrctl start <RETURN>
バックアップ時に退避した以下のイメージ管理情報が変更されていた場合に、設定し直します。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.9 rcxadm imagemgr」を参照してください。
スナップショットの保存世代数
valueには、バックアップ時に退避した保存世代数を指定します。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm imagemgr set -attr vm.snapshot.maxversion=value <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm imagemgr set -attr vm.snapshot.maxversion=value <RETURN>
管理サーバのバックアップ後にネットワーク機器設定用ファイルのバックアップを実施していた場合、管理サーバのリストアにより、ネットワーク機器設定用ファイルのバックアップ情報は失われます。
管理サーバのリストア後、以下のコマンドを実行して、管理サーバのバックアップ情報の最新化を実施してください。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm netdevice cfbackup -name name -type type <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice cfbackup -name name -type type <RETURN>
管理サーバのオンラインバックアップを行った場合には、申請プロセスが存在しなくなったL-Platformの申請を無効化するための処理を実行します。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「10.12 recoverAllService (L-Platform申請の無効化)」を参照してください。
>インストールフォルダー\RCXCTMG\MyPortal\bin\recoverAllService.bat <RETURN>
# /opt/FJSVctmyp/bin/recoverAllService.sh <RETURN>
以下のコマンドを実行して、稼動状況情報の構成情報を更新します。
コマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「13.1 cmdbrefresh (稼動状況の構成情報の更新)」を参照してください。
>インストールフォルダー\SWRBAM\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe -a -q <RETURN>
# /opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrefresh.sh -a -q <RETURN>
ServerView Operations Managerのシングルサインオン機能を利用するActive Directoryを冗長構成で運用する場合は、以下の設定を行ってください。
リストア時に本製品を再インストールしないで復旧した場合
以下の手順を行い、関連製品とのユーザー情報の整合性を取ってください。
本製品のユーザー情報を出力します。
以下のコマンドを実行して、ユーザーの一覧情報をXML形式で出力します。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm user list -format xml -outfile outfile <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm user list -format xml -outfile outfile <RETURN>
rcxadm user listコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「7.1 rcxadm user」を参照してください。
Active Directoryのユーザー情報を復旧します。
手順1.で出力したユーザー情報を確認した結果、Active Directoryにユーザー情報が登録されていない場合はActive Directoryを操作してユーザー情報を再設定してください。
ユーザー情報を再登録して、関連製品との整合性を取ります。
以下のコマンドを実行して、手順1.で出力したユーザー情報を再登録し、関連製品とのユーザー情報の整合性を取ります。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm user modify -file file.xml <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm user modify -file file.xml <RETURN>
rcxadm user modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「7.1 rcxadm user」を参照してください。
リストア時に本製品を再インストールして復旧した場合
以下の手順を行い、本製品の再設定と、関連製品とのユーザー情報の整合性を取ってください。
冗長構成のActive Directoryを利用する場合の設定をやり直します。
設定の詳細は、「導入ガイド CE」の「付録L 冗長構成のActive Directoryを利用する場合の移行手順」を参照してください。
Active Directoryのユーザー情報を確認します。
以下のコマンドを実行して表示されるユーザー情報を確認した結果、Active Directoryにユーザー情報が登録されていない場合はActive Directoryを操作してユーザー情報を再設定してください。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm user list <RETURN>
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm user list <RETURN>
rcxadm user listコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「7.1 rcxadm user」を参照してください。