ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

C.5.8 [OS]タブ設定

OVM for x86 2.2では、[OS]タブの値を指定しても設定されません。

ただし、OSプロパティ定義ファイルにコンソールパスワードを指定する必要があります。

OSプロパティ定義ファイル

Oracle VM ManagerでVMゲストを作成するには、Oracle VM ManagerからVMゲストのコンソールに接続するための、コンソールパスワードを指定する必要があります。コンソールパスワードは、事前にOSプロパティ定義ファイルに指定する必要があります。OSプロパティ定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

定義ファイル名は、ユーザーグループごととシステム共通で利用できる定義を分けて使用できます。ユーザーグループごとの定義ファイルとシステム共通の定義ファイルのキーが重複した場合、ユーザーグループごとの定義ファイルに記載されている値が優先されます。

  • ユーザーグループごと

    os_setting_ユーザーグループ名.rcxprop

  • システム共通

    os_setting.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

キー =

コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目

定義ファイルで以下の項目を指定します。それ以外のキーの指定は無視されます。

表C.20 指定項目一覧

指定項目

キー

備考

コンソールパスワード

console_password

半角英数字、アンダースコア("_")で構成された1~24文字の文字列を指定します。

コンソールを表示するために必要なパスワードを指定します。

定義ファイル例

定義ファイルの例を以下に示します。

# group A
console_password = xxxxxxxx