クライアントコマンド実行環境の言語の設定、および文字コードの設定について説明します。
クライアントコマンド実行環境の言語設定は、データベースサーバのメッセージロケールの設定と合わせることを推奨します。
ポイント
データベースサーバのメッセージロケールの初期値は“en_US.utf8”です。Open SQL Administratorの[文字コードとロケールの設定]画面で、現在の設定値の確認、および変更ができます。
Linuxの場合
言語の設定は、環境変数LANGで指定します。
言語を指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGESがあります。これらの環境変数が複数設定されている場合の優先順位は、(強い)LC_ALL > LC_MESSAGES > LANG(弱い)となります。
en_US.utf8の指定例
設定例(TCシェル)
setenv LANG en_US.utf8
設定例(Bash)
LANG=en_US.utf8; export LANG
Windowsの場合
OSのロケールに従います。
Solarisの場合
言語の設定は、環境変数LANGで指定します。
言語を指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGESがあります。これらの環境変数が複数設定されている場合の優先順位は、(強い)LC_ALL > LC_MESSAGES > LANG(弱い)となります。
en_US.UTF-8の指定例
設定例(Cシェル)
setenv LANG en_US.UTF-8
設定例(Bash、Bシェル、Kシェル)
LANG=en_US.UTF-8; export LANG
クライアントコマンド実行環境の文字コードの設定とクライアント文字コードの設定を合わせておくことを推奨します。設定が合っていない場合、メッセージが文字化けする場合があります。
Linuxの場合
環境変数LANGで指定します。
文字コードを指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGESがあります。これらの環境変数が複数設定されている場合の優先順位は、(強い)LC_ALL > LC_MESSAGES > LANG(弱い)となります。
クライアント文字コードの設定が“en_US.utf8”の場合の指定例
設定例(TCシェル)
setenv LANG en_US.utf8
設定例(Bash)
LANG=en_US.utf8; export LANG
Windowsの場合
chcpコマンドで、文字コードに対応したコードページ番号を設定します。
コードページ番号については、Microsoftのホームページを参照してください。
クライアント文字コードの設定が“en_US.utf8”の場合の指定例
> chcp 65001
注意
クライアントコマンドが出力した結果が文字化けする場合があります。文字化けした場合は、コマンドプロンプトのフォントの設定を見直してください。
Solarisの場合
環境変数LANGで指定します。
文字コードを指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGESがあります。これらの環境変数が複数設定されている場合の優先順位は、(強い)LC_ALL > LC_MESSAGES > LANG(弱い)となります。
クライアント文字コードの設定が“en_US.utf8”の場合の指定例
設定例(Cシェル)
setenv LANG en_US.UTF-8
設定例(Bash、Bシェル、Kシェル)
LANG=en_US.UTF-8; export LANG