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Symfoware Server V12.2.0 Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.2.2 リソース

リソース制御のための以下を決定します。

ポイント

既存システムから集約する場合は、集約前にSystemwalker Service Quality Coordinatorなどの性能監視ソフトウェアを利用して、集約元のCPUやメモリなどの使用量を測定してください。測定した結果をもとに、集約先の環境で必要となるCPUやメモリ量を算出し、その値をcgroupに設定してください。

CPU時間の相対的配分

リソース制御を行うインスタンスが使用できるCPU時間の使用割合を決定します。
値の指定方法については、“6.1 pgx_dbinstance”を参照してください。


物理メモリ使用量の最大値

使用可能な物理メモリの最大値を決定します。


I/Oアクセスの相対比率

cgroup内のブロックデバイスに対するI/Oアクセスの相対的比率を決定します。
値の指定方法については、“6.1 pgx_dbinstance”を参照してください。


cgroupのグループ名
[RHEL6の場合]

リソース制御を行うcgroupのグループ名を決定します。以下のすべての条件を満たす必要があります。アルファベットの大文字と小文字は区別されます。デフォルトは“symfosvoi_インスタンス名”になります。

  • 32バイト以内

  • 先頭1バイトがASCIIアルファベット

  • 先頭1バイト以外が、ASCIIアルファベット、ASCII数字または下線(“_”)

[RHEL7の場合]

リソース制御を行うcgroupのスライス名を決定します。以下のすべての条件を満たす必要があります。アルファベットの大文字と小文字は区別します。スライス名は“system-symfosvoi-決定した名前”となります。デフォルトは“system-symfosvoi-インスタンス名”です。

  • 32バイト以内

  • 先頭1バイトがASCIIアルファベット

  • 先頭1バイト以外が、ASCIIアルファベット、ASCII数字または下線(“_”)


CPU時間の相対的配分、物理メモリ使用量の最大値、I/Oアクセスの相対比率は、cgroupでは、下記のパラメータに対応します。

OS

パラメータ

CPU時間の相対的配分

物理メモリ使用量の最大値

I/Oアクセスの相対比率

RHEL6

cpu.shares

memory.limit_in_bytes

blkio.weight

RHEL7

CPUShares

MemoryLimit

BlockIOWeight


注意

上記以外のパラメータの指定については、サポート対象外となります。