リソース制御のための以下を決定します。
ポイント
既存システムから集約する場合は、集約前にSystemwalker Service Quality Coordinatorなどの性能監視ソフトウェアを利用して、集約元のCPUやメモリなどの使用量を測定してください。測定した結果をもとに、集約先の環境で必要となるCPUやメモリ量を算出し、その値をcgroupに設定してください。
リソース制御を行うインスタンスが使用できるCPU時間の使用割合を決定します。
値の指定方法については、“6.1 pgx_dbinstance”を参照してください。
cgroup内のブロックデバイスに対するI/Oアクセスの相対的比率を決定します。
値の指定方法については、“6.1 pgx_dbinstance”を参照してください。
リソース制御を行うcgroupのグループ名を決定します。以下のすべての条件を満たす必要があります。アルファベットの大文字と小文字は区別されます。デフォルトは“symfosvoi_インスタンス名”になります。
32バイト以内
先頭1バイトがASCIIアルファベット
先頭1バイト以外が、ASCIIアルファベット、ASCII数字または下線(“_”)
リソース制御を行うcgroupのスライス名を決定します。以下のすべての条件を満たす必要があります。アルファベットの大文字と小文字は区別します。スライス名は“system-symfosvoi-決定した名前”となります。デフォルトは“system-symfosvoi-インスタンス名”です。
32バイト以内
先頭1バイトがASCIIアルファベット
先頭1バイト以外が、ASCIIアルファベット、ASCII数字または下線(“_”)
CPU時間の相対的配分、物理メモリ使用量の最大値、I/Oアクセスの相対比率は、cgroupでは、下記のパラメータに対応します。
OS | パラメータ | ||
---|---|---|---|
CPU時間の相対的配分 | 物理メモリ使用量の最大値 | I/Oアクセスの相対比率 | |
RHEL6 | cpu.shares | memory.limit_in_bytes | blkio.weight |
RHEL7 | CPUShares | MemoryLimit | BlockIOWeight |
注意
上記以外のパラメータの指定については、サポート対象外となります。