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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

18.14 ダッシュボード(プール状況)のデータベースの設定

ダッシュボード(プール状況)を利用するために、データベースの設定を行ってください。

設定方法

以下の手順を実施してください。

  1. 将来的に設定されるプール数とL-Serverテンプレート数を見積もります。

    プールおよびL-Serverテンプレートは以下を指します。

    • VMプール、サーバプール、ストレージプール、ネットワークプール、アドレスプール

    • 仮想L-Serverテンプレート、物理L-Serverテンプレート

    注意

    デフォルトでは、テナント作成時にローカルプールが自動的に作成されます。
    プール数を見積もるときには、その数も見積に入れてください。

  2. 以下のファイルを利用して、1で見積もりしたプール数とL-Serverテンプレート数から必要なFSM(Free Space Map)値を算出します。

    【Windowsマネージャー】

    インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\setup\files\documents\dsb_fsm.xls

    【Linuxマネージャー】

    /opt/FJSVctdsb/documents/dsb_fsm.xls

    ExcelシートはWindows環境でご利用ください。

    "FSM計算"シートの太黒枠に数値を入力してください。

    "FSM値"に算出したFSM値が出力されます。

  3. ダッシュボード(プール状況)のデータベース(PostgreSQL)の設定ファイルをバックアップします。

    以下のディレクトリにあるpostgresql.confファイルをバックアップします。

    【Windowsマネージャー】

    インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\var\pgsql\db

    【Linuxマネージャー】

    /var/opt/FJSVctdsb/pgsql/db

    コピー元ファイル名:postgresql.conf

    コピー先ファイル名:postgresql.conf.org

  4. postgresql.confファイルのパラメーター値を編集し保存します。

    編集するパラメーター:max_fsm_pages = xxxxxx

    設定する値:2で算出したFSM値("FSM計算"シート:黄色地)を設定します。

  5. ダッシュボード(プール状況)を再起動します。

    以下の手順を実施してください。

    1. 以下のコマンドを実行し、ダッシュボード(プール状況)を停止します。

      【Windowsマネージャー】

      インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\bin\dsb_pool_stop

      【Linuxマネージャー】

      /opt/FJSVctdsb/bin/dsb_pool_stop.sh
    2. 以下のコマンドを実行し、ダッシュボード(プール状況)を起動します。

      【Windowsマネージャー】

      インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\bin\dsb_pool_start

      【Linuxマネージャー】

      /opt/FJSVctdsb/bin/dsb_pool_start.sh

参考

現在の本製品上で動作しているプール数とL-Serverテンプレート数のカウント方法は以下のとおりです。
なお、運用中にプール数とL-Serverテンプレート数が見積もり数を超える場合、再設定を実施してください。

  • プール数

    rcxadm pool listコマンドで、プールの一覧を表示します。

    一覧表示されたプールのうち、TYPEがVM、Server、Storage、Network、Addressの各プールの数をカウントします。

    TYPE

    意味

    VM

    VMプール

    Server

    サーバプール

    Storage

    ストレージプール

    Network

    ネットワークプール

    Address

    アドレスプール

  • L-Serverテンプレート数

    rcxadm template listコマンドで L-Serverテンプレート一覧を表示します。

    一覧表示されたL-Serverテンプレートのうち、TYPEがVirtualとPhysicalのそれぞれの数をカウントします。

    TYPE

    意味

    Virtual

    仮想L-Serverテンプレート

    Physical

    物理L-Serverテンプレート