ダッシュボード(プール状況)を利用するために、データベースの設定を行ってください。
設定方法
以下の手順を実施してください。
将来的に設定されるプール数とL-Serverテンプレート数を見積もります。
プールおよびL-Serverテンプレートは以下を指します。
VMプール、サーバプール、ストレージプール、ネットワークプール、アドレスプール
仮想L-Serverテンプレート、物理L-Serverテンプレート
注意
デフォルトでは、テナント作成時にローカルプールが自動的に作成されます。
プール数を見積もるときには、その数も見積に入れてください。
以下のファイルを利用して、1で見積もりしたプール数とL-Serverテンプレート数から必要なFSM(Free Space Map)値を算出します。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\setup\files\documents\dsb_fsm.xls
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVctdsb/documents/dsb_fsm.xls
ExcelシートはWindows環境でご利用ください。
"FSM計算"シートの太黒枠に数値を入力してください。
"FSM値"に算出したFSM値が出力されます。
ダッシュボード(プール状況)のデータベース(PostgreSQL)の設定ファイルをバックアップします。
以下のディレクトリにあるpostgresql.confファイルをバックアップします。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\var\pgsql\db
【Linuxマネージャー】
/var/opt/FJSVctdsb/pgsql/db
コピー元ファイル名:postgresql.conf
コピー先ファイル名:postgresql.conf.org
postgresql.confファイルのパラメーター値を編集し保存します。
編集するパラメーター:max_fsm_pages = xxxxxx
設定する値:2で算出したFSM値("FSM計算"シート:黄色地)を設定します。
ダッシュボード(プール状況)を再起動します。
以下の手順を実施してください。
以下のコマンドを実行し、ダッシュボード(プール状況)を停止します。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\bin\dsb_pool_stop
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVctdsb/bin/dsb_pool_stop.sh
以下のコマンドを実行し、ダッシュボード(プール状況)を起動します。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\Dashboard\bin\dsb_pool_start
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVctdsb/bin/dsb_pool_start.sh
参考
現在の本製品上で動作しているプール数とL-Serverテンプレート数のカウント方法は以下のとおりです。
なお、運用中にプール数とL-Serverテンプレート数が見積もり数を超える場合、再設定を実施してください。
プール数
rcxadm pool listコマンドで、プールの一覧を表示します。
一覧表示されたプールのうち、TYPEがVM、Server、Storage、Network、Addressの各プールの数をカウントします。
TYPE | 意味 |
---|---|
VM | VMプール |
Server | サーバプール |
Storage | ストレージプール |
Network | ネットワークプール |
Address | アドレスプール |
L-Serverテンプレート数
rcxadm template listコマンドで L-Serverテンプレート一覧を表示します。
一覧表示されたL-Serverテンプレートのうち、TYPEがVirtualとPhysicalのそれぞれの数をカウントします。
TYPE | 意味 |
---|---|
Virtual | 仮想L-Serverテンプレート |
Physical | 物理L-Serverテンプレート |