ログ出力フォーマット
ログ定義ファイルで任意の項目を指定することにより、ログ出力フォーマットを指定することができます。ログ出力で出力するフォーマットを示します。
参照
○のあるものは、APIでユーザが指定する項目です。
△のあるものは、ログメッセージファイルで指定する項目です。
msgFormatタグで指定されたフォーマットのパターンによって出力される項目を示します。
ログは項目の並び順で出力されます。
長さが定められている項目を出力する場合に、長さに満たない場合は、左詰めとし残りを空白で埋めます。また、長さを超える場合には、超過文字を切り捨てて出力を行います。
基本フォーマット
基本フォーマットを定義名により定義できます。定義名には次のものがあります。
出力パターンに△があるものは、com.fujitsu.uji.log.LogComposerおよびcom.fujitsu.uji.log.ext.ExtMessageComposerでのみ出力する項目です。
出力パターンに□があるものは、com.fujitsu.uji.log.LogComposerおよびcom.fujitsu.uji.log.ext.ExtLogComposer派生クラスでのみ出力する項目です。
No. | 定義名 | 項目名 | 長さ | 出力パターン | 出力内容 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | |||||
1 | %d | 時刻 | 不定 |
| △ | ○ | 出力が要求された日時 |
2 | %t | スレッド名 | 不定 |
|
| ○ | 出力を要求したスレッド名 |
3 | %s | メソッド | 不定 |
|
|
| 出力を要求したメソッド名 |
4 | %l | ログレベル | 不定 |
|
|
| 出力で指定されたレベル |
5 | %% | %記号 | 1 |
|
|
| %記号を表示 |
6 | %i | コンテキストID | 不定 | □ | □ | □ | ログ出力時のコンテキストID |
7 | %m | メッセージ本文 | 不定 | ○ | ○ | ○ | メッセージ本文
|
コンテキストIDは、以下のように括弧をつけて出力を行います。コンテキストIDが空文字列またはnullの場合、括弧は出力されません。
[コンテキストID]
フォーマットの指定が無い場合には、以下の項目を空白文字で区切って出力します。ただし、コンテキストIDとメッセージ本文の間は、空白文字で区切られません。
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtDataComposer、com.fujitsu.uji.log.ext.ExtTimeComposerおよびこれらの派生クラス
コンテキストIDメッセージ本文
その他
時刻 コンテキストIDメッセージ本文
メッセージ本文のフォーマット
メッセージ本文のフォーマットを定義名により定義できます。定義名には次のものがあります。
出力パターンに△があるものは、com.fujitsu.uji.log.ext.ExtMessageComposerおよびこの派生クラスで、デフォルトで出力する項目です。
No. | 定義名 | 項目名 | 長さ | 出力パターン | 出力内容 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||||
1 | label | ラベル(ソース名) |
| ○ | ○ | ○ | 管理コード、識別名、識別名サブを出力。長さの設定は無効 | |
label.code | 1 | 管理コード | 3 |
|
|
| 英数字、任意 | |
label.name | 2 | 識別名 | 12 |
|
|
| 英数字、任意の識別名。業務名など | |
label.subname | 3 | 識別名サブ | 9 |
|
|
| 英数字、任意の識別名。モジュール名など | |
2 | errorType | エラー種別 | 7 | △ | △ | ○ | エラー種別
| |
3 | messageID | メッセージID | 5 | ○ | ○ | ○ | 英数字 | |
4 | message | メッセージ |
| ○ | ○ | ○ | 指定のメッセージのフォーマットで出力。長さの設定は無効 |
フォーマットの指定が無い場合には、以下の項目を空白文字で区切って出力します。
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtMessageComposerおよびこの派生クラス
ラベル エラー種別 メッセージID メッセージ
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtDataComposer、com.fujitsu.uji.log.ext.ExtTimeComposerおよびこれらの派生クラス
ラベル メッセージID メッセージ
メッセージのフォーマット
使用するクラスにより出力内容が異なります。
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtMessageComposerおよびこの派生クラス
メッセージ本文のフォーマットを定義名により定義できます。定義名には次のものがあります。
No. | 定義名 | 項目名 | 長さ | 出力パターン | 出力内容 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | |||||
1 | message.session | セション情報 |
|
|
| ○ | 指定されたセション情報。長さの設定は無効 |
2 | message.body | メッセージ本体 | 不定 | ○ | ○ | ○ | メッセージ本体。置き換え指定は出現順にそれぞれ"{0}"、"{1}"、"{2}"、"{3}"、...と記述 |
フォーマットの指定が無い場合には、以下の項目を空白文字で区切って出力します。
メッセージ本体
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtDataComposerおよびこの派生クラス
メッセージ本文のフォーマットを定義名により定義できます。定義名には次のものがあります。
No. | 定義名 | 項目名 | 長さ | 出力パターン | 出力内容 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | |||||
1 | message.session | セション情報 |
| ○ | ○ | ○ | 指定されたセション情報。長さの設定は無効 |
2 | message.bodyLength | データ長 | 5 | ○ | ○ | ○ | データ本体の長さ |
3 | message.body | データ本体 | 不定 | ○ | ○ | ○ | プロパティ名=(値)の形式 |
フォーマットの指定が無い場合には、以下の項目を空白文字で区切って出力します。
セション情報 データ長 データ本体
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtTimeComposerおよびこの派生クラス
メッセージ本文のフォーマットを定義名により定義できます。定義名には次のものがあります。
No. | 定義名 | 項目名 | 長さ | 出力パターン | 出力内容 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | |||||
1 | message.session | セション情報 |
| ○ | ○ | ○ | 指定されたセション情報。長さの指定は無効 |
2 | message.start | 開始時刻 | 不定 | ○ | ○ | ○ | 時間計測開始時点の時刻 |
3 | message.current | 出力時刻 | 不定 | ○ | ○ | ○ | ログ出力時の時刻 |
4 | message.passage | 経過時間 | 不定 | ○ | ○ | ○ | 出力時刻から開始時刻の差をミリ秒単位で出力 |
フォーマットの指定が無い場合には、以下の項目を空白文字で区切って出力します。
セション情報 開始時刻 出力時刻 経過時間
セション情報のフォーマット
セション情報のフォーマットを定義名により定義できます。定義名には次のものがあります。
出力パターンに△があるものは、通信ログのデフォルトです。
No. | 定義名 | 項目名 | 長さ | 出力パターン | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
1 | session.hostName | ホスト名 | 16 | ○ | ○ | ○ |
2 | session.subSystemID | サブシステム名 | 7 | ○ | ○ | ○ |
3 | session.requestDate | 処理日 | 17 | △ | △ | ○ |
フォーマットの指定が無い場合には、以下の項目を出力します。
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtMessageComposerおよびこの派生クラス
何も出力しません。
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtDataComposerおよびこの派生クラス
区切り文字なしで出力します。処理日はyyyyMMddHHmmssSSSの形式で出力します。
ホスト名サブシステム名処理日
com.fujitsu.uji.log.ext.ExtTimeComposerおよびこの派生クラス
空白を区切り文字として出力します。
ホスト名 サブシステム名